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音楽で拡がる輪

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2008年8月 4日 (月)

Worship of Self/ Lars Jansson Trio・Ensemble MidtVest

AX
晴れた山の頂から見えた谷間の村は、ひっそりとまるで半分眠っているようでした。
絵はがきで見たことがあるような、、牧畜を生業にしている、素朴で静かな感じの村。
でも、、少し、首を振ると、視線の先には違う国の谷間が見える。
そして、、顔を少し上げ視線を遙か彼方に持って行くと、そこはまた異国。。
地図を見ながら、その山や村の名前を確認していく。。
地図にあって、、目の前にはないもの。。
それは、境界線。国境は、目では見えません。。

最近、ボーダレスって、言葉を良く聞きます。
そのまま、境界が薄れた状態。また、そのさま。。みたいな事で、
国境を意識せずに、、自由に行き来出来ること、、そんな、意味合いから、
いろんな場面で、似たような現象を表現することが多いですよね。
音楽、、そう、ジャズの中でも、便利に使われてます。

音楽に境はない、って、言う人もいますけど、、(ジャンルとかカテゴリーみたいなモンのこと)
私は、音楽にもいろいろな線引きがあると思いますです。
音楽にはその線を越えるのに、誰かの(第三者の)許可を得る必要がないですけれどね。

人気ジャズピアニスト、ラーシュヤンソンの中には、いろいろな音楽が見え隠れする。
その中でも、誰もが感じるのが「クラシック」だと思います。ポピュラー、ロックもあるよね。フォークロアな音楽も。。
きっと、彼の中ではそれらの間を行き来することは不自然な事でも特殊なことでもないのでしょう。
人が自身の中に持つ内なる世界は究極のボーダレスな世界だと思うので、彼自身中ではそれらはきっと同次元に存在するんだろうと思うのですが。。
しかし、それがいったん外の世界にでたときには、目に見える形として他人に示し納得してもらわなくてはならないですよねッ。
ジャズとクラシックの融合、、ジャズのミュージシャンも多くは、クラシックからはいる事が多いわけで、ジャズもクラシックも自分の大切な一部だ、と、感じている人は多いのではないでしょうか。。
特に、ヨーロッパのミュージシャンは、その傾向が普段のジャズの演奏からでも顕著な気がします。

相変わらず、、前置きが長くなりましたが(^_^)::
今回のアルバムは、ヤンソンの夢、、
「自分の楽曲を編成の大きなアンサンブル用にアレンジし、ジャズとクラシックの表現を合体させること」
が、私たちファン前に届けられたわけです。
11曲全てオリジナル。新しいレギュラーピアノトリオとミッドヴェスト九重奏団と造り上げた作品です。
ライナーにも、ネット上にもヤンソン自らによる各曲の解説がなされており、試聴も可能だったりいたします。

大好きなヤンソンメロディ。そこに木管、ストリングスの優美で美しいハーモニーが加わり、彼がリスナーに伝えたかったものをより鮮明に絵画的に表現している気がいたしました。
ジャズミュージシャンがインストを演奏する場合、基本的には聴き手にその解釈みたいなものはあずけられてしまうと思います。音は、彼らから話された瞬間から、彼らの音であるけど、受けた側がどうに解釈しようとかまわないのだけれど、ヤンソンの音楽、演奏の場合、何か特定の意志とか気持ちとか、、自然に感じるものが多いのですが。。

そして、とても不思議なのは、これだけクラシックの要素が強くても、彼らの演奏はいつもと変わらないというか。。やはり、ジャズだなぁ、、って、思うのです。
この美しく統制のとれた音の中にいたら、そちらに同化してもおかしくないと思うのですけれど。
クラシカルな雰囲気から静かに弾きはじめる彼のピアノは、他全てのの楽器の音の持つ存在感と同じくらいの存在感があり、やはりクラシックとは異質であると、思うのです。
しかしながら違和感ない、究極のボーダレスだと思うのです。
彼はいつもの彼でいて、でも、クラシックの音の中で「普通」に存在しているのです。
いわゆるピアノトリオ with ストリングスって、イメージでなくて、もっと、自然に一体感のあるサウンドになってました。

曲によって、いろいろ場面展開が違っているのですが、ジャズよりの曲で、ベースのスペリングやドラムのシェルベリのソロをフィーチャーした曲は、やっぱり、嬉しくなってしまうのでした。
やはり素晴らしいのは、彼のピアノ。何度も繰り返してしましますが、どんな状況であっても彼のピアノは、彼の音。彼の心。。。
聴き慣れたメロディだから彼を思い浮かべるのではなくて、音に彼自身がつまっている気がします。
ギヴィングレシービングのソロに目が潤むファンは少なくないでしょう。。
私には、難しいことも専門的なこともわからない、、
でも、自分の心の中の湖に静かにさざ波がおこるのがわかります。
一緒に共振してるのですネ。

夏の陽ざしに疲れたあなた。。
狂ったような暑さなの中でも、、夕方、何か喧噪が静まる瞬間ってありますよね。
永遠に続くのではないかと思われる、暑さ、気怠さ、、それが、一瞬、なくなる瞬間。
そんな時、何か永遠と続く時の流れや、果てしなく広がる宇宙を感じるでしょ?
そんな扉を開けたときにきこえてきそうな音楽でした。。

