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音楽で拡がる輪

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2008年2月

2008年2月29日 (金)

Stanley Music!/Paolo Fresu Devil Quartet

天使と悪魔。
まったく異なるものですが、どちらも純な仕様、ってことでは似てるかも。
混じりけなしのピュアな存在ってことね。
しかし俗物的な人間さま達では、表は天使、裏は悪魔、なんてことは多々ありますよね。
リーダのパオロフレズは、イタリアのトランペッターでありまぁす☆
このブログでは、お馴染み。
イタリアのトランペッターの重鎮は、エンリコラヴァ。
そしてマイダーリン、フレズ。(はぁとぉ)
フランコ・アンブロゼッティも頑張ってるわよねぇ。
最近では、これまた、マイダーリン・・ファブリッツィオ・ボッソ。
あ、フラヴィオ・ボルトロも素敵よねぇ。
イタリアの伊達男には、トランペットが似合うのです。(きっぱり)

フレズは好奇心旺盛な人で、引っ張りだこで、とっても多作な人で客演も多く、ファンだけどコンプリートは、はなから諦めてます。
以前に、ジミヘン好きなギターNguyen Le!!を配して、ジミヘンのAngelを演奏してるアルバム「Angel」があって、そちら絡みではAngel Quartetを名乗ったりしてます。
今回は、メンバーは総入れ替えで、ギターはBebo Ferra、ベースはPaolino Dalla Partaという、「Bagatelle」「Aria」コンビ。
この二人と、マイダーリンフレズさまがユニット組むなんて。。私的至福意外の何物でもない。(きっぱり)

そもそも、パオロフレズ、彼の演奏自体が天使と悪魔。
ほんわり空間系な音づかいでハァトフルな一面と、スリリングでアグレッシブでダークな一面と、二つ顔を使い分けて私を魅了する。
どちらの顔でも、ちょっと寂しそうな孤独の雰囲気漂わせて、背中に哀愁感じる演奏で女心をノックアウトなのであります。
その彼、本当に最近好調のようで、次から次に新譜攻撃。
浮気心の多い私として、、全然、追いつきません。
去年、2006年のローマのシリーズを仕入れた時も、彼のアルバムの1曲目のかっこよさに痺れて動けなくなってしまったほどなのですが。。
ぼやぼやしてたら、、なんと、同じメンツでおフランスのブルーノートから同じメンツのスタジオ盤がでてしまいましたぁ。
しかーーも、ブラザー最中氏に日記を先こされてしまいましたぁ。。

お~まいごっどぉぉ。。。
すかんぴーーぃぃ。。。。

つうことで、唐突に、、はじめまあす。時間ないし。。
ローマのシリーズのライブ盤は、凶悪なスタンダードなども入っていたのですが、今回はメンバー全員の曲です。

幕開け、1曲目、Another Road to Timbuctuはフレズのオリジナル。ローマのライブ盤でも1曲目を飾ったこの曲。兎に角、痺れるほどカッコイイ。アップテンポにリズムが刻まれる中、トランペットの多重録音が効果的に踊りまくり咆え、ベボフェラのギターが次第に熱をおび、ダイナミックなサウンドに。呼応するフレズも兎に角疾走。高速フレーズの連呼。神様、かっこよすぎるぅ。
そして、2曲目、Tempo del Sognoはベースのポルタのオリジナル。
地中海に漂う霧のようなエフェクターで響かせたサウンドが晴れると、現れたのはエキゾチックな地中海サウンド。ワンフレーズでまさにBagatelle的世界。
ざっくりとしたフレズのフリューゲルが哀愁を誘う。
フレズの小粋な感じの曲。暗黒街のマフィアの親分のテーマソングにでもなりそうなちょっとダークで、ちょっと陽気で、まさにイタリアンマフィアソング。
Moto Perpetuoは、フレズの曲となってます。チックコリアのスペインのメロディをパーツとして配し、メンバーでそれぞれがパッチワークしていった感じの作品。
ラテンテイストなフレズのワンフレーズに思わず痺れる。
フレズの哀愁漂う優しいトランペットではじまります。ベボフェラのオリジナル。
彼の曲は哀愁もあるけど、ふんわりとした陽の温かさがあるのねぇ。。
そして、ななんとぉ、アコースティックギターなのね。。
その美しい調べと1音、1音確かめるような演奏に、伸びやかでつややかなフレズのペットは涙もので美しい。。ロングトーンを滑らかにつなげてビロード感触。素晴らしい☆

あっというまに、後半に・・・。
ドラムのStefano Bagnoliの曲。ポルタのソロは、実に彼らしい歌心と情感のこもった演奏。この音づかいは、彼独特の個性だとおもう。
そのうえ、フレズの演奏も歌心満載のいかにも、、って、天使のフレズらしい素直で可愛いフレーズ。(^_^);;まるで、彼の曲みたい。なんだか、ホッとする感じ。
・・、も、つかの間。Devil's Game/Labbra Bianche のメドレーは電気のいっぱいかかったサウンド。Bagnoliのドラミングはクリアで正確、機動力の素晴らしさがあちことで目立つ。フレズはアグレッシブな演奏になるほど、かれが常に歌心をもっていることがわかる。
変わって、フレズのL'Afflato Prodromo del Misantropoはゆったりと情景をかなでるような木訥とした曲、演奏。
ドラムのBagnoliの曲、Diavolo E l'Acquasanta。意外と可愛いメロディ。電気化したベボフェラとフレズの掛け合い。と、意外と簡単におわるんですよねぇ。。
もっと、凶悪になってほしかったなぁ。
ベボフェラのQualche Anno Dopo。彼のVisionsって、アルバムではアコギで弾いてた。
ちょっと、カントリーチックなメロディだとおもったけど、ここまでゆったりと演奏すると人と人のふれあいみたなものの温かさを感じる曲ね。。
フレズの長尺なソロにみんなが歩調をあわせていく感じのハァトフルな演奏で終演。。

