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音楽で拡がる輪

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2006年3月

2006年3月31日 (金)

ContoS/Fresu,Castri,Taylor

イタリアは明るく陽気で「お気楽な」イメージがありますが、楽器、音楽、美術に長い伝統があり、簡単にそのイメージからイタリアのジャズ、ってまとめることは難しいです。(ま、、何処の国でも同じか。。)
93年にEgeaからでてるこのアルバムも、「個」がキチンと確立した3人の内省的で、緊張感、集中力の高い演奏が詰まっており、完成度の高い作品かな~、っておもいます。今聴いてもまったく古さを感じません。超愛聴盤。

Egeaのジャケットはどれも独特なのだけど、その中でもちょっと異彩を放つなデザイン。このシュールな物体?生物?が放つ異様な雰囲気です。
ジャズといっても、レーベルのコンセプトからクラシック寄りのアルバム作りが多いEgeaの中では、ドラムレスで、かなりインプロ度、ジャズ度が高いアルバムで、クールで、全体のイメージは、暗~い感じです。光があれば、影もある。。。昼間はさんさんと輝く太陽、そして、夜は青白い月夜も画になるようです。
基本的に全編、、暗い!激渋い。最初に聴いたときに自分の中で「欧州石畳ジャズ」って命名したくらいですから。。(^_^);
中世の雰囲気を残す石畳の街を 真冬の真夜中に、徒党を組んで「徘徊」する悪党のイメージですよ。三人一糸乱れぬ行動、、し~~んとした広場、、空には青白い月。。
湿度が全然感じられない、冷た~~~い空気、、ピリッとした乾いた空気、、、

9曲は、メンバーのオリジナルで、それぞれの特徴がでてる個性的な曲が並び、その曲自体もこのアルバムの魅力になってる。フレズ4曲、フリオ3曲、ジョンテイラー2曲。偶然かな?ジャケットのクレジットの順番です。
1曲目Suenos!以前、オラシオさんがアルバムの1曲目がかっこいいアルバム、って特集してたけど、そのときに頭にすぐ浮かんだのがこれ。かなり不思議な雰囲気を持つ大好きな曲なのです。Suenos、って言うのは「夢」だそうです。「夢」の中、、不思議な世界を漂い歩く感じ。曲の頭でテイラーが弦をかき鳴らして、異空間に誘うとゆっくりとした、でも印象的なベースパターンでキャストリが登場。フレズは正攻法で、ストレートにテーマを吹き上げるのですが、無駄無くかっこいい。この息づかい、緊張感!渋いけど、ものすごく生ナマしくて、セクシーでもあります。テイラーのソロもぐっと集中してる。
マイナーな曲で強い緊張感を持ち、単調に力強くはいるテイラーのピアノが凄みがあって効果的な彼自身の曲が入って、3曲目は、アップテンポなフレズのソロから入るその名もずばり、Walkabout!いやぁ~すいません、これも大好きです。
このビート感と3人のそれぞれの隙間の埋め方、聴く方も躰が動きますよね。所々で、3人で、2人で、ユニゾンを決め決めして、息のぴったりあったかっこよさ強調。最後もバッシと決めて、してやったり、って感じですね。聴いてる方も大変気持ちが良いです。はい。
続く曲もフレズの曲なのですが、今度はメロディの美しさに少しうっとりしてしまいます。どこか、不安な気分にさせる、、、そんなピアノの演奏で始まるのですが、フレズの曲は哀愁あるイタリアンメロディって感じ。。。叙情豊かなフレズ柔らかさと歌心も楽しめる一曲。キャストリのソロも少し柔らかにメロディアスになる。もちろん、テイラーも、フレズの演奏と曲の美しさをたたえた綺麗な演奏で応えます。
5曲目のEvening Songは、ショートストーリーを展開させていく感じです。
彼ららしい「間」、、音のない空間を上手く使った演奏でこれも好きです。
ここでのテイラーの絡み方はとっても、彼らしくてちょっぴりフリーな感じも混ざっていて、切れ味よくて好きです。
その後もリズム、テンポ、間を工夫したフレズの曲、独特の緊張感が曲を支配してるテイラーの曲、タイトルとはほど遠いイメージのフレズのくら~~い曲(キャストリのソロがかっこいい)、、と、個性的で、緊張感のある曲が続き、最後は楽器で効果音的な音を出して、片足フリーにつっこんだキャストリの曲で〆。曲はキャストリ、ってなってるけど、フレズが使いそうなフレーズつうかリフをつなげた感じのような曲であっさり終わってしまうのですよね。最初はこれって、、「ボーナストラック?」って思ったくらいです。
今では、この唐突な感じの終演も好きになってしまいましたぁ。
52分30秒、、決してリラックスムードでは無いのですが、人の心の裏側をのぞき込んだような感じがあって、癖になります。
独りで聴くのが最高だな。

1.Suenos
2.Evan Song
3.Walkabout
4.Satie
5.Evening Song
6.Ninna Nanna Per Vale
7.Blue Glass
8.Lovely Ballad
9.Mandarin

Paolo Fresu (Tp)
Furio Di Castri (B)
John Taylor (P)

フリオさまとフレズは朋友ってやつで、かなり昔からデュオの作品だしたり、同じ時期にロマーノのレギュラーバンドのメンバーだったり、互いのアルバムでも行ったり来たりで、「ツーdeカー」って間柄です。先日書いたP.A.F.なんてのも一緒にやっています。フリオ様は、常にクールで渋い、ちょっと、屈折した感じがまたなんともかっこいい。速いパッセージで、どんどん送り出してくるフリオ節は最近ますます磨きがかかってきてる感じがするし、、
そう!ネグリの新譜はファン必聴盤ですよ。。もの凄く、キャストリかっこいいですから。
ジョンテイラーは、二人とはお初なのでないでしょうか?どうかな?若き日にはかなり尖った先鋭的、前衛的なプレイヤーのイメージだったのですが、ここではもの凄く良い意味で「年輪を重ねた」と、いったプレイで、二人の「ツーdeカー」の中に新鮮な緊張感をもたらしていますよね。大先輩ですものね?
フレズはいつもかっこいいので、ノーコメントにしよう。。(^o^)

あ、、、私的、、疑問をひとつ、、
ContoSの「S」が大文字なのは、単にデザイン?



