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音楽で拡がる輪

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2008年6月10日 (火)

Season of Changes/ Brian Blade & the Fellowship Band

お天気の良い日に、関越を群馬に向かって走っていると必ず風景の持つ力に圧倒されて胸がいっぱいになる場所があります。

一つは、越後三山が目の前に広がる場所、もう一つは、渋川伊香保インター手前関東平野が始まるところ…。
どんとそこに存在する山々の圧倒的な質量にいつも胸が一杯になる。
山は大きい。厳しく、こざかしさ等みじんもない。
道をうねうね抜けて、目の前がぱっと広がる関東平野の端っこ。
遙か遠くまで広がる空間の大きさにやっぱり胸がいっぱいになる。
平野は広い。全てを受け入れる寛容さがある。

なんでしょう。

人は、小さい。
限られた世界に生きている。
でも、そんな小さな世界も、実はものすごく大きいのネ。
なんか、それを実感した時って、気持ち良いのですよね。
あぁ。。自分は小さい、って、萎縮する、、って、よりも、、
自然の大さと、誰もが自分の中に持っている無限の世界と繋がり、スイッチが入るような気がします。
雄大な気分になれる。。

そんな、、早朝ドライバーの気分にぴったりなアルバムがBrian Bladeの新作。
Season of Changes。古町に行ったときに、つい、、買ってしまったので、日本盤。
アルバムから広がる情景は、実に「アメリカ」なんだけど、日本人の私にもなんかわかる。
なぜなら、それは彼らが心の中に持つアメリカ。。生まれ育った風土。。だからかな。
だから、私の中にある風土にもちゃんと連結して、やっぱり、私なりのアメリカ的情景を見せてくれます。

売れっ子、ゆえか?、、なんと、リーダー作はこれでタッタ三作目。
基本的には、7、8年前の2作と、メンバーは一緒。


ブライアンブレイドが6曲、ジョンカワードが共作を含め3曲、(日本盤はボーナストラックとしてブレイドの曲が1曲追加)

オープナーは、ブレイドの曲。
いきなりカートの美しいギターの音色と優しいフレーズ達にメロメロ。
郷愁を感じる Rubylou's Lullaby。
静かに音に厚みがまして、気づくと牧歌的な風景の中にいる。
静かな中に毅然とした感じ。。
ジョンカワードのReturn Of The Prodigal Son。レンブラントの絵にインスパイヤーされてる?
静かに始まるのですが、すぐにギターの長尺でスケールの大きなソロにノックアウトされる。
うねりながら切れ目なく続くソロは、聴いている者も何処か果てしなく遠くに連れて行かれる感じ。
ホーンライク、って、やつなんだろうけど、ホーンだったら、窒息死ですな。
続く、テナーのシリアス&スピリチュアルな演奏も好き。
で、その後ろで、場面を盛り上げていくブレイドのドラミングも素晴らしく、大好きな演奏。

このアルバムではね、ブレイドは独りで目立つことはほとんどない。
デモねぇ、、このサウンドの中に実に見事に入り込んでます。
結構、音数も多く、たたいてるんだけど、そうに感じないのが凄い。
でも、確実にねらった効果を出してると思うのね。不思議な能力。。
やっぱり、素晴らしいドラマーだよねぇ。
そのあとに入る、ジョンカワードの短いソロが、放蕩息子を全てを許し包み込む父の言葉のように優しいのです。

カントリー&フォーク調のブレイドの曲で、場面が変わる。
そして、タイトル曲、Season Of Changesはカワードの曲。これも、好き。
やっぱり、ギターが最高にかっこいい。
カートって、普段は分かりやすくエモーショナルな感じではないんだけど、このアルバムではわりとストレートに感情移入してる感じで、素晴らしい。

前半は、ジョンカワードのジャズ色の強い2曲を中心に、場面が展開。
後半は、ブレイドの短めの曲をつなげる感じで、気づくと一気に終わりのOmnになっている。
ブレイドの曲は、ジャズというより、カントリー&フォーク風であったり、ネイティブアメリカン的なメロディがあったり、、ロック&ファンクテイストだったりと実にアメリカ的。
短めの曲で、いろんな風景を描き出して、、リスナーの中で自分成りのアメリカ的な情景が広がる。