終演?でしょうかぁ??
じっと、、よい子は待つのです。10曲目が終わっても、じっと、じっと、待つのです。
アルバムの余韻を感じながら、メンバーにお疲れ様を言いながら。。。
と、、メンバーのお疲れさま会がはじまります。打ち上げ、って、ヤツです。
陽気なメロディを手をかえ、品をかえ、、内輪の雑談がはじまりまあす。
参加ご希望のかたは、、、ライナーに表記されてる10曲って情報を信じず、メンバーが騒ぎ出すのをじぃ~~と待ちましょう。。。
うちあげって、楽しいものよね~♪
今宵は、あなたたちと踊り明かしますわ。。(ん?お呼びでない?)

しっかりしたテクニックに基づいた、確信的極上のリラクゼーション。
がぁ、聴く人を選ぶとは思いませんが、BGMにはなりにくいかもぉ。。
フレズ好き、ベボフェラ好き、そう、イタリア好きにぃ。
やっぱ、男はイタリア産。(本当だな?)


1. Another Road to Timbuctu
2. Tempo del Sogno
3. Caledonian Flowers
4. Moto Perpetuo
5. Gioved
6. Dou Dou
7. Medley: Devil's Game/Labbra Bianche
8. L'Afflato Prodromo del Misantropo
9. Diavolo E l'Acquasanta
10. Qualche Anno Dopo

Paolo Fresu (tp, fhr)
Bebo Ferra (g)
Paolino Dalla Parta (b)
Stefano Bagnoli (dr)

今日は、久しぶりに青空仕様だわ。。。
閏年の今年は、二月におまけがついている。
つまり、今日。おまけな日があって、よかったぁ。
月末って、どうして、月末なんだろう。。
今日は、お友達のタクオさんが新橋のグロスマンバーデビューの日。
なんだ、そりゃ?って思う?
あはは、、最近、内輪で話題になってるバーなのです。
どうやらマスターがグロスマンフリークらしくて、ヒミツの音源が沢山あるようなのです。
で、私の今年の目標は、ライブに上京することと、、
このグロスマンバーで、飲み倒れてやること。(きっぱり)
お酒よわいから、飲み倒れるのは簡単だけど。。でも、上京するのが、、難しい。。。(泣)
神様、仏様、デビル様、グロスマン様。。
どうか、よい子(私)に愛の手をぉ♪

ジャズ批評がでましたぁ。って、随分前に。。M(__)M
この話題も次号がでるまえに、、ふれたいものだぁ。。



2008年2月26日 (火)

Cactus Dance/Manuel Rocheman Trio

春一番が吹いたそうですが、新潟は先週末は大荒れのお天気。
強風が吹き、結構雪も降りました。
19日は雨水でしたから、暦の上ではそろそろ春なのに。
立春→雨水→啓蟄、、そして、春分となるのです。。よね。

「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり」

関東のお庭にはすでに「水仙」なんて咲いて、早春の香りをただよわせてるようですが、新潟は今年も雪が少なかったといえ、まだまだ、庭にお花は少ないのね。
それでも、ちょっと注意してみると、力強く、、虎視眈々と春の準備をしている自然界を感じることはできます。
特に雪国の春は一気に訪れるので、草木は一斉に準備にはいるわけです。
見た目にはまだまだ寒々とした木々も、、大地も一ヶ月後。。には、、お楽しみ、お楽しみ。。
寒さや積雪にめげずに春を待つ草木のように、、精神的にも身体も、、力強くなりたいものです。。
しかも、冬は沈滞ムードになりがちな私も、今年は冬のジャズストで萌、、じゃねぇ、、燃えたので、暖かな気持ちで春を待てそうです。

去年仕入れたこのアルバム。ジャケットにサボテンの絵、、、写真がまぎれてるのねぇ。
そう、タイトルのCactus Dance、、Cactusって、サボテンらしいのですけど。。
このアルバムを仕入れたのは、フランスのベテランピアニストであるManuel Rochemanが好きだったとか、なんとか、、ではぁ、、無い。(きっぱり)
ベースとドラムのメンバー買い。特にベース☆
大好きなスコットコリーと、、アントニォォがトリオのメンバーだから。
実は、このピアニストはピアノファンや、フランスファンには有名な方らしいのですが、私は意識して聴いたのはこのアルバムが初めて。(お恥ずかしいこってぇ)
時々、私の事をマニアとかオタクとか仰る方がいますけど、興味範囲意外はホントボロボロです。
そもそも、好きなミュージシャンでもコンプリ目指した事がないのはマニアでオタクでも無い、、って、根拠無い確かな証拠。(爆)
で、確かに検索すると有名な方々のアルバムに参加されてるし、ご自身のリーダー作も沢山あるのです。。やっぱり、世界は広い。。。ね。
2006年にパリではなく、ニューヨークのスタジオで録音されたアルバムです。

