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音楽で拡がる輪

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2007年9月25日 (火)

Under Rousseau's Moon Live at Blue Note / Gil Goldstein



早朝、雨上がりの庭に佇むと赤とんぼが遊びに来てた。
夏の間に背高のっぽになってゆらゆら揺れるセージのてっぺんで、気持ちよさそう。
すっかり、秋。
しかし、秋ってどうしてこんなに「哀愁」とか「郷愁」とか心の感じやすい部分を刺激するのでしょうね。
季節を愛でる日本人ならではなのかしら?

今日はね、旧暦の8/15なのですね。今日は、お天気イマイチだけど、うん、「仲秋の名月」。(え?死語??)
でも、満月ではないのよ。今年の満月は9/27日だそうです。
それでもね、少し前からお月様はどんどんふくらみ、澄んだ秋の夜空に君臨しています。
大きく白く輝く月の光は昼の太陽の光より「強い力」があるような気がしません?
青白い月の光は、不思議な力を秘めている気がします。
大好きなSF作家、ハインラインの名作「月は無慈悲な夜の女王」って、タイトルを思い出します。
でも、これって、原題は「The Moon Is a Harsh Mistress」で、直訳だと「月は厳格な女王」みたいな感じらしい。訳者のセンスに乾杯♪

月でね、もう一つ好きなものがある。アンリルソーの「The Sleeping Gypsy」。
まさに満月の魔法を絵にしたようなような詩情的な構図。
色合いはもちろん、マンドリンを傍らに置き、すやすや眠る黒人のジプシー、そして、「ライオン」、それを照らす満月。。。
とても不思議な神秘的な雰囲気をたたえた絵。
去年、この絵の一部をつかったジャケットのギルゴの「Under Rousseau's Moon」リリースされたのですよね。

Gil Goldstein、ギルゴールドスタインはピアノ、オルガン、アコーディオンなどはもちろん、ギル.エヴァンスオーケストラのアレンジャーやマイケルブレッカーやパットメセニーの頭脳としても大活躍なコンテポラリー界きっての才能の持ち主でっす。
メンバーは豪華。。でも、ランディの参加をみてるとマイケルが病気でなかったら、クリポタの席はなかったかもねぇ。。ま、深くは考えないで。。なんたって、クリスポッターもだ~~い好きなサックスだもん。
アルバムは、ジャコとギルエヴァンスに捧げられているようです。
ジャコの愛奏曲が中心かな。

The Bandのロビー・ロバートソンの曲出幕開け。
ゆったりと、クールだけどジャージィな雰囲気を漂わせながら、徐々に音が重なり厚くなっていき、まさに幕開けのアンサンブルの見本のようなクラシカルなムードから、切れ目無くつづく2曲目で、普通は、ギルゴの感嘆。
バードの「ドナリー」なんだけどねぇ、頭からが、アライアスとボナがワールドミュージック風(アフリカのお太鼓風?)にリズムつけて、そこにストリングスが「うねうねううね」とドナ・リーを進行させる!途中からラテン調になるんだけど、ホント、最後まで独創性をキープ。これ、好き☆かなり、面白い。
Three Womenは、やはり、ストリングスを使って、イントロ部分はチェンバー・ミュージックって、感じなんだけど、クリポタのソプラノが浮遊感があって、いいよねぇ。
レげぇだぁ。わすは、、れえげぇは不得意。北国の女だからぁ。でも、クラプトンの有名曲は、ずんずん、一緒にうたいまっす。
と、クリポタはソプラノで、陽気にうたいまっす。つづく、ギルゴのアコーディオンはいい味でっす。って、ぴったしかと。。

1分半のボナの見せ所。ぐぇ、って感じ。すげぇ、バカ速い。しかーーーも、ヴォイスによる一人ユニゾン♪あんぐり、してくださいまっせ。「お笑いオチ」でしめて、次にそのまま続きまーす。
Boplicity/Some Skunk Funk。クリポタがテナーに持ち変えてる。ランディがあぁ、いえば、クリポタがこう、言う。。ユニゾンになった後には、ギルゴのシリアスなピアノが入る。まぁ、みなさん、巧くからんでくること。。
で、Mike MainieriのオリジナルSarah's Touch。ステップアヘッドのピットインにもあったよねぇ。
と、なんかねぇ。。ランディのトランペットがフィーチャされてるわけで、マニエイリがソロとるわけで、、年寄りには、、もう、、それはそれは。。涙腺緩みそうな1曲。
最後まで加速感があって、、、みんなで仲良くおしまい。