夜明けのような(始動前かなぁ。。)のイメージの5曲目のMost Precious Oneから、何かが動き出す感じの6曲目Most Precious One (Prodigy)への繋がりも大好き。特に6曲目、ロックのビートなんだけど、なんか重厚!
ウォルデンのバスクラとオルガン?フィチャーした、7、8は、深く悲しみに満ち、アメリカの歩んできた影の部分の切なさ暗さを感じる。
そして、終演はゆったりと始まるOmn。
インテンポになってから、コルトレーンライクなアルトサックスを真ん中において、スピリチュアルな演奏。
雄叫び、、胸に重くのしかかる威圧感。。
そして、かワードの硬質なピアノで奏でるソロで、精神的な解放。。
再び場面が変わって、動から静、、、そして、終演。

きちんと構成された、何かストーリ性も感じるアルバムなので、おまけはいらないナ。
おまけ好きな私ですが、おまけつけるなら、9曲目との間を充~~分、、あけて欲しかったなぁ。
45分強、ッテいう、今時珍しい短さ。
でも、大満足でしたよ。


1.Rubylou's Lullaby
2.Return Of The Prodigal Son
3.Stoner Hill
4.Season Of Changes
5.Most Precious One
6.Most Precious One (Prodigy)
7.Improvisation
8.Alpha And Omega
9.Omn

10.Patron Saint of Girls(日本盤ボーナストラック、ライヴ演奏)

Brian Blade (ds)
Jon Cowherd (p,pump-org,moog,wurlitzer)
Kurt Rosenwinkel (g)
Myron Walden (as,bcl)
Melvin Butler (ts)
Chris Thomas (b)




透かしユリが咲きました。
黄色は、白いヤマボウシの近くに植えたので、2階からみると白&黄色のコントラストが良い感じ。
ピンクは、リビングから一番良く見える場所に植えました。
周りにも、白やピンクのお花が植わっています。
我が家の、、「ピンクゾ~~ン」(爆)

しかし、やっぱり、カートローゼンウィンケル様はかっこいいワン。
ブレイドと一緒、、断トツに凄い。すげぇ。

さて。。来週の早朝ドライブのお供は、、何にしようかしら。



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JAZZ(Born In The U.S.A. )」カテゴリの記事

コメント

TITLE: いつきても
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素晴らしいです!!

音源きくまえからスイッチ入りました。

次回もたのしみ!!!    放蕩おやじ より

TITLE: えぇーー!!
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おぐさまァ。。
ほんと、いつも、じっとしてないのですね。
日記読むと、いつも目が回ります。

>素晴らしいです!!

んじゃ、また、シュークリーム頂戴。
美味しかったな。


>音源きくまえからスイッチ入りました。
スイッチは、普通。。。
二回はいると。。オフになりまアす。
お気をつけ遊ばせ。。。(笑)


>次回もたのしみ!!!    放蕩おやじ より

しかし、謎の人ですね。
うむ、、次回、、お逢いしたときは、、
その辺グリグリ、、つっこんで聴いてみちゃおうかなぁ。。
本当に、オヤジ、、なんですよねぇ・・
え、、見た目でなくて。。ねぇ。。
つう事は、、?!

TITLE: 夢の言葉のような
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昨今の厳しい財政状況ゆえ、まだamazonのカートに入ったままなのですが、Brian Blade、音楽のタッチというのでしょうか、音がここまで空気とかそれが流れるさまとかを描けるのか、という世界を作りますね。

早く買わなきゃ。。。

TITLE: 旦那さまのほうかしらぁ。。?
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bucciさん、、お久しぶりです。

>昨今の厳しい財政状況ゆえ、まだamazonのカートに入ったままなのですが、Brian Blade、音楽のタッチというのでしょうか、音がここまで空気とかそれが流れるさまとかを描けるのか、という世界を作りますね。

そうなんですよねぇ。。
前2作も、ほんと、ドラムで歌が歌える、人だなぁ、、って思ったのですけど。。
表現力豊か。でも、んじゃ、おとなしいか?って、おとなしいわけではないのよねぇ。。
ダイナミクスとか??絶妙なコントロール。

>早く買わなきゃ。。。

まぁ、すぐに次がでそうな感じもないし、、
ゆっくり、行けば?
夏に向かって、良いですよ♪
あ、カートさまもとっても良いし。
でも、今日はダニエルユメールです。
やッほぉ。

TITLE: 感動共有!イントロ10行・・
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先週・逃避行ならぬ?身の回り品プチお引越し敢行。翌日の帰り道、もろイントロの10行を体験いたしました。あの感動的な景色表現、すずっくさんにかかると・・数倍輝きをましますね。さて、お久しぶり・・毎度のすれ違いで行ったり来たり?素敵な「新潟ジャズストリート」のリーフレットに後援:ジャズ批評社と入り、次号では紹介&広告入り
です。また新潟最大手書店のジュンク堂のフロアーでは1ヶ月にわたり「ジャズ批評バックナンバーフェアー」開催も決まりました=もう気分も身もすっかり新潟・・の僕(嗤うな!)で、当然のお願い=
このイベント:リポーターは『あなたしか考えられない・・』と言うこって、今後ともよしなに・・・

TITLE: あらぁ。。
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フラワー・ビレッジさん ついに、お引っ越し??