12曲中、オリジナルが5曲、キース、エヴァンスが1曲づつ、トニーニョオルタ1曲、ポールサイモン1曲、スタンダード3曲。。


まずは、オリジナル曲から。キースとエヴァンスが好きで欧州、とぉ、、想耽美系でリリカルなタッチで、、みたいに勝手な想像してましたが、かなり手数も多く鍵盤を走り回るアップテンポでノリノリなかなり力強いタッチ。変拍子でビターでカッコイイ。スコットコリーのぐぃぐぃ引っ張るベースににんまり。行けっ。
お馴染みエヴァンスの秀盤からの1曲。静かにピアノソロでエヴァンスをリスペクトした感じで始まりますが、次第に熱を帯びていき、途中、エレピになり、また、ピアノの戻ります。これをしてるのはこの曲だけなので、エヴァンスを意識しての事とおもいますが。
熱が入ってきたところで、エレピになるのでそれはそれで感情表現の一つとして捉えることもできますが。。さほど必然性はかんじなかったりして。。m(__)m

で、オリジナルが2曲つづきます。オリジナルは一ひねり二ひねりした感じの曲が多く、さすが、フランス人、一筋縄ではいかない気がします。
タイトル曲も執拗にリフが繰り返され、こういう執拗さはキースに通じたりするのかもねぇ。サボテン踊り、ってタイトルとはおもえない暗さをもった、でも結構キャッチーなメロディ(笑)

しかし、この人、左手と右手が本当の意味での「別人格」
エヴァンスかキースぽい感じかななんて思って買うと手放したくなるかも。
この二人のロマンティシズムというより、二人が耽美的な面と一緒にもってる「えぐさ」ここに通じるきがします。
どちらかというとパーカッシブで饒舌シリアス。特にその右手は止まってることができないのか?って、くらい動き続けてる。
それに較べると、左手はバッキングに徹してる感じに聞こえてしまうくらい。

そして、キースのオリジナルSo Tender。これは比較的にストレートにロマンティシズムが現れた感じの演奏だとおもいますが。。微かに残る乙女心がぁ。。キュンとしちゃいます。コリーのソロはやはりカッコイイ。でも、なんとなくベースの音が後ろ気味なきがする。
トニーニョオルタのToninho Hortaでパットメセニーが弾きまくってる曲がPrato Feito。
疾走感ある演奏。しかし、硬質なピアノだよねぇ。
エヴァンスのオリジナルComrade Conrad。叙情的な美しいメロディなのですが、甘さに流されることなくアグレッシブに、でも情感もこもった演奏。
ポールサイモンのI do it for your love。。。何故にポールサイモンの曲、って思う?
エヴァンスの愛想曲だから。Affinity、パリコンサートでアルバムの冒頭を飾る後期のエヴァンスのお気に入り。
と、いって、エヴァンスちっくかといば、やはり答えはノーでしょうねぇ。
ここまで曲が揃うとエヴァンスが好きなことに間違いはないのでしょうが、スタイルはパーカッシブで饒舌、音はクリアで硬質。

再びリジナルが2曲。やはり、流暢な右手のフレーズに耳がいく2曲。
ワルツの10曲目もかなり情熱的な演奏。
そして、7/4と4/4でI love you。最後まで、テンション高く力強い演奏でした。

一枚72分弱。
あちらの体力も相当ですが、、こちらも体力無くして聴き通せないアルバムかも。
春を待つ雪国の女は強いのよぉ。。。
春をじっと待つあなたに♪


1. Aulnay Blue
2. You must believe in spring
3. Batida de Coco
4. Cactus Dance
5. So Tender
6. Prato Feito
7. Comrade Conrad
8. I do it for your love
9. El Mosquito
10. Waltz for Marianne
11. I love you 7/4 version
12. I love you 4/4 version

Manuel Rocheman (p,el-p)
Antonio Sanchez (ds)
Scott Colley (b)

じっと、耐える雪国の女。。私。。
では、、なく、、雪に埋もれたクリスマスローズ。。
できあがったアルバムに、あぁだこうだ、、言っても仕方ないのですが。。
できたら、曲を10曲以内に納めるとより良かったかも。
本当に私の勝手な言い分なのですが、オリジナルでない曲は全て好きなので、オリジナル2曲減らして、2ヴァージョンある、あなたが好き☆も一つにすると嬉しいかも。
が、しかし、これが彼の出した答えなので真摯に聴きましたけど。。
今日も長くなりました。。けど。。
月末ですけど。。

いろいろ、話題はあるのですけど、、これで、、退散♪
あ、サボテンといえば、、好きな絵本で、「おどるサボテン/川端誠」って、、あったわねぇ。。



2008年2月18日 (月)

それって、懲りない?

密かに初めたこのブログ、、段々、、ブログの管理人である私をリアルで知ってる人が増えてきました。
少し前にもかきましたが。。やっぱ、ひっそりしてられないのが、、
ライブ!!ライブ会場です。。
ここは、仮面をつけてでていくわけには、、いかないものね。。♪

と、ブログでライブだぁ!!って、騒ぐたびに、なんか、リアルな私がバレバレで、、
えらく、、恥ずかしい今日この頃。

な・・なのに、やっぱ、騒がねばならん。。
少し前に入ってきちゃった情報。。
うむ、、
「第33回、スカンジナビアンコネクション」、、これが決定。
ピアノはあのアンダーシュ・パーソン。
ドラムはマグヌス・グラン。。
ベースは、もちろん、森さん。
ででぇぇぇ!!
今回は、な、、なんと、フロントが二人くる。。。
ボーヒュスレーン・ビッグバンドのトップテナー&トップアルトの2管でございます。
オーベ・イングマールソンとヨーハン・ボリストゥルムでございます。