1 Savasan
2 Schooldance
3 River Falls
4 The wounded healer can heal
5 Pinot Noir
6 Where is the blues 1
7 Giving Receiving
8 Where is the blues 3
9 What is tomorrow
11 Worship of Self

ーーー 曲順、曲数が急いでコピーしたため間違っていました。訂正いたします。 ーーー

Lars Jansson (P)
Christian Spering (B)
Anders Kjellberg (Ds)

Ensemble MidtVest



ええとねぇ。。ジャケット、ブックレットのカバーアートは、お馴染み、Mimmo Palladino。
ブックレットの絵も好き☆

今日、帰ってきたら、ナイスミドルなこやぎさまから、二日目スワンのヤギブラザーズが届いてましたァ。
☆ありがとうぉ。。☆
明日、早速聴きますね。観ますね!かな?
で、、今回の「おまけ」は、、なんでしょう。。
前回のおまけは、偉く濃くて密度ぎっちり、息つく暇もないグロスマン祭りでしたけど。。
あれ、、凄いねぇ。。よくぞ。お客様、、帰らないねぇ。。(爆)って、冗談だからね。
類は類を呼ぶ、、とか、、そんな感じか。。??
そうそう!新潟ジャズストリートのユーチューブの映像をまとめたようです。
次回のご参考にネ。




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JAZZ(Far North )」カテゴリの記事

コメント

TITLE: 雄大な感じ?
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今晩は。Worship of Selfは面白そうですね。買ってみます。

TITLE: 一緒させてもらいます
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suzuckさん、久し振りです、monakaです。
色々あったり、旅行したり、凄いですね。
ラースのこのアルバム、出たときにすぐ購入して、記事を書きながら、ラースのアルバムにしては、いまいち記事の内容が弱いようで保管していました。
貴女の記事と同時にUPすることで、すこしは応援になると良いとおもいます。

なお私のTBはこちらに。

http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/cd8008eab619eead0c2287c7c9a0e90f/df

TITLE: おはようございます。
SECRET: 0
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西から東さん、いつもコメントありがとうございます。

>今晩は。Worship of Selfは面白そうですね。買ってみます。

これ、日本版なので、たぶん、ショップで売っているのではないでしょうか?
通販ももちろんオッケイですネ。
是非、どうぞ♪

TITLE: ブラザー最中さま!
SECRET: 0
PASS:
トラバありがとうございます。
そして、ご心配いただき、、本当にすみません。

>色々あったり、旅行したり、凄いですね。

つうか、、気がついたら、、八月で、、ちょっとびっくりい。。
お盆じゃありませんかぁ。。。

>ラースのこのアルバム、出たときにすぐ購入して、記事を書きながら、ラースのアルバムにしては、いまいち記事の内容が弱いようで保管していました。

拝見させていただきましたぁ。。
何となく、同じような感想なんじゃないでしょうか?
違うかなぁ。。
ベース、私もいいと思いましたが、、でも、きっとあの方なら、、
ここで、もっとクリアな音色で、一気に駆け上がるんだろうなぁ。。
なんて、思ったりして。
ないもののねだりですねぇ。。

>貴女の記事と同時にUPすることで、すこしは応援になると良いとおもいます。
ご一緒に、アップしてくださってありがとうございます。
重たい、携帯から邪魔に行きますね。

こちらかもトラバしました。

TITLE: 爽やかな 前置きが
SECRET: 0
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何より素敵!
ヤギさん 登場して EUから チベットに 山越えしたような気分にもなりました~。

TITLE: そうですかぁ。。
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おぐちゃんさま、、ちょっと、照れるなぁ。。

>何より素敵!

どうせなら、スズックさんって、素敵♪
なんて、、どう?(笑)

>ヤギさん 登場して EUから チベットに 山越えしたような気分にもなりました~。

高い山って、見ているだけでもいいですよね。
体力と知力があれば、、私も山越えしたいです。。

そう、、おぐちゃんさまの場合は、、ベース担いで行かなくちゃなりませんからねぇ。。
大変ですよねぇ。。(笑)

TITLE: 追伸
SECRET: 0
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おぐちゃんさま、、、

あちらの山羊くんは茶色だったのよ。
アルパカの赤ちゃんみたいな色だった。。

TITLE: お久しブリブリ、この盤最高!
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いやー、この盤、いいですねぇ。
録音も素晴らしいのですよ。後のミュージシャンにちょっと音痴な人が混ざっているのが難ですが(爆)、近年の愛聴盤の一枚です。

TITLE: ヒェェ~~♪
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Sugarさま、お久しブリンコぉ。

>いやー、この盤、いいですねぇ。

そう。何せ、クリスさんに人生を振り返らせる程の盤ですからね。

>録音も素晴らしいのですよ。後のミュージシャンにちょっと音痴な人が混ざっているのが難ですが(爆)、近年の愛聴盤の一枚です。

あ、そうなんだぁ。
Sugarさま、、お宅の素晴らしいオーディオ装置でそのように感じるなら、きっと凄いんでしょうねぇ。。
わたくし。。自分自身が非常に、、音痴でして。。
他人の音痴がよくわかりません。。(爆)

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