追記 わけあって、削除しましたが、少し書き直して再び登録しました。M(__)M



2006年3月29日 (水)

倦怠は病気である。

来日中の「今も」転がり続けてる「石」のギターリストの言葉です。
新聞にでてました。
40年以上ころがりつづけて、現在もスターである人の言う言葉はかっこいいな。
悪い事も沢山してきたけど、ミックなんて、、「ナイト!!」だぜぇ。。
で、ナイト曰く。。
「音楽にとって大事なことはエネルギーであり、興奮であり、深い内的な
感情だけど、でも、深刻になりすぎない事が大事、ユーモアでもある」
「今の音楽は昔の音楽の上に成り立っていて、古い音楽でちょっと飛躍できると、内部で大きく変化できる」
だてに、40年やってませんよね。
コンサートでは、60過ぎた今でも、引き締まった躰であの「ステップ」踏むんでしょうね。

と、オーネットコールマンが来日してた。
げげ、全然知らなかったのは、私くらいなもんなのでしょうか。。
つうか、来日中です。
う~ん、昨日ね、ロマーノのアルバム選ぶときに、選択は幾つもあったんですよね。はじめリチュアルにしようか?っておもったのですが、何故か「To Be Ornette To Be」になった、ついでに「ダンシング・イン・ユア・ヘッド」も聴きましたぜぇ。
恐るべし、オーネット・コールマン!
こんな地方にまで、「電波」送ってくださったのですね。なんちゃって。
誰かいきましたか?行く予定ありますか?

来日と言えば、、追記もしましたが、Handsで絶好調のKasper Villaumeが6月にボブ・ロックウエルと来日する。ベースはあのボデルセンですね。
ツアーの具体的な予定はどうなってるのだろう。。

と、、ついでに、マイフェヴァリットなサックス吹きのスティファノ・バティスタも五月に来日する。
くっそ~、どうにかならんのですか、、このスケジュール。(T_T)
と、、このたった3日で帰国しちゃうのですか??
他で演奏しないの?バティスタ様情報も誰か、、宜しくおねがいします。

しかし、、五月のBNは凄すぎますよ。ブランフォードもビルフリもバートン&パットって、、なんだか、夢のような人達が日替わり、日替わり、、(って、オーバーですけど)
あぁ、東京に居たって、全部行けるわけじゃないけど。。
でも、チャンスは広がる気がする。。
きっと、また、、騒ぐだけで、一つも行けないとおもいますが、、
それは、、、それ、、チャンスだけは狙っておかなくちゃね。(T_T)

では、、そろそろ、、恒例の。。。

今日、こんなアルバム聴いていましたぁ。

ContoS/Fresu,Castri,John Taylor
澄み渡った冷たい空気をピリピリ感じるEgeaの名盤。
3人とも最高!!何度聴いても飽きることがありません。
って、、今日は寒かったのですよ。昨日は小春日和だったのにぃ。
今日は一転、、冬になりました。。霙もふった!明日は、、雪?って、本当??



2006年3月28日 (火)

To Be Ornette To Be / Aldo Romano

ネグリのアルバムを聴いていて、キャストリに痺れたまま、しばし、音楽的に動けない状況になってしまった。クリスさんがトラバってくれたシシの新譜をききたいのですが、新しい情報をインプットすることを私の小さな脳と態度のでかいからだが拒否してるので。。。

と、昔のアルバムを聴くことにした。
う~~ん、やっぱり、キャストリとフレズが一緒のロマーノカルティットにしちゃった。
親分は、アルドロマーノ。私はこの人のドラムももちろんですが、彼が作り出す世界が好きです。彼が作り出す独自の空気は、洗練されていて、でも親しみやすくて、、フランスの香りを漂わせながら、実にイタリアぽかったりします。その、結構いい加減な感じも好きです。
このメンバーは既に解散しちゃったけど、アルバムごとに、フレス、ダンドレア、キャストリの3人の魅力が見事に引き出されていて、どのアルバムも楽しいのだぁ。

このアルバムは、タイトルに名前がでてくるオーネットコールマンの曲を中心に、メンバーがそれぞれ一曲づつ持ち寄ったかたちになってます。
そのオーネットの曲の選曲も実にしゃれていて、そして、演奏は見事なまでにオーネットらしくないのです。
んじゃ、失敗作?ちがうんだなぁ。。。
ぎゅっとオーネット汁をしぼって、それを使って彼ら流の画をかいちゃった感じ。

フリーな感覚の演奏をまじえながら、最後は、オリジナルのロマーノのバラードでしめちゃうあたりが彼の美学かもしれない。
見事なまでにかっこいい、The Blessingではじまって、フレズの両党使いも全開で、哀愁ある美しいメロディを吹いていたかと思えば、どうやってこのミュートの二重音だしてるんだろう、って効果音ぽい演奏をしたり、いつものようにその二面性がとても面白かったりしちゃう。
フリー、って言えばフリーなんだけど、かなり計算された音作りの気もする。
4人とも本当に、メロディ、ハーモニー、洗練されてかっこいい。
全員がアブストラクトな感覚に富んでいながらも、「危ない」一歩手前という際の綱渡りが実に巧い。落下しながら、落下傘開いたり。。
特にダンドレアとフレズ、キャストリの時に足を滑らしてしまいそうなスリリングな演奏は15年以上前?!のアルバムだけど、面白いなぁ。
メンバーの曲ってのがあ、また、それぞれ個性的で、興味深い。。
そして、あのダンシング・イン・ユア・ヘッドのTheme From A Symphonyをユーロパワー全開で料理したあとに、スティーブキューンのOceans In The Skyでも演奏されていた美しいバラードで幕を閉じちゃうやり方も憎い!
「The Night We Called it a Day」とうスタンダードにそ~~くりだ、って話しは前回もしちゃったけど、、ダンドレア&フレズは哀愁も恋心もほのかに香らせてます。不思議な人達。。
たまに聴き直すなだけど、その都度に面白い、って思う。。

1. The Blessing
2. W.R.U.
3. Lorraine
4. Tears Inside
5. Contos De Sonu Intro'e Sonnu
6. Mind And Time
7. Check Up
8. Half Way
9. Feet Music
10. The Blessing (Variations)
11. Jayne
12. Theme From A Symphony/Skies Of America
13. Do


Aldo Romano (Ds)
Franco D'andrea (P)
Paolo Fresu (Tp,Flh,YAMAHA SPX90)
Furio Di Castri (B)

なんだか、キャストリ褒めようとおもっていたのですが、何故かフレズにスポットライト当ててしまったきがする。。
いやぁ、、かっこいいのですよ。若くても。。。フリオ様は!