昨年末に IMOGENAから発売された
「Obsolete Music(時代遅れの音楽)/Personkrets ??-? -V」っと言う、アルバムと同じメンバーで、4/15~26まで全国ツアーだそうです。
しかーーも、しかも、、また、新潟にくるのですぅ。
貼り付けちゃいます。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++
18日(金) 新潟 「ジョイアミーア」
住所=〒951-8065新潟県 新潟市東堀通7番町1016-1東堀パーク600 1F
電話=025-224-2588
e-mail=office@niigata-gioiamia.com
ホームページ=http://www.interq.or.jp/happy/gioiamia/index.htm
開場時間=18:00
開演時間=19:30
料金(前売り)=\5000
料金(当日)=\5500
お問い合わせ・ご予約=「ジョイアミーア」025-224-2588まで
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++

Obsolete Musicのアルバムみると、曲名がObsolete Piece #1 ~Obsolete Piece #8、、なんてなっているので、勘のいいかたは、あぁ、、前衛だなぁ、、とか、なんとか、、思いがちですが、、あはは、アグレッシブにメインストリームのジャズやってます。
おぉ、、何方様も、巧くて熱いサックス技を聴きにきてくださぁい。
そこの、サックス関係さま。。え?来るように。。(爆)

あ、、時間切れだぁ。。
では、退散♪


2008年2月14日 (木)

The Cube/Tom Harrell Dado Moroni....

Andrea Dulbecco、Riccardo Fioravanti、Enzo Zirilli、Stefano Bagnoli
バレンタインデーですね。あなたはあなたの「はぁとぉ」を送りました?

「Humanity」で、はぁとフル、そして、インティメイトな演奏を聴かせてくれたTom HarrellとDado Moroniの二人でしたが、今回もやってくれましたぁ。
ダドモロニトリオを軸に、ハレルとヴァイヴAndrea Dulbeccoの二人が入った、セクステット仕立て。
アルバムには六人全員の名前がはいってます。
あ、だから、立方体、、正六面体のキューブ、ってことかな。
で、曲によって、誰かぬけたり、ゲストがはいったり。
しかも、今度はハレルの曲も2曲はいってます。やっほぉ♪
リーダー作「Light On」では、いけいけ若手メンバーのせいかあまり長いソロはなかったのですが、このアルバムではリラックスが反映してか、結構、ノリノリのソロをとったりしてます。
若い頃のように、切れ味するどくハイノートまで使ったエキセントリックな感じはなくなりましたが、いかにも「トムハレル」って、感じがするあの柔らかで包み込むような優しさ、、いいよね…。
曲はハレルの曲2曲、モロニの曲3曲、残りで1曲づつ、全部で9曲ね。
オリジナルがあるって、信者には嬉しいものです。

スタートナンバーは、Tom's Soul。
レーベルインフォによると、「Body And Soul」のコード進行を借りたハレルのオリジナルだそうです。
これが、叙情豊かで、ゆっくりとした時間が流れる優しいメロディ…。
ハレルのファンって言うのは、このヘンには秒殺だとおもいます。
これ、1曲で買ってよかったぁ、、、って思うのねぇ。。
今日はバレンタインだけど、こんな静かで、、秘めた熱さをもっていて、優しく大らかな愛に憧れるな。ハレルの柔らかさは、はぁと直撃砲。
そこにいつもよりず~~~と、ソフトなモロニと、リリカルな響きで後押しするヴァイヴ。
2曲目、Streetsもハレルのオリジナル。
なんだろうねぇ。。やっぱり、ハレルだなぁ、としか、言いようがないんですね。
ソロも軽快に飛ばして、楽しそうな音の階段遊びがたっぷり聴ける。
緊張感というのとはちょっと違うけど、爽快な気分になります。
やっぱり、高い空、広い空間にむかって音符が飛んでいく、あの感じはたまりません。
Coraleは、ヴァイブのオリジナル。イタリア語で、合唱、って意味らしいけど。。
う~ん、それはそれは綺麗なバラードなので、違う意味もあるのかもしれません。
空気ががふんわり色づくような、、優しく香るような、感じ。
ヴァイヴの涼やかな音色にのせて、ハレルが奏でるメロディは心がとけちゃうそう。。
メルティな気分ですこと…。

この曲は、ヴォーカル、っていうか、スキャット?ラップ?が入った、スリリングな感じの曲。首都高速を疾走するポルシェの如くモーダル&アグレッシヴなヴァイヴに痺れる。
ハレルのそろもシリアスなトーンが続発。
クールでスパイスの利いた1曲。
5曲目は、ご機嫌なサポートを続けるドラムのStefano Bagnoliの曲。リズムを強調して、緊張感高めながら、メロディも洗練されています。感情抑えめながら流暢なソロのモロニ。
あ、ハレルはお休みですが、グルーブ感も気持ちイイ好きな1曲。

再び、モロニのオリジナルでSea。
呟くように、ピアノソロではじまり、互いに寄り添うようなヴァイヴのデュオになります。
静かな海の煌めく光景…。
次第に言葉数が増え、場面が変わるように、ストリングがバックで流れる展開に。
余韻の残る響きになっていて、恋愛映画の一場面のよう。。
そう、モロニはエレピもつかっていますが、サウンド的にはぴったりはまる。
タイトル曲もモロニの曲。The Cube。ハレル含め、4人のインタープレイ中心なハードバピッシュな演奏。バニョーリ?とモロニはお休みで、パーカッション中心だったEnzo Zirilliがドラムを叩いてます。ハレルとのバース交換などもあって意気揚々。

ベースのRiccardo Fioravantiの曲。これが、また哀愁もった陰影ある曲。
もちろん、ベースソロがフューチャーされており、歌心をきかせます。
6人で描きだした一枚の風景画。
最後はダルベッコのマリンバが軽快に踊るドラム&パーカッションのEnzo Zirilliの曲。
主役がずっこける喜劇のワンシーンにでも流れてきそうな陽気な曲。
なんと、モロニのトロンボーンがはいります。
え?『口』でぇ。これ、巧いよぉ。こりゃ、トロンボーンニストは失職ですな。(笑)

最後はラテンの陽気さでしめておしまい。
楽しい一枚でしたぁ。
残念ならがらハレルはお休みだけど、気持ちよくアルバムが終了しましたぁ。
仲良しこよしのアルバムですね。
ハレルのこの笑顔も納得いたします。


信者に一枚。
・・・・信者でなくても一枚!

