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音楽で拡がる輪

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2007年4月21日 (土)

Storybook/Larry Koonse &Darek Oleszkiewicz

子守歌って、、優しさと寂しさが同居するメロディが多いですよね。
遠く懐かしい、記憶にもならない記憶と細い線で結ばれてる音楽。。。
温かな肌のぬくもりと同時に、二度と帰ってこない想い出に郷愁をともなう。
子供の頃、枕元で親に物語の本を読んで貰う、というシーンに憧れてました。
両親と離れて暮らして居ましたので。
布団に潜り薄暗い空間で独り本を読みながら寝ちゃうことが多かったです。
Storybookと名づけられたこのアルバム、ジャケットをみたとき、、
愛されてたけど、、ちょっと寂しかった子供の頃を、、想いだしました。
子供心に、、大人になるまでには、、随分時間がかかる。。
と、涙がこぼれそうになるのを我慢したけど。
過ぎ去った時間は意外と短かかった気もする。。。

大好きな糸ものデュオ。大好きなクーンス&ダレクのギター&ベースのデュオ。
二人とも、実力からしたら日本での知名度は低いけど、アメリカは西海岸を中心に活躍してる素敵なミュージシャンです。

ラリークーンスはね、お父ちゃんもジャズギターリスト。ギター屋の子はギター屋に決まり。
ジャズギター界の親子鷹は、有名なレイニー親子、ピザレリ親子、、と居るけど、ラリークーンスもお父ちゃんとデュオアルバムだしています。
ここでは、以前にスコットコリーが参加している「Americana」ってアルバム紹介してます。
お父ちゃんから学んだバップの伝統をきちんと芯にもって、現代的でカッコイイギター。クールで耽美的な面も持ち、、メロディアスなシングルトーンのソロが素敵です。

ダレク・オレシュキェヴィッチは、オラシオさんが詳しい!なぜなら、ポーランド出身のベースだからです。
今は、アメリカ西海岸に住んでいて、メセニー、メルドウと共演したり、ハービー・メイソン、アラン・パスカ、ラリーゴールディングス、マイケル・トカイ等々、、多くの有名ミュージシャンと共演しています。
「Like a Dream 」なんて、メルドウが5曲も参加してるリーダー作もあるのです。
東欧出身のシンボルマーク!楽器使いが上手い。ピッチがよく、好奇心旺盛、ソロをとるとなかなか歌心のある心情派。私好みな、おセンチなソロもあります☆
以前から、同じバンドのレギュラーメンバーだったりして親交があるのです。
この二人、詩情的な描き方、色合いみたいなのが似ている感じなので、デュオは大変嬉しい。あ、曲によってパーカッションが入っています。

アルバムは、全て二人のオリジナルで出来ています。
ラリークーンス(1,2,4,5,8,9)ダレク(3,6,7,10)
どの曲も、いつか何処かで聴いたことがあるような、、ないような。。
そんな、親しみやすく、、哀愁と郷愁に満ちた曲。
そして、ラリークーンスはアコースティックギターも沢山使ってます。


物語の扉をあけると、アコースティックギターの響きをいかした小さな物語ではじまります。クラシックギターの練習曲のような1曲目。
この世のものとは思えない美しいギターの調べで始まる2曲目。ゆっくりと、クラシカルな空気に、くっきりしたダレクのベースのソロが郷愁を誘う。
3曲目も美しく、動きのあるメロディ。これ、オーバーダビングかな?美しいシングルトーンのギターの演奏の奥で、ずっとアコースティックギターがリズムを刻みこれも哀愁のある一曲。

素敵な世界。。だ。。
う~ん、ベースとギターの役割はほとんど同等で、同じように二人に空間が与えられる。
空間使い、音使い、、声にならない会話が沢山つまった素晴らしい演奏。
選ばれた音の響きに多くの感情が詰まっていて切ない。
胸にせまる。。そして、、懐かしい。。

4曲目はそこに、適材適所のパーカッションも加わり、より色彩感をます。
少し内省的な仄暗い前半の息抜きのように、5曲目はラテンフレバーの曲。
パーカッションも賑やかに、いけいけで陽気でキャッチーなお歌。
ここのダレクのソロは、ずっと歌いまくりで一緒に歌って踊りたくなる。
つづく、ギターのソロも楽しい、はずんでる。
再び、暗さを秘めた曲でのダレクの長いソロも素敵だし、続くギターソロの悲しそうなブルージィなフレーズもたまらない。一つ一つのフレーズに力があるのです。
7曲目もマイナーなブルーな雰囲気をたっぷり持つ。ベースソロが切り込み方がかっこいい。ここのパーカッションは私はいらない気もするんだけど。
でも、ここのラリークーンスとダレクの長尺なソロも凄いです。
8曲目も静寂で内省的なのですが、ヒートアップもしてスリリングな楽しみも。
9曲目は、5曲目のようにちょっと、他曲とちがったアクセントを持つ曲。
ちょっと、アブストラクトでエキゾチックな雰囲気も感じる。
最後はダレクのソロで始まる柔らかで穏やかなほんわりした曲。
柔らかな夜明けの光りのようにほのかに明るい。
最後の物語は、、希望の光で。。。
なんでしょう?この穏やかさは。。
そんな二人の願い想い感じられるような、平和な響きで終演。。。
残念ながら、オマケはない。。(きっぱり)