今度は、アライアスのパーカッションソロ。1分勝負。コンガだって。そう、お亡くなりになったのよね。つうことは、天国は大賑わいだね。つづけて、ジャコの曲を2曲。
まずは、Liberty City!ここで、フィーチャされるのは、テナーを抱えたクリポタ。この陽気で軽快な曲に所々で入るボナの高速フレーズも宜しゅうございますが、クリポタのソロは、ええですけど。曲の明るさをキープしながら健闘。おまけに、ランディのソロが続きます。見せ場をクリポタ以上に熟知してるランディ。
Three Views of a Secretはギルゴのアコーディオンとストリングスが重なり、舞い上がるような気分。。ヴァイヴのクールな音色が煌めく☆のよう。ランディとクリポタももちろん絶好調。ランディって、何時までもやんちゃな兄ちゃん、ってかんじなんだけど、ビシッと、切れ味いいよねぇ。

と、哀愁ってのは、まぁ、こんなもんでしょう。って、ギルゴのアコーディオンソロ。
悲しみは、乾いた風にのせて遠くに運ぼう。。
この哀愁は次の曲にもそのまま引き継がれます。ストリングス&アコーディオンで月夜の魔法を。最後の1分間くらい、薄いベールにぐるぐる包み込まれるような感じがたまりません。そして、ボナの歌によるボナのオリジナル。可憐なピアノに誘われるように、祖国アフリカの匂いがたっぷりの歌が始まる。。人と自然は仲良くしなくちゃな、って気分になるぞぉ。そして、歌の始まりが、、このアルバムの終焉。

メンバー紹介と拍手、そっか、完成度の高いライブでありました。。
ニューヨクは、ブルーノートの今宵のように満月直前の月夜の出来事でした。(きっぱり)

1. The Moon Struck One
2. Donna Lee
3. Three Women
4. Good Morning Anya
5. Bass Solo
6. Boplicity/Some Skunk Funk
7. Sarah's Touch
8. Percussion Solo
9. Liberty City
10. Three Views of a Secret
11. The Camel's Lament
12. Moondreams
13. Suninga

Gil Goldstein (p, acc)
Don Alias (perc)
Richard Bona (b,vo)
Randy Brecker (tp)
Mike Mainieri (vib)
Chris Potter (ss,ts,b-cl)

The Zebra Coast String Trio
Joyce Hammann (vl)
Lois Martin (vla)
David Eggar (vc)

Half Note Records (HN 4527) 2006


それでは、おやすみなさ~い。m(__)m
つうか、、今まで、寝ちゃったんですけどね。。
今日が仲秋の名月なんで、明日の朝、ってわけにはいかんですからね。。

そう、クリスポッターの新譜
Song For Anyone/Chris Potter 10
これもストリングストリオ?が入って(しかも、バイオリンはMark Feldman!)
こっちはね、クリポタ中心に世界がまわってるよぉ。
アンサンブルの妙、ってより、クリポタの「サックス」が、メインディッシュでっす。
どうぞぉ、こちらも、ご贔屓に。。m(__)m



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JAZZ(Born In The U.S.A. )」カテゴリの記事

コメント

TITLE: TBさせていただきます
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本作は昨年のベスト10に入れたほどの素晴らしい作品でした。
私たちの世代としては「懐メロ」的な楽曲がとても懐かしくて、特にSarah's Touchは感動ものだったです。

十五夜にアップなさるなんてさすがにロマンチストのすずっくさんですね。

TITLE: ロマンチスト。。現実は全然違うのよ。。
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ナリーさん、、トラバありがとう。。

ナリーさん達が、話題にしてたのは一年前ですね。
あっとうまに、時は流れますよね。

>本作は昨年のベスト10に入れたほどの素晴らしい作品でした。
う~ん、アルバム手に入れたのなんかおくれちゃったんだよね。あ、いつもか。

まぁ、でも、ジャケットも好きなんで、何処かでジャケあわせで、ブログにあげたっかたのです。

>私たちの世代としては「懐メロ」的な楽曲がとても懐かしくて、特にSarah's Touchは感動ものだったです。
やっぱ、懐メロかぁ。。。って、私は、聞いたこと無い曲ばっかりでした。(バッシ)痛いなぁ。。

昨夜は、雲がおおかったのですが、真夜中は月は雲から顔を出していたのです。で、
寝室のベランダから、お月見しちゃった。。
綺麗だったけど、ちょっと、寂しいお月見。

>十五夜にアップなさるなんてさすがにロマンチストのすずっくさんですね。
ロマンチスト、ではないわ。。よく、分かってます。
うん、でもね、やっぱ、9/25の日付にこだわったんだけど。。
でもね。。苦情がきちゃったんで、、
少し、なおしました。。。なんだか、誤解をうける文章だったみたいで。。
ばたばただし、凹んでるのでえ、、トラバ、コメント、、明日にしますね。(T_T)
なんだか、そんな悪きは、、なかったんだけど。。
なんか、凹んだ。。今日は、退散。(T_T)/~~