1.Tom's Soul
2.Streets
3.Corale
4.Hidden Passages
5.Da Lontano
6.Sea
7.The Cube
8.Valzenrico
9.Zio Masi

Tom Harrell(tp,flh)
Dado Moroni(p,el-p)
Andrea Dulbecco(vib,marimba)
Riccardo Fioravanti(b)
Enzo Zirilli(ds,per,vo)
Stefano Bagnoli(ds)

Bhai Baldeep Singh(vo)
Marco Decimo(cello,strings arrangement)


バレンタインデーですね。
チョコケーキ造ってみましたぁぁ。
実はちょっと前に小さい枠買ったのです。
制作意欲に燃えてます。
ちょっと頑張ってみましたぁ。


お味ですか?
意外と、、いけてます。
え?既に昨日「もう一つ」を試食済み♪
実は、その前にもシフォンケーキを作って試食済み。。。(^_^);;
実はこっちも小さな枠買ったのです。
制作意欲に燃えてます。
うむ。。ウエストサイズ……・・・。



バレンタインに嬉しい話題がはいってきたのですが、長くなったので次回に♪
二ヶ月先のお楽しみですぅ。(きっぱり)

では、恋する方々素敵な時間をお過ごし下さいませ…。



2008年2月12日 (火)

「う」は宇宙の「う」

(JAXAのHPより地球の入り)



アメリカの幻想SF作家レイ・ブラッドベリの作品に、「スは宇宙のス」という邦題の 短編集があります。
そう、勘の良い方にはすぐに分かったとおもいますが、原作は「S Is for Space」!!
本当なら、ウは宇宙のウじゃなあい?ん?
因みにこの人、「ウは宇宙船のウ (R Is for Rocket)」って、短編集もあって、その最後は「駆けまわる夏の足音」とういう短編です。。The Sound of Summer Running、、
ピント来る方いらっしゃいますよね?

『宇宙』と言う言葉の響きに憧れを抱く人は多いと思います。

地球と言うこの青い惑星が宇宙にぽっかり浮かんでいる事を知ったのがいつだか覚えてないのですが、、、
夜空を意識し始めたのは、、三つくらいの時。
かっていたうさぎが死んじゃったときかしら。。。
一日中、ぎゃーぎゃー泣いていたら、、丁度、、お月見の頃だったのねぇ。。
祖父が、夜空に大きく浮かんだ月をみせて、
「ぴょむちゃんは、(ぴょん、ぴょん、、と、言えなかったのね(爆))あそこに居る」って。
と、、しばらく、毎日夜空にお話しする可愛い子でした。(純真だったのねぇ…)
たぶん、これが夜空、、宇宙を意識した最初。こじつけかなぁ…。

兎に角(あら、うさぎ)、無限に大きいこの不思議な空間には魅力的なものがイッパイつまっているのが次々とわかって以来、私はこの果てしない空間に魅了されっぱなし。
関東平野の端っこで育った私は、冬にはいつも澄んだ綺麗な星空を眺めてました。
でも別に天体観測するわけでなく、、、妹と二人、屋根の上に登って、、空を眺めるだけ。
遊んで遅くなったかえり道に、金柑ほおばりながら、、オリオン座探したり。。
そんなこんなの私に、ご学友のJクンが、天体望遠鏡でお月様をみせてくれました。
田舎者は、このお月様にも、ちょっと、感動しちゃったものです。
父にねだって、、天体写真の本を買ってもらいました・・・。
その後も、天体観測部に入るわけでも、宇宙オタクになるわけでもなく、、
清く正しくジャズファンになってしまいましたが。。

宇宙は、一見不変のようで、実は無常なのでありまして、
この1秒、この一時、見逃すことはできないものなのであります。。
でも、私のようなぼぉっとした人間には、宇宙は不変に見えちゃうのですけど。
やっぱり、月は月。今日も太陽から太陽風が吹いてるとか。。ね?
で、去年、TVに釘付けになったのが、、日本の月周回衛星「かぐや(SELENE)」のハイビジョンカメラ(HDTV)による「地球の出」です。
漆黒の闇のなかに、浮かび上がった青く輝く宝石、それが私たちが住む地球。
頭で分かっていた映像でも、もの凄く感動的で素敵で印象的で心に深く刻み込まれました。
生きていてよかった。。
そう、この映像は以前にもMusical Batonでかきましたが、私にとってはマイルスの不滅の名盤「Kind of Blue」のイメージなのです。

私にとって…
宇宙は創造の窓口であり、宇宙は空想の窓口。。未知の世界への架け橋。
一年間楽しめる本をかいました。
「星空ガイド 2008」、、A4版で1000円です。
中には写真は一枚もなく、月ごとの星空と、簡単なその月の天空のイヴェントが書かれているだけ。
でも、読んでるだけ、、いやいや、眺めてるだけで、、ワクワクしちゃうのでありました。
そこのあなたも、ご一緒にどう?
お安くお手軽な宇宙旅行が暖かいお部屋で堪能できます。