2006年3月24日 (金)

Line up/Mauro Negri

ジャズ、クラリネット、で、浮かぶのはまず、スウィングの王様ベニー・グッドマンですか?日本だと北村英治。イメージは、やっぱり、懐かしく郷愁的な音色でしょうか?
私はポール・デスモンドのファンなのですが、彼のアルトサックスの音色にはクラリネットが入ってると思いまあ~す。
そう、ドルフィーやカークも演奏してますが、やはり、クラリネットはスィングジャズが王道って、イメージがあったりしますよね。
ヨーロッパだと、クラシックの本場、って事もあって、マルチリード奏者、って言われるような人は結構アグレッシブにクラリネット吹いてます。ミッシェル・ポルタルの、かっこ良すぎるバスクラの演奏もドキドキするし、同じフランス人には、ルイ・スクラヴィスって、有名人もいるなぁ。。どちらも、郷愁なんて言葉はぶっ飛びますよねー。
イタリアだと、Egeaレーベルの申し子のような、ガブリエル・ミラバッシ(流行のピアノはジョバンニ・ミラバッシ!)もいますねぇ。。。

で、今日はイタリアMauro Negri、サックスも吹くマルチリード奏者でーーす。
以前に「Funy Men」って言うアルバムが好きだぁ、って騒いでましたが、めちゃくちゃ楽しい演奏を聴かせてくれて、ここではサックスが主体でしたが、、ジッベリーニのギターに乗って、ビッロのピアノはずんで、、3人ともいっぺんにファンになりました。
大好きなキャストリさまの「Wooden You」でも、マリンバとともに渋く落ち着いたクラリネットを楽しませてくれ、、
自作では、怒ファンクなアルバムを「あの」ベボフェラと吹き込んでいて、それもそれでぶったまげだったのですが、、
なんせ、他にも追っかけが多くて、、しばらく、彼の新譜パスしてたのですが。。。

出た。。。出た!!
買わずに居られないアルバム。
ピアノがPaolo Birro♪ふゅ~ふゅ~♪
ベース!!Furio Di Castri、きゃ~きゃ~♪
Fabrizio Sferra パチパチ。。(一番印象薄いけど、好きなアルバムにサイドで居ること多いのだ)
イタリアのサイトで見つけてから、待ちに待ちましたね~、って、わりには来てすぐ開封しない怠慢なヤツですが。。

で、アルバムはファンクテイストあり、しっとり叙情あり、インプロばっちりのフリーな演奏(大丈夫、ほんのちょっとだから)から、泣けるようなバラード演奏まで、緩急、明暗、静動ありでたのしかったぁ!
想像できます?クラリネットのハードブロウ、っての。
ある時はフリーキーでダーティ!!あるときは透明感あって、ビューティフル!
変幻自在!そんなマウロネグリ(これで良いか、、ちょっとわからんが)がたのしめます。良い男になったねぇ。頭の毛、、無くなったけど。。。私は嬉しいわ。

一曲目の4人揃った切れの良い音を聴いて、もう、嬉しくて万歳。
ドスの効いたメロディとリズムは、そのままそれぞれのソロでも続いて、最初からそれぞれインプロぜーションで凄みをきかせてくれます。
4人の音が合わさると、どんどんグルーヴ感が高まって、一曲目にして引き込まれます。(いつもながら、単純に相手の作為にひかかる私)
次曲もマイナーな音階遊びのような不思議なメロディもぐるぐる回るピアノ効果で不気味、不思議な異次元巡り。
クラリネットの練習ですか?って後ろで、うごめく「伏線多数」。。。
クラリネットの大波にのって、知らない間に遠くの見知らぬ世界へ。
「キャストリ節」満載なソロ。。。不思議の国の瞬間の出来事。。。
3曲目の物憂げな曲も好きだなぁ。。。アルバムの前半は、少しダークな雰囲気のネグリがながれ、彼を眺めながら対照的に動くキャストリのベースの演奏が見事な流れになっていて、4曲目のようなちょっとばかりフリー満載な演奏も、面白く聴ける。いやぁ~、クラリネットもいろんな音がでますわね♪いけ、行くんだぁ!

で、いきなり、5曲目にめちゃくちゃ綺麗なバラードを配する、、。憎い!
ビッロのリリカルな音が、、まぁ、、涙ものだし、かわいいメロディですねぇ。
いきなり、ネグリも抒情的なしっとりした演奏で、哀愁もさそいます。
ビッロとユニゾンしたりしますが、(この人、ユニゾるの好きかも。)
え~ん、ここのベースソロもいいよぉ。バックキングもかっこいいよぉ。
で、ちょっと、息抜き風の楽しいユニークな曲を挟んで、、、
このアルバム唯一のスタンダード。「In A Sentimental Mood」丁寧にテーマを吹くネグリ。
想いを込めて、気持ちを込めて。。。それをビッロにバトンタッチして静かにインタープレイで登り詰めていく二人。。。ビッロはデュオ上手いよねぇ。。。
最後に、ふっと、、息をぬくタイミングも実に素晴らしい。
そのまま、続く、オリジナルの優しいバラードも素敵。まるで、春の野に咲くすみれのような香りがする。。曲。((と、オリジナルだとおもっていたら、、アルバート・ゲイムス作曲の有名な曲だった。。m(__)m、、どおりで、めちゃくちゃ良い曲で、ネグりは天才だとおもったぜ。。おまけにアマポーレはスペイン語で「ひなげし」だそうだ(^_^);、、無知ですいませんm(__)m))
優しく、ほのかに甘く、、、そして、儚げで。。。まさに「In A Mellow Mood」
(ジョニースミスのこの二枚、、知ってますか?と、、いきなり関係ない話題)
と、、キャストリのベースソロがまた絶品。ネグリは少しエモーショナルになって、フリーキーな音をだしたりするけど、我に返って静かに、幕をとじます。
中途半端な音で終わって、あれれ、、って思ってると、、十秒以上?の間があって、本当に終演となります。
えぇ~と、、せっかちなそこのやから、、、早すぎる拍手は慎むよう~に!