今宵、子守歌代わりに不思議なセピアカラーの一冊はいかがでしょうか?
小さな10編の物語をあなたに。
音楽に誘われて、あなたの琥珀色の想い出が蘇るかもしれない。。
これを読んだら、、、
明日の朝は、、、やってこないかも。。しれない。。(嘘)
まぁ、、ちょっと、お話のさわりを、、きいてみてくださいませ♪

1. Vignette
2. For Chopin
3. Between Nowhere and Goodbye
4. Candle
5. Island Song
6. Beautiful Eyes
7. Seventh Heaven
8. Harlequin
9. Senegal Trance Dance
10. Valentine

Larry Koonse (acoustic and electric guitars)
Darek "Oles" Oleszkiewicz (bass)
Munyungo Jackson (percussion)

Jazz Compass (JC1013)

あの時飼っていた、犬も、猫も、、もう、、ずっと昔に、土にかえってしまいました。私しか覚えていない出来事、、あれ、、これ、、あれこれ。。。あれこれ。。

実家のアンズの木は既に実をつけなくなってしまった。。
小学生の時に最初に作ったアンズジャムの甘酸っぱさはよみがえるけど。
夏休みにカブトムシやクワガタを捕まえた秘密の木も朽ちた。
みんなでツリーハウスを作った防風林も、白いアパートがたっている。
ジャンプを競った蛍の小川もコンクリートで防御されて味気ない。。
周りの山々、、風景、大空は変わらないけど、
世話好き、話し好きな近所のおばあちゃん達も、すでに、、いない。。
記憶の中にしか存在しない物。。者。。
空中に浮かんだような、水中に沈んだような、、想い出たち。
何故か、そんなセピア色の時が流れるアルバムが、Storybookです。


Larry KoonseDarek Oleszkiewicz万歳~~♪
二人で来日してくれ。


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JAZZ(Born In The U.S.A. )」カテゴリの記事

コメント

TITLE: この作品はいいですね
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聴いた後、暖かく心に染みる感じがして、とても好みです。
音もいいですし、この作品は最近のデュオ作品の中でも出色の出来のいい作品だと思っています。

さすが、すずっくさん、いい選択眼をお持ちですね。

TITLE: Larry Koonse
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恥ずかしながら、例のダイアン・ハブカの最新作での客演を聴いたのが、僕のラリー・クーンス初体験でした。そこではごく真っ当なバップ・ギタリスト(しかもとても趣味がいい!)との印象を受けました。最近金欠でなかなか自分のためのCDが買えないのですが、彼のアルバムは本作も含めて色々聴いてみたいです。

TITLE: 触発された思い出たち
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すずっくさん、こんにちはmonakaです。
先日から思い出の場所へ言ったりですずっくさんからも、コメントいただきましたね。

空中に浮かんだような、水中に沈んだような、、想い出たち。

この思いでをどうするのでしょうか。大きな痛みが沢山あるように思うのですよ。
記憶を正確に有りたいですか。私には解かりません。

TITLE: お返事おそくなりました。m(__)m
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ナカーラさん 、ごめんなさい。

これ、いいですよねぇ。
かなり渋めなのですが、ふたりとも上手いので、
落ち着いてじっくりと聴けるのです。
引き出しが沢山あるミュージシャンって、
引き出し一つ一つを上手につかって、
決して詰め込まずに、演奏からは沢山のものがきこえてきます。

このアルバムのいくつかの演奏はそういう演奏の典型的なものだとおもいました。

>聴いた後、暖かく心に染みる感じがして、とても好みです。音もいいですし、この作品は最近のデュオ作品の中でも出色の出来のいい作品だと思っています。
ナカーラさんが言うなら、間違いないですよね~。
みなさんにも安心してお勧めできます。
がぁ!!発売後、、すでに半年。。
もっと、売れて欲しい、、ところです。はい。
もっと、話題になれぇ!!はい、はい。