今日、こんなアルバム聴いていましたぁ。

Kind of Blue/Miles Davis
何度聴いても、何回聴いても、、いつも厳粛な気持ちになってしまいます。
音と音のはざまには、無限の空間が広がっています。
天国からみた地球、、それはどんな風にみえるのかな。
マイルスさま、、もうすぐバレンタインですけど。。Kind of Blueにしちゃいました…。




2008年2月 9日 (土)

January/Marcin Wasilewski Trio

冬の時季になりますと、窓から眺める雪景色、冬の灰色の空、春を待ちわびる心、、そんなどちらかというとネガティヴな条件の中で「You must Believe in Spring / Bill Evans」が無性に聴きたくなります。
この透明感は、人が持っている永遠の課題「生と死」に通じるものがるようなきがしまして、それはそれは陰鬱な気分に浸り人生を考えるには打って付けなのです。
幽玄な世界です。
しかし、なぜか、今年はあまりこのエヴァンスのお世話にならずに、、ここまで来てしまいましたが。。
それでも、1月にリリースされたポーランドのピアニストMarcin WasilewskiのECM第二弾のこのアルバムをかけていると、静かに雪景色を眺めるのも悪くない、、と、思うのです。人生なんて、山有り谷有り、、、捨てる神あれば拾う神あり。。
独り静かに自分と向かい合うことも必要な時があります。(ため息……)

雪の降る街では、雪は生活の垢を隠し、異次元に運んでくれます。
居ながらにしての脱日常、、それはそれは神秘的な美しさです。
日本では、シンプル・アコースティック・トリオととして、何枚かの日本盤もあり、その名のとおりシンプルな音づかいで人気も高いユニットですが、ECMでのデビュー作品はその耽美的な感覚により拍車がかかり、研ぎ澄まされた作品に仕上がってます。
前作「Trio/Wasilewski/Kurkiewicz/Miskiewicz」もこの第2作も、マニアックなECMファンというよりジャズファン全体がこのレーベルに持っているイメージにぴったり当てはまる仕上がりだとおもいます。

今回は、ピーコック、モリコーネ、プリンス、スタンコ、カーラ・ブレイ、、、と、ECMになじみ深いミュージシャンの曲等と自作が4曲、そして、3人の共作が1曲です。

幕開けは、マルチン・ボシレフスキのオリジナル。神への祈りにも通じそうなThe First Touch。
静かに深く壮大さも感じるメロディと美しい演奏。
2曲目はピーコックのVignette。この後、5曲他人の曲が続きますが、これが、全てマルチン・ボシレフスキの「もの」になっています。
ホント、抑えて抑えて、禁欲的な世界。
流氷漂う冬の海に身を任せるのがごとく、、冷たさ、煌めき、全てが美しい。
そして、冷え切った身体は逆に自らの体温を感じていくような、、、不思議な身体の芯から感じる温かさ。。。

3曲目は、お馴染み?ニューシネマパラダイスのメインテーマ。
甘さを抑えつつ、でもロマンチックでリリカルに。
そして、プリンスのDiamonds and Pearlsも、☆が煌めく演奏に。
ベースのピチカートから内省的にはじまるこの曲も次第に熱く躍動感ある愛の詩に。
そして、彼等尊敬し、メンバーの一員でもあるトマシュ・スタンコのBalladyna。
彼の祖国の敬愛するトマシュ・スタンコの曲は、彼等のアルバムには必須科目。
敬虔で芸術の香り高い、シリアスな演奏。深遠な部分が大きくクローズアップ。
カーラおねえさまのKing Korn。ビターな感じのインプロヴィぜーションが凄んでいてカッコイイです。

ベースから始まるマルチン・ボシレフスキのオリジナル。猫。
ジャジィーで動きのある曲です。
ここから、後半はマルチン・ボシレフスキワールド、って事なのでしょうが。。
前半の他人の曲でも、その個性はつよく、場面がチェンジした感じはあまり感じないのですよね。(悪い意味でなくて)
タイトル曲、Januaryは、陰影深く思索的な曲。時折、流れるように入る詩情的な美しさに立ち止まりそうになります。
つづく、The Young and Cinemaも硬質ながら、彼流の明るさも取り込まれたテンポある曲。どうなんでしょう、、。何気ないフレーズも、どんどん、洗練されていく気がしますよね。ベースソロも、変化にとんでます。
最後は、New York 2007と、名付けられた3人のインプロヴィぜーションによる曲。
今回は、魔物が住む、レンボースタジオでなく、ニューヨークでの録音でした。
彼等にとっての、ニューヨークはこんな抽象的な摩訶不思議な魔物なのかしら?

そう、クールで耽美的、甘さを抑えた一枚です。
寒さに強い方、、寒さが身にこたえない、厚手のかた。。どうぞぉ。

1.The First Touch
2.Vignette
3.Cinema Paradiso
4.Diamonds and Pearls
5.Balladyna
6.King Korn
7.The Cat
8.January
9.The Young and Cinema
10.New York 2007

Marcin Wasilewski(p)
Slawomir Kurkiewicz(b)
Michal Miskiewicz(ds)

なんか、いろいろ、情報があつまってきました。
雪国の春は、楽しいことが待ってるかも。。。

三連休ですね。おでかけしてますか?
私は、この連休は、細々とした用事が満載。
連休明けがたのしみでぇ~~す。(爆)


2008年2月 3日 (日)

みえない翼(Little Wing)

Jimi Hendrixの「Little Wing」が好き☆
清く正しいジャズファンなら、ギルエヴァンスオーケストラのいろんなヴァージョンが頭に浮かぶのでしょ?って、古すぎる。。ぅ?!。。orz..
で、アナログな人なので(ようは、LPでもってたりする)、好きだけど聴くの面倒。
特に冬場は、部屋から暖めなくてはいけなくて、どうしても面倒になるのでーす。
まぁ、CDで持ってるアルバムにも何ヴァージョンも入ってるのだけど。。

