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音楽で拡がる輪

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2009年10月23日 (金)

Sight / Adam Rogers

AX
晴れました。
窓を思いっきり開けたら、空気は思ったより冷たい。。
4時も過ぎると斜めに伸びた陽には茜色が雑じる。

秋は外に出ると晴れていても風の音がする。
10月の風はざわざわいう紅葉したブナの葉の音。
新緑の頃はさわさわと清々しい音なのにな。。
やがて、、がさがさした音になって、、地上に舞い降りてきます。

センチな気分になりやすい秋は、知らない間に秋に似合う音を探してしまいます。
先日から、渋いテナートリオのRemembrance/John Patitucciを聴いてました。
ブログアップしようと思ってたら、、なんと、盤が見つからないのです。うむ。。
その次に予定してた、秋の似合うギタートリオに変更。(笑)

Adam Rogersは、最近はクリポタのUltrahangにクランツの後釜で入っていたのですが、ソリッドなギターでエッジきかせてギンギンに弾きまくって、このバンドにぴったりなギターに変身してました。こんなヤツが新人なわけはなくて、今は亡きマイケルブレッカーに大変かわいがられた才能あるギターです。Wide Angles/Michael Brecker Quindectここにもいるね。これで、来日もしているはずです。
メセニーとかジムホとか好きな人は、気になる存在だと思います。
ここでは、2作目のAllegory/Adam Rogers Quintet、前回のトリオ盤Time and the Infinite
なんて、2作をご紹介すみです。

この人、、リーダー作はセミアコ使って、甘い音色でテクニカルにクールにジャズを聴かせてくれる人です。アコギにもこだわっていて、ジャズギターリストとしての信念みたいなものがガッチリ出てるアルバムが多いのですが。かなりテクニカルなフレーズ満載だったりするのですが、派手な感じがまったくなくてこのアルバムも渋いです。前作もギタートリオだったし、ますます自信がついてきてるのかなぁ。
シングルノートとジャズギター独特の雰囲気をだすコードソロの絶妙な塩梅、、そして、とぎれることなく溢れ出る現代感覚溢れたフレージングが渋くてかっこいいのですねぇ。何度聴いても飽きない。
このアルバムは、前回とはベースもドラムも代わったギタートリオです。
オリジナル4曲、スタンダード、ミュージシャン曲等全10曲。

まずは、彼のオリジナルでタイトル曲Sightで幕開け。ちょっと暗めで静寂な雰囲気。トリッキーな感じの曲をたんたんと弾きまくるストイックな感じは本当に痺れる。繊細だけど攻撃的なギターにドラムもベースもぴったりくっついて盛り上げる。これでもかと繰り返されるフレーズにのせられて気がつくと6分半があっという間におわってしまう。後半自ら弾くピアノを重ねて崩れ落ちそうな不安感を煽る。
2曲目は誰もが知ってるI Hear A Rhapsodyを。でも、かなり凝ってる、ひねくれてる。グラントグリーン張りのしつこさがストーカー風の恐怖を煽る。スリリングだよねぇ。。(爆)
無機質で単調な感じの曲の複雑怪奇な曲。

う~~ん、ここまでかなり地味なんですけど、静寂なんですけど、空間が多いわけでは全然なくて、むしろかなり音数が多い。ところがこれが五月蠅くぶつかり合うことなく進行していくのです。すげぇのだ。

Yesterdays。その心意気はこういった手垢のついたスタンダードでもう全力で発揮される。
オーソドックスな雰囲気だけど、途中、テンポが代わり憂鬱に歪んだ時間がダリの世界みたい。
続くオリジナルは、ゆったりとしたMemory's Translucence。でも、エッシャーのだまし絵のように自分が何処にいるのかわからなくなってしまいます。
いかにもモンクらしい音の階段のLet's Cool One。高速パッセージも軽やか軽やか。
冒頭から難解そうなHourglass。彼のオリジナル。暗く疾走するギターは派手さは全くないけど、めちゃくちゃかっこいいです。