>先週・逃避行ならぬ?身の回り品プチお引越し敢行。翌日の帰り道、もろイントロの10行を体験いたしました。あの感動的な景色表現、すずっくさんにかかると・・数倍輝きをましますね。

うむ。。ありがとうございます。
って、ほめられたんだよね?
そういえば、、初めていらしたときは、、自らあのお山を越えて来たんですよね?

>さて、お久しぶり・・毎度のすれ違いで行ったり来たり?素敵な「新潟ジャズストリート」のリーフレットに後援:ジャズ批評社と入り、次号では紹介&広告入りです。

ええと、、新潟のジャズストリート事務局から。。。広告代、、とったら、、イカンゾ。
後援は、、バンバンしなさい。(爆)


>また新潟最大手書店のジュンク堂のフロアーでは1ヶ月にわたり「ジャズ批評バックナンバーフェアー」開催も決まりました=もう気分も身もすっかり新潟・・の僕(嗤うな!)で、当然のお願い=このイベント:リポーターは『あなたしか考えられない・・』と言うこって、今後ともよしなに・・・

?次回のブログウォーキング?これにしなさい?ッテ事?

「嫌だ。」(きっぱり)

だって、これ、宣伝じゃーーーん。
別な頁くださぁい。(爆)
覆面レポーターって、事ね。(爆)
いつからなんでしょう。。
久しぶりに、地下のジャズのコーナーに行って、、、コーヒー飲もう。(笑)
って、ランチコンサートとか、企画しなせぇ(笑)

TITLE: 当然の!別ページレポート!!
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です。
それに:現状システムの事務局~広告代:無理承知

そう、3年前の7月7日7度目の谷川岳踏破の後の初新潟訪問!でした・・ま、これが僕の「さだめ」
と享受して・・で、その地で『何するつもり?』は
来夏の本格移住まで・・秘密:お楽しみに(微笑)

TITLE: おぉ。。良かったぁ。
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フラワー・ヴィレッジさん、、毎度ぉ。了解でーす。

で、そのイヴェントはいつからなの?まだ、決まってないのかな?

>それに:現状システムの事務局~広告代:無理承知

あい。
わかってくださって、、いれば、良いんですけどね。
全く、世の中には、アホがいて、、いろいろ、いう奴いるモンで。


>そう、3年前の7月7日7度目の谷川岳踏破の後の初新潟訪問!でした・・ま、これが僕の「さだめ」
>と享受して・・で、その地で『何するつもり?』は
>来夏の本格移住まで・・秘密:お楽しみに(微笑)

うむ、、すぐ、、こういう、意味深な前振り、、する。
スッパリ、いいなさい。スッパリ。(爆)
嘘よ、、準備が出来たら、教えてね。
そのうち、時屋さんで、前祝いいたしましょうね。。

TITLE: ネイティブのやさしさ
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すずっくさん、こんにちは,monakaです。
お薦めのアルバムを拾ってみました。
とても楽しく聴くことができました。音楽狂さんもいうとおり、JAZZなどの枠をはずして構想したJAZZで、とても懐深いものになっていますね。
奏者の気持ちが伝わってきます。

TITLE: 気持ちが良い音楽ですよねぇ。。
SECRET: 0
PASS:
最中さん、おはようございます。
ごめんね。携帯からだと、第一画面しかみないこと多くて。
これも、携帯ですが。

>お薦めのアルバムを拾ってみました。
>とても楽しく聴くことができました。音楽狂さんもいうとおり、JAZZなどの枠をはずして構想したJAZZで、とても懐深いものになっていますね。