この小さな曲。。短くて、サビらしきものも無い、なんとも淡々とした感じの曲なんだけど、音楽の専門知識も特別な教育もうけなかった彼らしい、、なんともかっこいいコードワークだったりする。
貧しい父子家庭に育ち、ほうきで練習して、、、左利きだけど右利きのギターを使ってたり、、貧しさが彼のサウンドの原点かもしれない。
と、いろんな要素が結びついて、早死にしちゃっやから、伝説な存在になってるけど、生きていたら、良いパパになってるかもしれない。。

ジミヘンはギターも好きなんだけど、あの歌声も好き☆
私は歌うまいとも思う。声がちょっと寂しそうなのがたまりません。。。
奥様的には、なんとなく寂しそうな雰囲気に弱いのです。
ライブ映像に残される、、あの激しいイメージ(ギターに火つけたり、ギターと「何」したり(^_^);;)と、この静かな声のギャップはおおきい。。
歌うというより、呟くような物憂げな感じ。

iチューンストアでこの曲のカヴァーを集めたりもしてる。。。
日本ではもう一つ認知度が低いこの曲も、アメリカでは根強い人気がある。
一昨年でかけたクラプトンのコンサートでは、私は残念ながらこの曲は聴けなかったけど、他の会場では演奏したりしたようです。
ユーチューブにはいくつか隠し撮りがのってます。
クラプトンをはじめ、スティングだってカヴァーしてるよねぇ。
クラプトン絡みでは、興奮するのがユーチューブのこれ。
クラプトンも泣いてるけど、サンボーンがぁ、、泣きまくってます。。
おぉ、、いけぇ~~~~!!
って、状態が、、、清く正しく、、好ましい。
夜中にこの映像で騒ぐのも、ま、どうかとも、、思うが。。



ついでに、ギターで好きなのは、つうか、恐ろしく巧いのが、、、

今、こんなアルバム聴いていましたぁ。

Million Waves/Nguyen Le
冒頭は、彼らしいベトナム色が濃く、妙に明るい感じで、ちょっとあれ?っておもうのですが、1分ちょっとすぎから終わりまでの2分間が強烈。
凄すぎる。これでもかと、、グエンリのエレキ魂全開。
やはり、単純にに巧い!!それ以外の何物でもないけど、こうやって弾き倒されると圧倒されちゃう。
兎に角、めちゃくちゃ巧い。
アドリブ部分もかっこいい。
何度聴いても、途中でのけぞる♪
Danny Gottlieb&Dieter Ilgって、メンバーも凄いわけっす。
しかし、私はこの一曲、このグエンリーの演奏だけで、充分だったりする。
詳しいことを知りたい人は、ジャケットクリックすると、ACTのHPにとびます。

ま、しかしながら、、言ってしまうと、、本家にかなうものは無い。(きっぱり)
だって、彼には「ソウル」があるんだもん。
こういってしまうと、元も子もない。。って、思う人もいるかもしれないけど、、
みんなそれを承知でカヴァーしてる。。
それを承知で他のヴァージョンを聴く。。。
でも、みんな心から「みえない翼」を求めて挑戦している。
ジミヘンみたいに飛びたいから。
みえない翼で、空高く。。


そう、、話は飛ぶけど、「ギター塗り絵」って、しってますか?
随分前に、ヴァージンの書籍コーナーでみつけて散々悩んで、、おいてきた。
大人のぬりえ、っていうのが、、静かなブームだということは知ってましたが、これはねぇ。。ロックの名器8機。
この表紙はギブソンレスポールだけれど、
もちろん、ジミヘンの使用してたフェンダーのストラトキャスターもある。
しかも、結構?売れてるらしく、「ぬりえ大会」も開催中だって。(^_^)
腕に?自信の有る方々、応募されてみては?


2008年2月 2日 (土)

Antonio Farao/Woman's Perfume

アントニオファラオはイタリアの凄腕のピアニストであるのですが、デビュー当時は、アメリカへの憧憬を顕著に示していたピアニストで、共演者もアメリカのミュージシャンが多かったきがします。
かなりパーカッシヴで攻撃的な暴れっぷりで、要注意&注目株で作品を何作か追いかけましたが、めちゃくちゃお気に入りの仲間には入らなかったのです。
がぁ、、最近、ちょっと変わってきたのね。
そう、私的な好みになってきたのね。(お、偉そう。。)

「Encore」をだしたときに、リンク仲間の「仲秋の高原に一人たたずむ気持ち良さ」って、表現に?!?!って思っていたのです。私的には強面の兄ちゃんというイメージだったから。
しかし、ユメール、ヴィトウスという私的至福のメンバーだった「Takes On Pasolini(パゾリーニに捧ぐ)」と「Encore」を聴き、彼の中で何かが変わったのかなぁ。。って、って、思ったのです。