TITLE: ハブカさま、、
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jazzaudiofanさん、、
さすが、ハブカさま7弦ギター弾くだけあって、ギターの趣味は抜群です。

>恥ずかしながら、例のダイアン・ハブカの最新作での客演を聴いたのが、僕のラリー・クーンス初体験でした。そこではごく真っ当なバップ・ギタリスト(しかもとても趣味がいい!)との印象を受けました。最近金欠でなかなか自分のためのCDが買えないのですが、彼のアルバムは本作も含めて色々聴いてみたいです。

お父さんとのアルバムいかがですか?
私も、LOOK NO FURTHER/DIANE HUBKAを手に入れてるのですが、これはジョンハートですよね~~。
最新作もかわなくちゃ。。いかんと、、言う事ですね!
なんつうか、、ピアノが売りってかんじですが、ギターもとっても良いでしょ?
このギターの歌心はとても良いですよね。
お近くでライブがあったら、、
是非、、ダレクと来日してデュオきかせてね。。
って、おつたえください。
日本にもファンがおります。はい。

TITLE: 鮮やかに、、でも、、、
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最中さん、
やっぱり、おでかけしたのですね!
同会場に行った人が感動していましたよ。

>先日から思い出の場所へ言ったりですずっくさんからも、コメントいただきましたね。

うん、かなり危うい想い出なのですが、、ハッキリと脳裏に焼き付いています。

>この思いでをどうするのでしょうか。大きな痛みが沢山あるように思うのですよ。
>記憶を正確に有りたいですか。私には解かりません。

私、、結構高齢のお年寄りとお話する機会わりと、あるのです。。
以前から感じてるのは、人間には歳と供に、死に対する恐怖が薄らいでいくようなプログラミングがされてるとおもうのです。
記憶は鮮明で、いろいろ考えると痛みも大きいのですが、、
それは、次第に痛みの無い方向になるんじゃないかと思うのです。
まぁ、お互いに、、まだまだ中途半端なお年頃で、胸に痛みを覚えつつ明日への希望もあるって事で。(^_^);;

麦わら帽子、、飛ばしたことありますよ。。
白根山の帰りに。。眼下に草津?がみえる場所で。。
手が届きそうな場所なんだけど、、父にあきらめるように言われました。
リボンがひらひらして、「さよなら~」って感じだった。

TITLE: 付け加えです
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お忙しいところ、お返事ありがとうございました。

ところで、前のコメントでは作品の音のいいことを書きましたが、この作品のジャケットの趣味の良さについて触れるのを忘れていました。

これは中身の音楽ともマッチした、持っていて楽しくなるジャケットですね。

中の音楽についてはsuzuckさんの感想に何も付け加えることなどありません。(ペコリ)

TITLE: 忙しくなんてないですよん。
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ナカーラさん、私、なんでものろまなんですよぉ。orz

>ところで、前のコメントでは作品の音のいいことを書きましたが、この作品のジャケットの趣味の良さについて触れるのを忘れていました。
そうなんですよね。。
色合いもいいし、中を開くと背表紙にお腹のちょっとでたおっちゃんが、、座ってるんですよね~。

>これは中身の音楽ともマッチした、持っていて楽しくなるジャケットですね。
そう、そして、「え?なんだろう?」って印象に残るとおもうんですけどねぇ。。。
そうだ、おじちゃんの写真ものせておこうかな。

TITLE: Re:Storybook/Larry Koonse Darek Oleszkiewicz(04/21)
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David Friesen/connection
こんなの今日かってきました。2枚組で1980円。
1枚はKoonseとのduo、もう1枚はJoe LaBaraberaくわえたtrio。

Naxos盤はあまり良さ分からんかったのですが、このアルバム中々良さそうです。まだ2曲目ですが。

TITLE: すげぇ。
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しぶちゃさん、おはようございまっす。

>David Friesen/connection
>こんなの今日かってきました。2枚組で1980円。
これは、ノーチェックでございましたぁ。
大好きな糸ものデュオですねーー。
どんなんなってるんだろう。。
ダレクとは全然違う世界なんでしょうねぇ・・
と、曲はオリジナル中心ですか?
うむ~~。
検索かけたけど、うまく情報がヒットしないなぁ。。
フリーゼンって結構多作ですよね。
>1枚はKoonseとのduo、もう1枚はJoe LaBaraberaくわえたtrio。
二枚組みなんですね。
わぁ、そりゃ、気合いがいりますわ。

>Naxos盤はあまり良さ分からんかったのですが、このアルバム中々良さそうです。まだ2曲目ですが。
わ、どうでした?
だいたい、アルバムってとっつかみがあいけてると、良いことが多いですよね。
面白かったかな?

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