そうなんですねぇ。
決まった枠の中で生きて行かなくちゃいけない私たちには、おおらかな響きに聞こえますね。


>奏者の気持ちが伝わってきます。

しかし、ブレイドって、かっこいいよねぇ。。
しかし。。。映像をみて、、なんか、、驚いちゃった。

TITLE: 原野に走るようで
SECRET: 0
PASS:
すずっくさん、こんにちはmonakaです。
お薦めのアルバムの感想を書きました。
TBさせていただきます。原野みたいな思う向きがあり良かったです。
TB先はこちらです。
http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/112aa0759c2a51f7f120e8d9b9740208/df

TITLE: お返事遅くなってすみません。
SECRET: 0
PASS:
最中さん、6月も終わりますね。(笑)
一年が半分過ぎちゃいます。
どうしましょ。。


>お薦めのアルバムの感想を書きました。
>TBさせていただきます。原野みたいな思う向きがあり良かったです。
なんだか、おおらかに気持ちが解放されますよね。

>TB先はこちらです。

最中さん、トラバありがとう。
私もトラバしますね。
http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/112aa0759c2a51f7f120e8d9b9740208/df

TITLE: これにTB入れるのすっかり忘れてましたです(苦笑)
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PASS:
本作は確かにアメリカ的情景が思い浮かぶサウンドですよね。
ブレイドのドラマーとしてだけでなく、ミュージシャンとしてのトータルな面を垣間見ることのできるすばらしい作品だと思います。

http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/bda8e21910b273ac6015d360972f6e0c/83

TITLE: 遅くなりましたぁ。
SECRET: 0
PASS:
ナリーさぁんお返事遅くなりましたぁ。
すみません、月末なものでして。

>本作は確かにアメリカ的情景が思い浮かぶサウンドですよね。
そうなんです。
前二作も、色合いのある作品でしたけどねぇ。。

>ブレイドのドラマーとしてだけでなく、ミュージシャンとしてのトータルな面を垣間見ることのできるすばらしい作品だと思います。
そうなんでしょうねぇ。
しかし、最近のドラマーは肉体派つうより、、知性派ですわねぇ。。
あ。。ナリーさんもドラマーでしたね。
トラバありがとうございます。
こちらからもいたしますね。宜しくぅ。

TITLE: 遅まきながらTBさせていただきます。
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FELLOWSHIPは1枚目を持っているのですが、実はあまり良い印象がなくて..。
ずっと購入を躊躇していたのです。

結果、「遅まきながら買って/聴けて良かったと思ったのでありました」

TITLE: こちらからもトラバしました。
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oza。さん、、ありがとうございます。

>FELLOWSHIPは1枚目を持っているのですが、実はあまり良い印象がなくて..。
>ずっと購入を躊躇していたのです。

エェ~~そうなんですかぁ。。
まぁ、基本的にドラマーのアルバムだと思って、彼のハイレベルなドラミングを堪能しようと思って、買うと、肩すかし食らいますよねぇ。。

>結果、「遅まきながら買って/聴けて良かったと思ったのでありました」

あぁ。。よかったぁ。。
これからの季節、車の中とか、いいよねぇ。。
どうも、ありがとうございました。

TITLE: TBさせていただきます
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PASS:
やっとこのアルバムを聴きました。4ビートに走ることなく、独特なサウンドでいいですね。曲順とか、アルバムの長さ(46分)に対してタイトル曲の4曲目が12分あるとか、そういうところで言葉ではないメッセージ性(とでも言うのか)を感じてしまいました。

ビル・フリゼールにも何となく共通している部分があるかと思うのですが、はじめてこのグループのアルバムを買いましたけど、けっこう良かったです。

TITLE: ごめんなさいね。
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910さま、こちらではお久しぶりです。
携帯で、みていると、前の記事についたコメントって、見つけにくいのです。

>やっとこのアルバムを聴きました。4ビートに走ることなく、独特なサウンドでいいですね。曲順とか、アルバムの長さ(46分)に対してタイトル曲の4曲目が12分あるとか、そういうところで言葉ではないメッセージ性(とでも言うのか)を感じてしまいました。

イタリアンハードバップみたいな誰が聴いてもこりゃ良いだろう、、
って、路線とは大きくかけ離れますが、こういう音楽も心の栄養ですよね。
不思議な空間、時間、、そんなものと結びついている気がします。


>ビル・フリゼールにも何となく共通している部分があるかと思うのですが、はじめてこのグループのアルバムを買いましたけど、けっこう良かったです。

ドラムを叩くと、、空気が動くドラマーと、、
ギターを弾くと、、時間の流れが自由になるギター。
本当なら不動なはずのものなのにね。

こちらからも、トラバしました。。
ありがとうございました。

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