「Funy Men」の演奏より、ずっと深みがでて、「Wooden You」の時より遠慮が薄くなって、全編キャストリが大活躍なんだけど、だけど、ネグリも対等にバンマスはってた。あぁ、面白かった。。ぁ。

キャストリ、渋くて、かっこいい。フレスとの演奏では、いつもパーフェクトにかっこいいベースだけど、これも本当によかったです。
ガンガン弾きまくっても、常に感情をコントロールしていて、かっこいいけど派手っていうのとちがって、「渋かっこいい!」くそっ~♪、、また、惚れ直した。
早いパッセージなんてモロともせず、表で裏で聴かせてくれます。
感情に溺れることはない演奏なんだけど、聴く側は、、ぐっと引き寄せられてしまう。
わヵぁぁぁぁ!かっこいい。
と、、叫びたい。クラリネットの音色とマッチして、不思議な空間が広がる。

いろんなタイプの曲に、明快な解答を示すパオロビッロも素敵だぁ。
ビッロはシシの新作でも活躍してるので、リーダー作も期待しちゃうなぁ。
あなたも、、髪の毛無くても、素敵だぁ。。。
ドラムも抑制きかせながらも、パッシッと、決めがはいって、4人でがっちり意志の疎通ができてるバンドだった。。

あぁ。。。ユーロジャズの魅力満載。春爛漫。(関係ないっすm(__)m)
50分って時間も大変よろしい。。ようで。。

01. Line Up
02. Fluttuando
03. Rowertu
04. La Raza
05. Il Mulino
06. Lunotta
07. In A Sentimental Mood
08. Amapola


Mauro Negri Clarinet
Paolo Birro Piano
Furio Di Castri Double Bass
Fabrizio Sferra Drums

ギターのパット・マルティーノって、音符を立て続けに出しまくっても絶対豪華絢爛、って感じの演奏にならなくて、哲学的で渋くてかっこいいですよね。私的にはキャストリは同じイメージ。
本当はフリオ様、、と、、呼びたい。。



追記
これを読んだひとから、Amapola の記述に間違いがあるよ、、って教えてもらいましたあ。
有名な曲だった!、、、お恥ずかしい間違いでございました。
ジャケットよく読んだらちゃんと作曲者がかいてありました。(^_^);;





2006年3月22日 (水)

May Day /Emanuele Cisi & Paolo Birro

二人ともイタリア生まれです。Emanuele Cisiはもしかしたら、現在フランスにすんでるかもしれません。ナタリーロリエはじめ、かなり今日的においしいメンバーで録音した「隠れた天使」、というアルバムが、ちょっと話題になったサックス吹きです。聴きましたかぁ?これはちょっとコルトレーンがいちゃったりするアルバムなんですが、ロリンズライクなアルバムもありまーーす。テクニックももちろんなのですが、歌心重視、ってヤツでしょうかぁ、、朗々とおのれの道を行く感じですよね。

Paolo Birroはどうかな?この人の「Fair Play」って耽美的なピアノトリオの作品はファンが多いのでは無いか?っておもうのですが、絞り込まれた必要な音をだけで、曲を歌いあげ、私の好きなロータスブロッサムをロマンティックに奏でていたのが印象的です。聴きましたかぁ?
そう、表現がちょっとマイナスっぽいのですが、趣味の良いピアノ、ってイメージぴったりなきがします。最近のピアノトリオブームには乗り遅れたようですが、マイペースで結構、、と、素敵なアルバムに結構参加してます。
私的には彼がいると、買いの衝動を押さえるのに苦労しちゃうピアノです。(^_^);そんなのばかりで、なかなか、「これは絶対いいぞぉ」、、ってアルバムに手がまわりません。。。

このアルバムは十年くらい前の吹き込みなのですが、年に何度か聴きたくて家に飛んで帰ってくることがあるアルバムでーーす。
二人とも結構気に入っていて、いろんなアルバム集めたのですが、このアルバムが二人の共演盤では、一番よく聴きます。かなり好き。
突然ね、タイトル曲の「May day」が頭にながれて、心が震えてきてしまうのですよね。「ちくしょ~、、聴きてぇ。。」って感じで。で、今日はそのスイッチ入ってしまいました。
まだ、、3月だし、、緊急事態も発生してませんでしたけどねぇ。。(^_^);

良いデュオの作品って、演奏だけでなくて相手の人生に共感して、、尊敬して思い入れて、とうい感じで、、どちらかの人生の晩年にエモーショナルな作品ができあがることもありますが、(以前に話題にあがった「A Little Pleasure」「People time」はこちらの秀作ですよね)このアルバムはもっと平らな意味での信頼関係や演奏での互いの理解にすぐれた作品です。
どちらが主とか支えるとか、って言う感じでなく、自然ま感じで相手の言葉を聴き、語り、意見を言い合って、、みたいな対等な関係、親友同士、凄く理解し合える演奏者の立場とか、、そんな感じで演奏を凄く楽しんでいるのが伝わってきます。
互いにインスパイアされ、作品からは暖かな友情、とか、愛、みたいな言葉がうかんできます。文句ある人は相当心が荒廃してると察しますので、ご注意を♪(冗談!)

