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音楽で拡がる輪

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2011年6月 2日 (木)

Balloons / Kenny Werner

Live at the Blue Note


寂しさも悲しさも、こんな綺麗な風船と一緒に空高く飛んでいってしまうといいのにな。。


わたくし的、元祖NY三大変態系ピアニストのお一人でーす。
マイナーピアノトリオ全盛、ヨーロッパのピアノを追っかけている方からすると、「・・・」って、感じなのかもしれない(汗)、しかもメジャー過ぎる?のか、まわりであんまり話題にならん現状です。今更、って、ことなのかもね。
でも、ピアノの好きな方には、灯台もと暗し、って、感じでこの方の弾くピアノの洗練された美しさは、欧州のピアニストに負けないし、巧く言えないけど、ニューヨークはブルックリ生まれって、ブルースフィーリング、ダークなジャズのエッセンスをみにまとってます。ちょっと、ひねてるけど、、好き。
デンマークのレジェンドなドラマー、アレックスリールがお国の重鎮のベーシスト、ルンゴー、マッドたちと組んで、ピアノを交代で代えて沢山のピアノトリオのアルバムを作っていますが、その中での一番のお気に入りはわたしはAlex Riel 、Kenny Werner 、Jesper Lundgaard の「Celebration」。ポーランドのミュージシャンと組んだ心の陰のような暗い暗いアルバムも大好きです。少し前に愛するお嬢様を事故で亡くされて、娘さんに捧げた感のあるクラシカルな「NO BEGINNING NO END」もよかったですし、その後にでたソロ「New York Love Songs」もケニーワーナーの美学が満載でした。そう、、この中の1曲Back Home Againは、ジャズ批評のメロディ大賞に推薦したのでありました。
つうことで、なにげにこのブログには、ケニーワーナー絡みが潜んでます。(笑)

つうことで、随分、前に来た新作です。今回は、大好きなランディもいたりするわたくし的きらきら星盤。もちろん、全部オリジナル!そして、ライブ録音です。

幕開けは、リリシズム溢れるワーナーのピアノから始まるSada。ソフィスティケイテッドなサウンドで、デビッドサンチェスの感情を抑えたサックスソロが哀愁をかき立てる。最後に拍手が入って、ライブと気がつく。。
ランディがワーナーの描く世界で、ドラムのサンチェスにプッシュされてハードボイルドに攻めルSiena。ここから、デビッド、ワーナーとソロを回していきますが、リーダーのワーナーの盛り上がりは流石、って、感じ。2管のアンサンブルもとても美しい。
ワーナーがソロで蒼白い光を放ちながら語り出すBalloons。ビターな演奏が続き凛とした空気を生む。。リズム隊がフィルインして、ホーンが重なり次第にエモショナルな世界へ。ジョンパチさまの強靱なバネに支えられた力強いくっきりしたソロが印象的。途中からテンポが早まるランディのストレートアヘッドなソロもかっこいい。続く、デビッドのソロも秀逸。功労者は、緩急つけてプッシュしてくるドラムのサンチェスかしら。。18分近い演奏、各人のソロ時間をタップリとった長尺演奏となってます。
ラストClass Dismissedは、頭からスリリングに走っていく。アルバム全編でワーナーのピアノに的確に反応していくドラムのサンチェスに最後の最後にソロが回ってくるんだけど、ライブ会場で一気に聴衆に自分の存在を誇示しちゃうあたりは、やっぱ、ただモンでない。音量そのままで、音がドンドン肉厚になっていく部分は、すげぇ、とか、声が出そうっす。拍手とメンバー紹介で終演。


全体に、洗練と渋さが漂う中、各自のソロに大きくスポットがあたった流れになっていて、汗が飛び散る型のライブ演奏ではないのだけど、ワーナーがきちんと設計した世界が構築されたアルバムです。

1. Sada
2. Siena
3. Balloons
4. Class Dismissed

Randy Brecker (tp)
David Sanchez (ts)
Kenny Werner (p)
John Patitucc i(b)
Antonio Sanchez (ds)

と、、ケニーワーナー、、思いつく感じで、こんなところがあがってました。。

Concord Duo Series Vol.10/Chris Potter Kenny Werner
Toots Thielemans & Kenny Werner
A Time For Love/Kenny Werner Jens Sondergaard
Get Riel / Alex Riel
Sail Away (Live) / Tom Harrell

六月になりましたね。
夏時間になった方々も多いのでしょうねぇ。。

んじゃ、退散♪

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JAZZ(Born In The U.S.A. )」カテゴリの記事

コメント

こちらからもTBさせていただきます。
ケニー・ワーナーのアルバムはけっこう当たり外れが多いのですが(前作は買う気さえ起きなかったです。苦笑)、本作はさすがにこのメンバーの、しかもライブ盤だけあって、久しぶりにいい感じの演奏を堪能できました。
ただし楽曲の緻密さに縛られてしまって(1曲の演奏時間も長い)、各人の自由度が高くて凄みのあるプレイをたっぷりとというわけにはいきませんでしたけどね。
こういう作曲面を重視しているワーナーも決して嫌いではないですが、わたし的にはアリ・ホーニッグ入りのピアノトリオでやっているときが一番好きなので、またぜひ一緒にやってくれると嬉しいのになあなんて思ってます。

naryさま、、おはようございます。

>こちらからもTBさせていただきます。

はい、どうも、、ありがとうございました。

>ケニー・ワーナーのアルバムはけっこう当たり外れが多いのですが(前作は買う気さえ起きなかったです。苦笑)、本作はさすがにこのメンバーの、しかもライブ盤だけあって、久しぶりにいい感じの演奏を堪能できました。