おぉ。。大好きなThe Moontrane。切れ味のいいショウのトランペットで先日リーダー盤とユニティを聴いたばかりですぜぇ。こちらも切れ味よく仕上げって、ダンディにスィング。

9曲目はナイロン弦によるアコギ演奏。前回はこの辺がだいぶフィチャーされていたので、彼はこの路線も好きなのだと思います。哀愁の漂うメロディ、うっとりする音色、ギタープレイで乙女心をくすぐります。
終演はバップ曲。バードのDexterity。たんたんと弾きまくって、バース交換もありClarence Pennは凄かったな。。

今を生きてるギターが大好きな人に。
渋くサウンドです。はい。

1.Sight
2.I Hear A Rhapsody
3.Kaleidoscope
4.Yesterdays
5.Memory's Translucence
6.Let's Cool One
7.Hourglass
8.The Moontrane
9.Beautiful Love
10.Dexterity

Adam Rogers (g,p #1)
John Patitucci (b)
Clarence Penn (ds)

このお方、、わたくしてきには、Kurt Rosenwinkelあたりとならんで好き。最近は、Oz Noyがここに割り込んできてるのですが、やっぱり、愛着も含めてこの2人は断トツ。あ、、ジョナサン・クライスバーグ(訂正しましたン)もいたなぁ。。
あと、ジェシバンルーラーとか、ピータバンスタインとかも大好きですが。。現代的なアプローチですけど、サウンドのスタイルちょっと違うし。


★新潟で週末こんなライブ聴けます。★


百々 徹@ジャズフラッシュ(23日 19:30~)
百々 徹 (Pf)、 高道晴久 (B)、中村 雄二郎 (Dr)
まずは、今日。今日、新潟にはピアノの百々さんがきている。フラッシュでライブする。
去年、半分だけライブ聴いた。
勝手にツンとした冷たいニューヨーカーなイメージ持ってたんだけど、、(爆)
ドラマチックな曲を作る、ユーモア溢れる人で、、めちゃ細長くて可愛かった。
今年こそは、全部聴きたかったなぁ。凄く、残念。
しかし、、いまだにドトールコーヒーのキャラクターにはなっていないようである。。
これも、残念。

藤井 政美@ジャズフラッシュ(24日 19:30~)
藤井 政美 (Sax)、二野 明 (Pf)文河 潤 (B)、本間 克範 (Dr)
藤井さんは広島のサックス吹きです。何故か新潟によく来る。きっと、好みだと思うんだけど、いまだに一度も聴いてない。。
いつか、いつか、って、、何時も、、残念。
あ、日曜日にもするね。
藤井 政美@スワン(25日 15:00~)
藤井政美(sax)、二野明(p) 横田康雄(b)、本間克範(ds)

んじゃ、退散♪



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JAZZ(Born In The U.S.A. )」カテゴリの記事

コメント

TITLE: TBさせていただきます
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最近、ギター・トリオでいいアルバムが多いですけど、今年のアルバムの中では、これがいちばん好みでした。ウェイン・クランツとか、オズ・ノイとか、ライバルは多いですが、1ギタリスト1ジャンルと言われて久しく、そういう意味でも、向かうところ敵なし、なんじゃないでしょうか(なんちゃって(笑))。

とにかく好みなんですよねえ(理屈ではなく)。

TITLE: Re:Sight / Adam Rogers
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Adam Rogers!進化し続けてます。ギンギンに弾いたほうがすきですが、ジャズギターの鬼になってる変態プレーもたまりませんよね。

TITLE: TBさせていただきます
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わたし的にはアコギ曲が多くて、全般的に大人しく感じた前作よりも本作の方が好きです。
またトリオとしてもよくまとまっていると思いました。
似たようなタイプのギタリストとしてはローゼンウィンケルの他に、元ロック・ギタリストのジョナサン・クライスバーグもなかなかいいですね。

http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/5266eaf83bf6dd06a4255ebebf114717/83