Emanuele Cisi の曲が3曲、 Paolo Birroの曲が3曲、他にスタンダードなど3曲いれて構成的にも良いバランスです。
二人とも素敵なオリジナルをかくのですが、特にシシの曲って、どこか遠くを眺めるような、遠くに行きたくなるような、、現実逃避行的なメロディ(^_^);;で、なんか、好きなんですよね。一曲目のMay dayは、彼のそんな漂うような視線が、誰もが心にもってる郷愁を呼び起こすような曲で、たまに頭をぐるぐる巡ってしまいます。スタンダードのAlone togetherもLong ago and far awayも原曲を生かしながら、、お互いの世界を往き来して、アグレッシブな演奏をみせるスリリングな展開も、本当に何気なく行われていて彼らの信頼の深さを感じてしまいます。
どちらかと言えば、静かに、でも、決して退屈ではない、濃い時間が流れてる。フリーキーな音もでちゃったりして、見た目以上に熱いのです。
どちらかと言えば、、耽美的で音数の少ない、って印象のビッロですが、シシとのインタープレイではかなり饒舌。でも、やり過ぎない、、、バランス感覚。。絶妙ですよね♪
兎に角、かなりの仲良しぶりを聴くことができます。はい。


1. May day
2. Alone together
3. Onde
4. Surrey with the fringe on top
5. La notte delle lucciole
6. Alcool
7. Long ago and far away
8. Inverso calypso
9. Neve in citta

Emanuele Cisi - Tenor sax
Paolo Birro - Piano

私的にちょっとご無沙汰してたこの二人が、新譜で続けてでてまして、
Emanuele Cisiは、ストリングスも2曲ではいってるちょっと面白そうなアルバムでした。もちろん、ビッロもいます。
それから、ビッロは以前好きなんだなぁ、、って、ぼやいていた、Mauro Negriの新作でもピアノ弾いてます。ネグリは、ちょっと暴れん坊のジャズクラの奏者です。昔のアルバムでは、ギターとピアノ(ビッロ)で、ファニーメンというアルバムあったのですが、今回は、クラ+ピアノトリオです。ピアノはビッロ、ベースはキャストリ、てことで、なにげに私的豪華メンバーでしたぁ。。


2006年3月20日 (月)

あれこれと、、

日曜日と祝日の「谷間」の月曜日。なんだか、調子がでない、って人はおおいのでは?私もそんな感じかしらね。いつも以上にボケがはいいてますぅ。
よく、TV番組であの人は今、、みたいなのがありますが、
最近話題にしたことで、ちょっと付け足したいことをあれこれ。。

一つは、2/15に話題にした「電気用品安全法」が多少の改正はあったものの、執行猶予期間がおわり、4/1から実施される、って話。
あれから、ヴィンテージ品は除外するとか検査場増やすとか、、
多少の改正はありましたが、まだまだ、沢山の人々の疑問の渦巻く中、、
法は4月より実行されるようです。。
どうも、、実行するご本人たちも、、うむ~、って感じもあるようなので、、
せめて、問題点を煮詰める為の期間を一年くらいもうけるとか、、処置を考えるといい気もするのですが、、やっぱ、実行するようです。朝、新聞に広告?がでてたもんね。

「お代官さま、、ご・・ごむたいなぁ。。」
って、声が聞こえてくるような、、、、あれぇ~~。。

ちなみにジャズ&オーディオ通信のjazzaudiofanさんの追記はわかりやすくまとめられてます。

あと、、新潟名産の「かんずり」!!
誰も反応してくれなかったが、私はあれから、吟醸六年ものを買ってしまった。。
(普通に小川屋でうっていたんだもん、、ちなみに小川屋しってます?)
これがぁ、、めちゃくちゃ旨くて、死にそうです!!
と、言うほどではなかったのだが、やはり、風味が大変よろしかった。。。
でも、次回は普及品(三年モノ)でもよいかな?とも、思ってる。
やっぱ、この際、400円ほど贅沢な道を歩もうかなぁ~♪
大いに悩む今日この頃。

つぎは、「話題の本」から少し、、
地元紙の夕刊には、団塊の世代の特集がずっと組まれていて、先週の土曜日は、「ジャズ」ってタイトルで、とくに70年前後のフリージャズがテーマになっていた。破壊と創造って永遠のテーマが時代の流れとマッチして、特に若者にとって(団塊の世代)フリージャズはそういった流れの先端だった、今は、、って話しの流れの中で、、、

東京四谷の「いーぐる」(う~~ん、最近聴いたような名前だけど、、忘れちゃったわぁ)ってジャズ喫茶のオーナの言葉がのっていて、

「ジャズ死んだわけではない。刺激的なジャズは常にある。それを演奏したり理解できるのは少数。開店当時と変わっていない」

と、話していた。とても興味深い話しであった。そう、、ジャズを理解できるものは少数。少数なのであった。あぁ、枠の外にはずれちゃったよぉ。残念!



今日、こんなアルバム聴いていましたぁ。

Trio/Marcin Wasilewski
音楽と生活を切り離して考える事ができない私は、真冬にこのトリオはちょっときつかった。がぁ、、春が来た。冷たい空気だけど、目の前に広がる風景は雪景色ではなくて、「なんだか、、春」、、しだいに、冴えきった音の饗宴を楽しめる余裕がでてきました。
このアルバムは、「わかる人にしかわからない、、耽美的な音楽である。」これは、わかる人だけわかる「じょーく」である。


2006年3月18日 (土)

On My Way Back Home /Daisuke Abe (阿部大輔)

3月になって、大雪も降りましたが、今日は明るい陽ざしで春めいっぱいって感じです。まだ、寒いけど、いろんな事が動き出す良い季節ですよね。
爽やかな気分にぴったりなギターのアルバムをかけていました。

Daisuke Abe, born in Tokyo, Japan....
ライナーに書かれてました。これ、見ただけで、おぉ、頑張れ、って思う私。私はかなり単純です。はい。
東京生まれのNY在住のギターリストは1978年うまれだそうです。このアルバムがデビュー作のようです。
本人のサイトによると、洗足学園短期大学を卒業後、奨学金をもらってバークリーを卒業したんだって。去年、Nagel-Heyer RecoadよりデビューCDが発売されて、それがこのアルバムなのです。

