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音楽で拡がる輪

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2010年3月17日 (水)

Insight / Gary Peacock Marc Copland

I
三寒四温とは良く言ったもの。
暖かな日の間に、今日のように冷たい空気の日が混じる。。
真冬の雪の日ほどでなくても、灰色の雲は重たい気分を運んでくるものです。
そんな日にぴったりのアルバムなんですね。
hisaさまのBlue In Greenのコメントで思いだした。。
コープランドの美しさは天下一品だと思うのですが、霧の中に居るような、、抽象的なフレーズは好き嫌いが別れるかも。暗く不安な感覚に陥るフレーズを巧みに盛り込んで、深層心理の奥深くに忍び込む。

実は、閣下が今日ブログにあげてたソロの「Alone」も気にいってはいるのですが、二枚とも言葉にならなかったのです。このブログになってから、コープランドをあげたのはメンバーにビルスチュワートが加わった「Modinha/Marc Copland」とベースがドリューグレスに変わってる「Night Whispers / Marc Copland」。どちらも、寒さがアルバムにぴったりだと思ってる感じですね。(爆)
デュオはより内省的な感じが漂いますが、よりインティメイトな感じもあるわけで、、3月の終わりの肌寒い日にぴったりでっす。

オープナーはピーコック爺様のベースワークが素晴らしいAll Blues。
力強く、パワフルなピーコックのベースにのるコープランドのアンニュイな浮遊感のミスマッチな感覚が面白い。
2人名義のThe Wandererは不穏なムードたっぷりな透明感あるピアノが美しく響きます。
そして、私的お楽しみ、Blue In Greenは、空間を非常に大事にした美しい仕上がり。美しいメロディを大切にしながらもその空間に時々織り込まれるコープランド的なリリカルで繊細、そして不安な心持ちがたまりません。ピーコックのベースソロも聴き応えたっぷり。。曲に負けない演奏です。
Rush Hourは、少しいテンポの速い2人の掛け合いを楽しめる共作。ここから、5曲オリジナルが続き、彼らの内省的な世界に迷い込みます。コープランドのRiver's Runは繰り返しにつのる不安感。。共作のMatterhornは冷たい灰色の世界。ピーコックのThe Pondも寒々とした湖面が思い浮かぶような暗い曲。共作のGoes Out Comes In はたんたんとしたベースソロで始まる。コープランドが入っても暗さは続き、むしろ、、2人で暗さを掘り下げて行く。暗さと暗さの掛け合い。丁々発止ではないけど、この2人にしかできない関係。最後は少し現実の日の光が見えてほっとする。共作、 Late Night、動きが出てる演奏で、決して明るい演奏ではないけど、色が出てきて次曲の Cavatinaに繋がっていく。

Cavatinaは、 暗く不安な世界から抜け出したご褒美のように美しく優しいベールに包まれた曲、演奏。時々貰うアメとムチのこのアメがコープランドファンはくせになってるんだなぁ・・・。(笑)
軽快にスィンギーな In Your Own Sweet Way。Benedictionは共作、寄り添いながらも緊張感を保った演奏。
最後は、ベースソロがかっこいいSweet And Lovely。ピーコックの「はじき出すメロディ」は本当にわくわくします。2人の仲良しこよしぶりを堪能して、楽しく終了♪

全体的には暗い内省的な演奏が多いのですが、時々晴れるのです。
そんな明暗に耐えられる人にどうぞ♪

1. All Blues
2. The Wanderer
3. Blue In Green
4. Rush Hour
5. River's Run
6. Matterhorn
7. The Pond
8. Goes Out Comes In
9. Late Night
10. Cavatina
11. In Your Own Sweet Way
12. Benediction
13. Sweet And Lovely

Gary Peacock (b)
Marc Copland (p)

寒いなァ。。
ご飯にしなくちゃね。
んじゃ、退散♪



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コメント

TITLE: TBさせていただきます
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この録音、確か’05年と’07年の2回録音で、最近のゲイリー・ピーコックはご病気説も出ていて心配なのですが、この時点では2人でいい演奏を聴かせてくれますね。

自分がコープランド・ファンになった時は、まだこれだけ独特なピアノ・サウンドでもなかったし、今みたいに注目されるなんて思ってもいなかったですから、何だか不思議な気持ちです。幽玄というか耽美というか。特に日本では好まれそうなピアノではあります。確かに寒いシーズンに合いそうですね。お酒は日本酒かなあ。

TITLE: ありがとうございまっす
SECRET: 0
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910さま、、ちょっと、ご無沙汰でした。

>この録音、確か’05年と’07年の2回録音で、最近のゲイリー・ピーコックはご病気説も出ていて心配なのですが、この時点では2人でいい演奏を聴かせてくれますね。

えぇ。。病気なの?
ここでは。なかなか。元気にキックしてますよねぇ。。


>自分がコープランド・ファンになった時は、まだこれだけ独特なピアノ・サウンドでもなかったし、今みたいに注目されるなんて思ってもいなかったですから、何だか不思議な気持ちです。

なるほど。。
彼は最初サックスだったんですよねぇ。
コーエンって、名前だった。ピアノに転向しても最初はこのなまえでしたよねぇ。。

>幽玄というか耽美というか。特に日本では好まれそうなピアノではあります。

繊細で内省的、陽気とか無縁な世界でくらいものねぇ。。

>確かに寒いシーズンに合いそうですね。お酒は日本酒かなあ。

夏場に聴くとクールな風がふいて、、幽霊でてきそう。。
淡麗辛口大吟醸。

って。ことでとらばありがとうございました。

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