TITLE: 月に酔おうよ
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Suzuckさん、こんにちは、monakaです。
TBさせていただきました。 昨日バブさんのところで名月と知り月を見ました。
月は悪魔のものでしょうか、日本人は月を安息のように見ているように思います。日常に月を愛でるなど忘れていましたが、たまたま競演できました。
世の中には、きちんと名月を楽しもうとする人々もいるんですね。その余裕を持てるようになりたいですね。とりあえずその日を意識できたことで感謝したいと思います。

TITLE: ナリーさん、最中さん、、
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どうやっても、、お二人のブログに入館できましぇん。
たぶん、、、トラバだけいきました。(これは、入手済みだったから)

また、あとでチャレンジします。m(__)m

TITLE: ああ、、パブさん、、
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パブさんのところもだぁ。。m(__)m

TITLE: 最中さん
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あなたへのコメントも何故か、あがってない。(T_T)
すみません。m(__)m

TITLE: 久しぶりの投稿です。
SECRET: 0
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トラバ、ありがとうございました。
こちらもトラバさせてもらいましたぁ。

思えばブログ書いてほぼ最初の記事だったのだなぁ。

今日が満月なんですね。
夕方クルマを走らせながら怖いぐらいにでっかくて真っ赤な月をみましたよ。

秋はね、旅をしたくなりますね。
ここではない何処かにね、、、
なぁんてことをしばらく前のシールマンス/ワーナーのデュオの記事を読み直して思ってました。

ではでは。

TITLE: グー・ブログ。。
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メンティナンス中なのでしょうか?
うん、未だにアクセスできなんですけど。。

つうことで、ナリーさん、最中さん、バブさん、、
あとで、トラバもし直します。
なんか、息切れしたなぁ。。

TITLE: 満月みましたか?
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PASS:
最中さん、おはようございます。
なんだか、グーさまは点検中なのかしら。
3人とも、グーさまなんですね。今見たら、クリスさんもだ。

>TBさせていただきました。 昨日バブさんのところで名月と知り月を見ました。
あら、あら。
でも、満月は昨日ですから。

>月は悪魔のものでしょうか、日本人は月を安息のように見ているように思います。日常に月を愛でるなど忘れていましたが、たまたま競演できました。

月、好き。月グッズ結構もってますよ。
少し前、三日月柄のお寝ま、持ってた。(^_^);
すずっくは、太陽も好きなんですが、子どもの時から月が大好きです。
縁側や屋根の上から、月や星を眺めてましたよ。
最初に自分で買ったポスターは、月面の大アップであった。。

月の光は太陽の反射なので元をたどれば、同じ光。
太陽の光は世の中に「恵み」を与えます。
月の光は「恵み」ではないけど、心届く何かありますよね。
でも、人を「惑わす」力も持ってますよね。

あ、好きな月、もう一つみつけた。コルトレーンのクレセント。
最中さんも、好きでしょ?

TITLE: Red Moon
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やぎ@にいがたさん、お元気でしたかぁ。

>こちらもトラバさせてもらいましたぁ。

そう、前にトラバしたの、ハンズでしたからクリポタ繋がりですね。
なんかね、私ね、今年の秋は息づかい、って感じなのですよ。
サックスとか、ハーモニカとか、ようは、、「息」を感じたい気持ちになってるのです。

>思えばブログ書いてほぼ最初の記事だったのだなぁ。
初初しかったわけね。

>今日が満月なんですね。
>夕方クルマを走らせながら怖いぐらいにでっかくて真っ赤な月をみましたよ。

そう、登りはじめの月は大きくて、ちょっと不気味な色ですよね。
リック・マギッツァが参加してるフランスはムタン兄弟のレッドムーン、ってアルバム思いだした。これ、かっこいい。

>秋はね、旅をしたくなりますね。
>ここではない何処かにね、、、
>なぁんてことをしばらく前のシールマンス/ワーナーのデュオの記事を読み直して思ってました。
そうですねぇ。。
まぁ、やぎさんは「ここ」も旅の通過地点みたいなものでしょ?
何時か、ここも「何処か」の一つになるんじゃない?いいなぁ。

って、私も一人で車運転して(苦手なんだけどね)ちょっと遠くに行きたいな。
10月、、前になると、昔、、住んでた秋田を想い出す。。その年の秋から冬はずっと黄昏れたんだけどね。

TITLE: グー・ブログの皆さまへ…
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我が家のマックは、一昨日の夕方から?そちらにまったくアクセスできない状況になってしまいました。
どうすればいいのか、、まったく、わかりません。

心配なのは、トラバしちゃった3本です。
トラバ行ってるのか?みることもできません。
失礼なことがあったら許してください。
とりあえず。。

どなたか、同じ状況の方はいませんかぁ?

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