編成みて、しかもNY在住だし、あの次世代ギターの最先端を走るカートを意識したアルバムなのかな、って思ったのですが、若い彼の感性や意識の中に当然カートはあるのでしょうが、ジョンスコ、ジムホール、、、かなり大きな意味でパットメセニーまで含めた、現代ギター達の影が見え隠れするかなり都会的でクールな手法のギターです。でも、不思議なねじれを持つカート陰影よりもっとストレートな感情表現だし、演奏も結構ストレートに熱くなったりして、難解なかんじでなく普通の感覚でギターを楽しめました。クールで繊細なシングルノートで繰り出すフレーズ、センス良くはいるコードワーク、、先鋭的でないけど、なんともかっこいいギターでした。
若手ばかりのメンバーですが、これが、ニューヨーク基準かぁ、、ってやはり、凄いとおもうのだ。

何の縁故関係もありませんが、2000円くらいあまってるなら、話題の本など無視して、この若いギターの努力の結晶を買って聴いてみると、面白いとおもいますね。
世の中、山のようにうまいギター、かっこいいギターはいます。私なんぞ、痺れるギターはつきない。(^_^);;
いろんなスタイルのギターが居る。メジャーなシーンに駆け上がるギターとそうでないギター、その差はホンの少しな気がします。でも、その少しが、決定的に深く、絶望的な事もあるような気がします。

今、このギターが世界1か、って言われたら、私は正直に、うむ~、って言うけど、
でも、このアルバムが気にいってるか?っていわれたら、もちろん!!と、大声で答えます。
音楽の専門的な事は良く解らないけど、このアルバムが50年先まで残って、押しも押されぬ名盤になるかはなんともいえないけど、いろんな意味で大きな可能性があるギターなんだろうなぁ。。って、思います。でも、これからが、大変なんでしょうねぇ。。(既に母の気分)
極東のとある国のお嬢さま達のように、いたせりつくせり贅沢に名人達をあてがわれるような環境と随分違うみたいだものね。。
そんなこんなも含めて、これはかなり秀作!ギターは一聴の価値はあるかとおもったのでありましたぁ。

ギターの巧さはもちろんなのですが、全曲彼のオリジナルだそうで、それがまた良い感じなんだなんです。一曲目のサックスに誘われるように、ギターが初めてソロを披露する場面。。なんだか、遠い昔、、運動会のリレーでバトンを渡されて思いっきり地面を蹴って走り出すときの、ワクワク感、期待感、高揚感を思い出して、すごく、ポジティブな気持ちになった。頑張れ~♪2曲などパットメセニー風の哀愁や素朴さ、ふんわりとした軽さもあるし、アルバムはクールに聴かせる場面とアグレッシブな演奏場面も沢山あって、メリハリある配分で大変良い感じ。
やはり、アルバム全体にフレッシュなエネルギーが溢れ居て、それが浮遊感にもつながっているきがします。
ヴォーカルも2曲入ってバラードではアコギも弾いて、、無名(そりゃ、知ってる人はしってるんだろうけどぉ)の新人ギターリストの60分のアルバムはもの凄く美味しい1時間です。
百戦錬磨の世界のミュージシャンと比べて、なんぼの世界なので、厳しいご意見もあるかもしれないけど、、私は実に楽しい1時間でしたし、繰り返して聴いてもギター!!かっこいいと思うのです。

メンバーもなかなか、素敵!うまい!(って、もしかして結構有名人なのでしょうか?)ロドニーグリーンは、わかるんだけど。。
かなり熱くふきまくるシーンもあるテナーサックスはもちろん、リズム陣もなかなか聴き応えがあります。ベースもドラムも上手に自己主張しててる。
ほんと、バランスの良いバンドなので、急速展開な場面となるほど、ぎゅっと、音が収束され、気持ちが同じ方向むいてる感じで、聴いていて気持ちがよいです。

ピアノ、ピアノもいいのですよね。リリカルな雰囲気ですが、切れがよくアップテンポの演奏もかっこいいです。かなり、巧いとおもう。バラードでみせる、一つ一つの音を綴っていく美しさもかなり叙情豊かで素敵だった。
でね、2曲で入るヴォーカルのうち、4曲目のバラードは、そのまま、ポップスシーンでヒットチャートにのってもいいような、じんわりくるメロディです。唄姫も素晴らしい。。ちょっと、後ろ髪をひかれながらも、明日に向かって旅立っていく、、そんな風景が浮かんじゃって、、曲もギターも素敵だけど、このねぇさんもかなり素敵。。。哀愁が漂う素敵なシーンだぁ。。。

これからの季節、窓をあけて、、風を感じながら聴くのに最高だとおもう。。。

1.On My Way Back Home
2.Go!
3.Answer
4.Leaving
5.Machine
6.Kura
7.Eyes in the City
8.I-Shi
9.Last Call

Daisuke Abe(G)
Walter Smith(Tenor Sax)
Aaron Parks(P)
Matt Brewer(B)
Rodney Green(Ds)
Gretchen Parlato(Vo #4,#8)



人柄なのかな、、ぎらぎらした感じが無く、淡々とした印象もあるのですが、やっぱり、若さがもってる輝きがフレッシュなサウンドとなって、気負意のない爽やかな味付けとなってるきがするな。彼の年頃にもどりたいっ!

と、、旅にでたくなりました。。。


2006年3月16日 (木)

話題になってる本を読みました!

タイトルは、ご想像におまかせ。
もしかしたら、ジャズとかぁ、、構造改革とかぁ、、、
そんなようなタイトルだったきがする。。。。
著者、ってあるけど、喋者は、、、
中山、、とか、、、村井、、とか、、ジャズ喫茶いーぐるの店主とか、、、
う~~ん、忘れたかも。
ぶつぶつ言ってたら、友達が貸してくれましたのです。でも、感想書いてね、って。。ありゃりゃ。。

読み終わった、感想、、

税別1900円って値段は高すぎる。って事。
私はケチではないけどね。

この中味で1900円とろうって、魂胆の3人あるいは出版社への嘆きです。
本の価値なんて、お金で換算しにくいものですが、
中味がまったく無い、とまで言ってるわけでもないのですが
この内容で1900円は詐欺にちかいほど、「高すぎる」。と、きっぱり、いえます。

悲しいっていうか、情けないと思うのは、3人とも曲がりなりにもジャズに関する著書を沢山出してるジャズのライター?だと言うこと。
別の顔がそれぞれあるにせよ、ジャズとい音楽を愛して、それを「仕事」にもしてる人。。そして、書くことの大変さをわかってる人達だとおもうので、余計に情けないです。あなた達、、良心は痛まないの?