TITLE: おはようございます。
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910さま、、また、トラバ入らなくなってしまいました。

>最近、ギター・トリオでいいアルバムが多いですけど、今年のアルバムの中では、これがいちばん好みでした。ウェイン・クランツとか、オズ・ノイとか、ライバルは多いですが、1ギタリスト1ジャンルと言われて久しく、そういう意味でも、向かうところ敵なし、なんじゃないでしょうか(なんちゃって(笑))。

う~~ん、ジャズギターとして考えたとき、このギタートリオは凄かったです。
ドウシチャッタンだろう、、って、最近、いろんなミュージシャンに叫んでるんですけど。
あと、去年仕入れたカートのライブ盤もよかったけど、サックス入ってますしね。


>とにかく好みなんですよねえ(理屈ではなく)。

一緒です。
ホント、実は手に入れてから、、他のジャズのギタートリオもいろいろ試してみてるんですけど、、好みなんでしょうねぇ・・

また。あとでトラバしてみます。
ありがとうございました。

TITLE: これもいいですよねぇ。
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ギタ~らさま、おはようございます。
基本的にロックなギターがお好きなのですよね。

>Adam Rogers!進化し続けてます。ギンギンに弾いたほうがすきですが、ジャズギターの鬼になってる変態プレーもたまりませんよね。

そうですよねぇ・・
かっこいいのですけど、何をやっているのか。。ちゃんとわかんないんですよねぇ・・(恥)
でも、すばらしいテクニックだってのは、聴いててわかります。

TITLE: John Patitucciでしょう。
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TBありがとうございます。逆TBさせていただきます。
この盤はJohn Patitucciとの相乗効果の感も強いかなぁと..。

ギタリストはいろいろ気になる人多くいます。
最近、ギター入りのアルバムが多くリリースされている感じもありますので、活躍の場も増えているんじゃないですかね。

TITLE: ご指摘(爆)ありがとうございました。
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naryさま、はようございます。
そう、、ジョナサンカッツではなくて、ジョナサンクライスバーグですよね。
うむ。。クリスクロスって、ギターリストの宝庫ですねぇ。。
地味なジェケットも好きだな。(笑)

>わたし的にはアコギ曲が多くて、全般的に大人しく感じた前作よりも本作の方が好きです。

そうなんですよね。
アコギお好きでなじゃったですね。
前回もよかったけど、こっちの方がわたくしも断然好きです。

>またトリオとしてもよくまとまっていると思いました。

そう。。ビルスチュ、コリーも捨てがたいですけど。
John Patitucci こと、ジョンパチは、賢い感じがあってるかもしれないですよねぇ。。

>似たようなタイプのギタリストとしてはローゼンウィンケルの他に、元ロック・ギタリストのジョナサン・クライスバーグもなかなかいいですね。

はい。で、なおしました。
かれも、昔のアルバムはもう一つだったのですが、最近のアルバムはかっこいいですよねぇ。。
凄いと思います。

トラバしました。
ありがとうございました。

TITLE: おぉ。。
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oza。さま、ベースいいですよね。

>TBありがとうございます。逆TBさせていただきます。

はいはい。
ありがとう。最近、後追いばかりだな。

>この盤はJohn Patitucciとの相乗効果の感も強いかなぁと..。

そうだよねぇ。
彼の思索的な知的な部分といい感じにあってると思います。


>ギタリストはいろいろ気になる人多くいます。

はいはい。一緒。
でも、ロジャーズとか、、やっぱり、別格。

>最近、ギター入りのアルバムが多くリリースされている感じもありますので、活躍の場も増えているんじゃないですかね。

そうかしら。
クリポタのアンダーグランドでも聴きたいのですけど、、
来日して、小さい箱でトリオも聴きたい。

ありがとうございました。

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