ソロですか?ソロは、ナリーさまお買い上げしませんものね。
と、奥方とのアルバムでしょうか。あれは、ジャズ、って、感じではないのですが、この方の才能の一面ですよねぇ。

>ただし楽曲の緻密さに縛られてしまって(1曲の演奏時間も長い)、各人の自由度が高くて凄みのあるプレイをたっぷりとというわけにはいきませんでしたけどね。

そうですね、、言葉はちょっとあれなんですが、ハイソサエティなアンサンブルでございました。
それでも、結構、各人のソロはこういう現場ですからあまりアウトするって感じではないけど、よかったと思いますよ。

>こういう作曲面を重視しているワーナーも決して嫌いではないですが、わたし的にはアリ・ホーニッグ入りのピアノトリオでやっているときが一番好きなので、またぜひ一緒にやってくれると嬉しいのになあなんて思ってます。

昨日、この文章をまとめてるときにFrom and Fantasyなんぞを久しぶりに聴きました。
美しすぎる、フレーズ満載で涙が出そうだなぁ。
そうですねぇ。久しぶりにトリオでだしてほしいですね。
ヴィーナスじゃないところから。(結構、きっぱり)

こんにちは
今日はいいお天気になりましたね。

このアルバムのジャケット すごくかわいい♪

こういうの見ると 買いたくなってしまいます(笑)

ピアノ・トリオもあるなら そちらも聴いてみたいです。

風船も懐かしいですよね。
今みたいに 銀色とかハデなのでなくて
ふつうに 赤や黄色の。
飛んでいかないように しっかり持っているんだけど
うっかりして フワッと空へ飛んでいっちゃう悲しい気分。子供ながらの切ない感じ。
懐かしいなぁ…

マーリンさま、、こんにちは。

>こんにちは
>今日はいいお天気になりましたね。

はいはい。でも、少し、肌寒くありませんか?
風邪気味だわ。

>このアルバムのジャケット すごくかわいい♪

うん。色が重なっているのに、透明感、軽さがあって綺麗ですよ。

>こういうの見ると 買いたくなってしまいます(笑)

>ピアノ・トリオもあるなら そちらも聴いてみたいです。

うん。ピアノトリオがいいかもね。

>風船も懐かしいですよね。
>今みたいに 銀色とかハデなのでなくて
>ふつうに 赤や黄色の。

はいはい。普通のゴムでできたのでしょ。
小さいとき、なんで浮いているのかわからなくて、父がふくらましたのが浮かばないのが不思議でした。売ってるのは、魔法がかかってるって、本気で思ってたんですよ。

>飛んでいかないように しっかり持っているんだけど
>うっかりして フワッと空へ飛んでいっちゃう悲しい気分。子供ながらの切ない感じ。

夜店で買ってもらって、、でも、次の日とかにしぼんじゃって、、
すごく、悲しかったのを覚えてます。

>懐かしいなぁ…

なんだか、2人で懐古モードになってますですよね。
マーリンさまは、マダ、早いぞぉ。
いつも、ありがとうございます。

すすっくさま

こんにちは
ジョシュアの新譜に続いてのコメントです(笑)。
最近怒涛の新譜紹介ですね。
私もジョンスコは待ち行列に入っています。
プリズムはやっぱり買いですよね。まだ買っていないのですが。
音はミュージックバードで聴きました。

で、ワーナーのこれですが、私は気に入っています。

>全体に、洗練と渋さが漂う中、各自のソロに大きくスポットがあたった流れになっていて、汗が飛び散る型のライブ演奏ではないのだけど、ワーナーがきちんと設計した世界が構築されたアルバムです。

全くおっしゃるとおりだと思います。以上!(笑)

トラバさせていただきます。

いっきさま、、

>すすっくさま

はいはい。

>こんにちは
>ジョシュアの新譜に続いてのコメントです(笑)。

はいはい。ありがとうございます。

>最近怒涛の新譜紹介ですね。

はい。
人は、それを自暴自棄とも言います。(爆)

>私もジョンスコは待ち行列に入っています。
>プリズムはやっぱり買いですよね。まだ買っていないのですが。
>音はミュージックバードで聴きました。

この二つのアルバムは、サウンド的には対局ですね。
長く、愛着を持って聴くのはジョンスコの気がするんですが、プリズムはすごいですよ。
音と音の間、なんてないです。はい。
で、ジュリアーニが、、どうしちゃったん?ってくらいにブチ切れ。
最初、これがあまりにすごくて、ちょっと、保管してました。(爆)

>で、ワーナーのこれですが、私は気に入っています。

わたくしも、いいと思うんですよ。
彼の作品、振り幅大きいのですが、こういう編成のアンサンブルは流石、って、感じ。


>>全体に、洗練と渋さが漂う中、各自のソロに大きくスポットがあたった流れになっていて、汗が飛び散る型のライブ演奏ではないのだけど、ワーナーがきちんと設計した世界が構築されたアルバムです。

>全くおっしゃるとおりだと思います。以上!(笑)

ありがとさんです。
こちらからも、追ってトラバいたしますです。

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Kenny Werner(P) Randy Brecker(Tp) David Sanchez(Ts) John Patitucci(Ac-B) Antonio Sanchez(Ds) Rec. April 17-18, 2010, Live at the Blue Note, NY (Half Note 4546) ケニー・ワーナーの前... [続きを読む]

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