「自分を物書きのプロ」だと言い放ってる人間が、座談会、という名で、普段から自分たちが「それって、どうよ?」って思っていたことをほとんど世間話の感覚で喋りまくって、それを活字にしただけの本なのです。
そこには、反対意見のものもいないから、言いたい放題で、、、
討論する緊張感も無い。。から、雑談だよなぁ。。っていわれても仕方にかも。
彼らが馬鹿にしてる、ジャズの雑誌の企画として載っていたり、「おまけ本」ならまだしも、1900円もとって、次から次に「それって、どうよ?」式に話題がながれていくだけなのです。自分たちが出した疑問にたいしても、ちゃんと3人で話し合ってるわけでもないし。。
私が考える1900円の価値は無~い。

タイトルは大げさだけど、普段から抱いてるジャズに関係する、疑問、(それは案外まとはずれでもないのだけど)、それに対して真摯に検討重ねてるわけでもなく、垂れ流し的に喋って次へ、、喋って次、、みたいな、居酒屋レヴェルの会話といわれても仕方無い内容です。キチンと結論に結びつけていく、そういうレヴェルの本ではないのです。


まぁ、、
美人ピアニストばかりでてくるのはどうよ?、、とか、
何故エディヒギンズがもの凄い、って、次から次にアルバムでちゃうのよ、、とか
どうして、日本人ミュージシャンが世界で活躍しないのよ、、とか、、
まだ、その辺は自分もそうだよな~、なんて思ってる部分もあるのですが、、、
だからといって、それに対してどうすればいい、って感じの意見が述べられてるわけでもない。。ホント、感覚的には、雑談なんですよね。

個人のネット上のジャズのサイトの批判にいたっては、こんなに沢山あるジャズの個人のサイトを「個人のジャズのサイト」ってだけでくくる、なんて馬鹿げてるとしかいいようがないです。
私が寺島の文章が嫌いだから、ジャズ評論家はみんな嫌い、って言ったら、、彼らはなんて反論するんだろう。。
ネットは安易に文章が作れるから、文章が下手、と言っているが、この本では彼らはタイピングすらしてないわけで、申し訳に約300頁の最後に、各人2頁づつ、、文章を書いてます。独りで書いたと思われる文章は結構おとなしいです。喋りまくりと、、3人で、約、6頁、それで、1900円は、ボロもうけな感覚だぁ。。。いいなぁ~ホント、だから彼らが言うような「ジャズ評論家になりたい人」どんどん、増えるんだな~~。

また、自分と価値観スタンスの違う人達を、欠席裁判であぁだ、こうだ、って言うのは卑怯だなぁ。って、単純に思えてしまいます。

最後、俗に名盤と呼ばれるアルバムがその一枚に持ってる力が凄いことは私もわかるのですが、もうジャズは死んでしまってそんな力のあるアルバムに出逢うことはないから、過去の名盤を聴け、それだけ聴いてれば良い、って、「ジャズ」や「音楽」にたしての暴言だとおもいます。
きれい事にきこえるだろうけど、やはり、もしかして出てくるかもしれない一枚に期待する、無駄使いはやめられないです。
ただ、私も人に強制する事はないけど、名盤の持つ魅力、ってやはりあるとおもいます。もし、機会があったら、聴かないより、聴いた方が絶対良いともおもってます。

価格は自由に付けられるかもしれないのだが、どう考えても1900円は高いとおもう。
内容が全くない、といってるのではないのだが、「1900円の価値は無い」と思う。
これが、私の結論です。やっぱ、勿体ないなぁ。貸してくれた人に感謝する。
でも、読んで3人の話してる内容をよ~~く憶えておくのは、悪くないとおもいま~す。だから、買った人はいろんな人に貸してあげましょう!
なんか、書店で平積みされてるそうだし、、、広告でてるし、、
売れちゃいそうな嫌な気分。売れたら嫌だなぁ~。(爆)



と、、、お3方、、
とめるもの無く、喋りまくってるので、勢いで、驚くような事実が書かれてる。
これは、私はすごく印象的だった。。

一つは、クリスさんも書いていたが、
「名前も知らないような小さな国でジャズの入門書かけって言われれば、手をぬいて仕事する」
って、意見にはっきり反対を言うものがいなかったこと。
それって、凄くない?わかりやすく相手のレヴェルにあわせる、っていうのでなくて手抜きするんですよ!

もう一つは、ネットの書き手は人の文章を勝手にコピペして、いかにも自分の意見のようにのせてる、ってところで、
「プロだってやっちゃいけないのは当たり前だけど、プロが時間に追われてついやる、ってのは道義的には絶対みとめられないけど、状況は理解できる」
っていってるのですが、私にはこちらの方が、(@_@)って、感じです。
こんなことを許して、プロ、、って言うの?こっちのほうが、重罪だとおもうよ。
締め切りまにあわなかったら、何してもええのですか。。。

3人ともジャズが好きなんだろうけど、みんなが「憧れる」「ギョウーカイ」って場所に長く居て「センセイ」とか言われてるうちに常識とか、人格とかがかなり非常識な方に変化しちゃったのでないだろうか。。。??
結局、自分たちの遠回しの自慢話になってないだろうか。。。(誰も褒めないから??)