今回も、音やフレーズにより甘美的な要素が加わり、なんとも艶ぽい音なのです。
かといって、いわゆる耽美的、クールで透明、ってのとは、全然違うのねぇ。。
もともと、硬質で饒舌なピアノでそのテクニックは巧いとしか言いようがないピアノ。
サウンドに厚みがありそのスピード感溢れる演奏に、妖艶さとでもいうか、、情感がたっぷり籠もるはぁとフルな演奏になってきたのです。タメに哀愁が有るとでも言おうか。。
日本版が先行発売だったので、小沼さんって方の日本語ライナーがありまして、それを読んでいてなるほどなぁ。。って、思ったのですねぇ。
彼のお家は、アートな感覚が溢れていたのです。音楽だけでなくて、父親は芸術家だったようで、絵画、映画、、詩、、彼は幼い頃から美しいものに囲まれて生きてきたのです。
美に対して、研ぎ澄まされた感覚がやしなわれてていたのでしょうねぇ。。
芸術の香りただよう部分はレーベル側のお仕着せ、ってことでは無く、彼自身から発するもの。ホント、写真もイイ感じにダンディな感じなってきたのねぇ。
今回はイタリア映画音楽界に数多くの作品を残し、自分もジャズを演奏するというアルマンド・トロヴァヨーリの曲が8曲、アントニオファラオのオリジナル曲が4曲。日本語ライナーには「アルマンド・トロヴァヨーリに捧ぐ」、という、副題つきです。彼の父のお気に入りで小さな頃から慣れ親しんだ音楽なんだそうです。
残念ながら、私は、イタリア音楽にも、イタリア映画にも知識が無く、曲のタイトルを見ただけでイメージが膨らむような事は無いのですが。。。m(__)m
で、メンバーも前回同様、かなりお楽しみ度が高いというか。。ちょっと不思議な感じ。フランスを代表する、超テクドラマーアンドレ・チェカレッリと、、、ドミニク・ディ・ピアッツァ。この人がまた超絶技巧派なんだけどエレベの人ではなかったかな、、って。
実は、聴くまで、、でも、きっと、ウッドベース弾いてるんだろうな。。って、思いこんでました。

さて、開幕。
幕開けにふさわしく、明るく疾走感のある彼らしい演奏。リズムにのって縦横無尽に音を敷き詰めていく素晴らしい演奏。ベースは、なんとエレベでした。結構、不思議な感触ですが、ま、巧いの。。
ここから、ちょっとうっとりとしっとり、、濡れた感じが続く。
2曲目、甘美的に光り輝くメロディのしっとりした感じをそのまま、彼の
タイトル曲。何度聴いてもかなるここで、心が空っぽになりそうになる。
オリジナル曲、Positive Life 。モダンな響きのするメロディで明るく展開していく感じが前向きな感じの曲。
本当に、美しいメロディが続き、メロディに騙されそうになるのですが、ファラオのピアノは音数も多く、切れることなく長いフレーズが次々とあふれ出てきて素晴らしい。

5曲目では、冒頭にチェカッレリの軽快で切れ味よいドラムワークがはいって、アップテンポで、スリリングに走り抜けていく息もできない演奏。
アルバムの中ではスパイス的な役割もあるかも。
続く、ファラオのオリジナルは、映画音楽のような柔らかな色彩を持った曲。
そして、Il Prete Sposatoでは、寄せては返す波のような感情表現。

再び彼のオリジナルでMy Father's Song II。亡くなったお父さんに。
いかし、彼の演奏は早く長いパッセージでもミスタッチなど無く美し音が続く。
気づくと瞬間的に爆発して、かなりのテンションで演奏してるのだが、実に綺麗。
Faustinaは、ドラマチックにはじまり、エキゾチックなメロディが印象的、エレベが民族楽器のような効果になってます。
Oscar Is The Backはジャジーでブルージーな感じで、チェカッレリのドラムがセンスよく冴えてる。
ファラオのオリジナルの最後はNowise。ゆったりした中にドラマを見るようにエモーショナルな展開。
終演は Confessione E Addio。哀愁を感じるメロディを最後まで止まることなく一気にかけぬる。躍動感。爽快感。そして、ダンディズム。目にも止まらぬ速さで動く指。お見事!やっぱ、巧いよねぇ。。

最近の彼のピアノの特徴は、その濡れ感。。
透明な響きというよりは、しっとりとした甘さが匂い立つような煌めき具合。
堅い氷が少しだけ溶けだしたときのあの美しさ。。エロティシズム。
お得意の高速パッセージでテクニックを駆使してなが~~い長いフレーズをかけぬけようとも、決してマシンのような無機質な感じせず…、ちょっと、媚薬にも似た妖しい香り。
しかし、50分ちょっとのこのアルバム、かなりの「重量感(お腹いっぱい感)」があります。
そして、全編エレベです。ドラムのぴしっとした切れ味と、エレベの電気的なノビある音はなんとも言えない感じ。これは。好みがでるとおもうのですが。。。
ファラオのピアノは素晴らしい。。これを、エレベ嫌いだから、と、聴かないのもったいないとおもいます。。。がぁ。。

1 Vecchi Amici
 TOTO SEXY(セクシーなトト) 1963
2 La Via Dei Babbuini
 LA VIA DEI BABBUINI(愚か者たちの道)1977
3 Profumo Di Donna
 PROFUMO DI DONNA(女の芳香) 1974
4 Positive Life
5 Golden Age
 TOTO SEXY(セクシーなトト) 1963
6 Try To Change
7 Il Prete Sposato
 IL PRETE SPOSATO(既婚の司祭)1971
8 My Father's Song II
9 Faustina
 FAUSTINA(ファウスティーナ) 1968
10 Oscar Is The Back
 IL VEDOVO(男やもめ) 1959
11 Nowise
12 Confessione E Addio
 PAOLO IL CALDO(ああ情熱) 1973

Antonio Farao (p)
Dominique Di Piazza (el-b)
Andre Ceccarelli (ds)

少し、、酔ってるのですねぇ。。
お出かけしたのねぇ。、、
アントニオファラオって昔のジャケ写真、みんなヘンだったよねぇ。。
最近、かっこいいのよね。。
う。。。ん。。♪
東京、いきたあい。。orz...



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