2006年3月12日 (日)

CDの整理法

今日は朝から霙まじりの雪でした。
世間は、卒業式シーズンですから、まるで、「なごり雪」の世界ですねぇ。
昨日、開きかけていたクリスマスローズもちょっと寒そうな感じ。
でも、綺麗だったな。

先日クリスさんのところで、VENTO AZULさんがCDの整理法はどうしていますか?って尋ねておられました。
VENTO AZULさんは、ひたすら買った順なんだそうです。
これって、すげぇ!!っておもった。
ナリーさんは、確かレーベルわけなんですよね。同じレーベル内はどうしてるの?ここも半端なかずじゃないですからね。
クリスさんは、楽器別で、有名ミュージシャンはその楽器別の分類の中で小見出しをつけて整理するんだそうです。
アルファベット順ってのもありますよね?日本だと、名字順(外国の方でも)が多いけど、確か、jazzaudiofanさんは、日本時なら名字順、外国の人はファーストネイム順、ようするに頭にくる方の名前でアルファベット順番つけてる、って書いていたとおもいます。
私もこれ読んだ時、そうしたいなぁ、っておもったんですよね。

で、、私。
LPは、ジャズと非ジャズで、その中は名前のアルファベット順。名字順のやつね。
ジャッキーマクリーンだから、、、ええと、、Mみたいな。。

で、CD!
まず、クリスマス、って棚。
これは、おおざっぱに楽器別、そして、楽器の中はアルファベット順。
ブラジル、って棚。
これは、大御所は小見出しでまとまってますが、あとは何もかんがえずに一緒。
同じ人のアルバムはまとめるけど、順番無し。

ジャズ。。
二枚以上あると、アルファベット順のエリアにいく。
基本的には、名前のアルファベット順です。
で、一枚しか無いと、その下のピアノ、ベース、「吹きもの」とだけ分けられてるところに遅込められる。リーダーの楽器で、分けてるだけ。
で、ギターだけは、なんか、沢山あるから、、(つうか、特別扱い)ギターだけで、名前のアルファベット順。
そして、一番下の片隅、、ジャズボーカル。男女別(^_^);;ヴォーカルファンに石投げられそうな分け方です。

そして、、個人的な、、問題は、基本的にリーダー名のアルファベット順なのに、、あきらかにリーダーが目的でなくて、手に入れたアルバム。
ようするに、思い入れたミュージシャンが「サイド」にいるアルバムです。
それは、私が聴きたいから買ったミュージシャンの所にはいってるのです。

これがね、、最近、いろいろ問題をかもしだしてるぅぅ!
ま、個人の問題ですけどね。なんで、こんな馬鹿なわけかたしたんでしょう?
(ちなみに、別格あつかいがあって、ラーシュダニエルソンとラーシュヤンソンは、ラーシュ関係、、という、、なんともおおざっぱな、エリアに居ます、、、これも、かあんり問題あり。)

教訓 1
ある「仕組み」の規則、決まり事に「情」を持ち込んだら、その「仕組み」は崩壊する。

あと、、、かご(100円ショップのプラかご)これがあって、ここには、最近手に入れたものが入ってる。仕分け前!、ってヤツ。
これも、最近、問題をかもしだしてるぅぅ!
なかなか整理しないうちに、なんか、いつの間にか誰かと棚にはいちゃったりするいけないcdがでてくるんですよ!
こうなると、、見つけること、、不可能です。はい。

教訓 2
整理整頓は迅速に。。。

つうことで、私のCDの整理法は既に崩壊してまして、、
おかげで、いつもCD探し回ってます。最低。。
みなさんは、どうしてますか?



今日、こんなアルバム聴いていましたぁ。

JUMPING THE CREEK/CHARLES LLOYD QUARTET
クリスポッターの新譜を聴こうとおもったのですが、先日のキャスパー盤の印象がかあんり強かったので、ちょっと、間をおくことにしました。
大好きなロイドで、春の雪景色を堪能。今はピルクのカーディナルポインツです。


2006年3月11日 (土)

「春の魔法」

冬の間、雪の下、あるいは死んだフリ、して、、
長い間眠っていた植物たちが、ちょっとづつ自己の存在をアピールしはじめた。
毎年観ているのですけど、本当に感動してしまうのです。

昨日まで何もなかった所に、小さな緑の「点」が現れて、、
あっとうまに、芽になり葉になり花になる。
そして、実をつけて(種)子孫を託して、、
何を信用して良いのかわからないこのご時世だけどこれらの繰り返しはかなりの率で確実です。

この事実と真実は凄すぎる!

写真のクリスマスローズは、私の好きな花の一つですが、
庭には、死んでいたはずのカモマイルがあちこちに子どもを増やしていた。うっそ~~、先日まで何もなかったじゃん!!!!わぁ~楽しみ!!

魔法だ。魔法としか思えない!

子どもの頃大好きだった本に「秘密の花園」ってあったのですが、
主人公達の、メアリーやコリン、、そして、ディコン達が感動した自然のすばらしさに、私の小さな庭でも同じ感動が味わえるのです。
でもね、このあと、、私には雑草と闘いという試練もあるのであります。(-_-)


そう、先日書いた「ジャズ構造改革」の本の話しをしているうちに、、
私は、気づいてしまったことがあま~す。つうか、自分的には再確認なのだけど、、
クリスさんが、
「できればこれらか新譜を買う方のガイドになるような記事であればという欲もあります。」
って、書かれていた。。
なんつうか、既に皆さんには、おわかりとおもうのですが。。
私には、こういう意識は大幅に欠如してる。
そういうふうに、リンク先をみてたら、皆さん、すごく、前向きに読みに来た人の事を考えてブログを管理されてる。うぅぅ、、なんか、頭がさがる。

私は、、すごく、独りよがりな姿勢なのです。自分だけ楽しんでるかもしれません。究極の自己満足の世界かもしれません。性格まるだしでヤバイかも。
好きなアルバム、「はぁと」を直撃したアルバム、そんなんを書き連ねてます。
はっきり言って、人がcd選んだりする基準に、とか、、そういう配慮はありません。
自分的にかっこいいアルバム、素敵なアルバムに出逢うと、
自慢げに?(自分では感動を分かちあいたい、っておもってるのですけどね)連呼しちゃう、自己中、、だと、、おもいます。m(__)m
で、、調子のいいお願いなのですが、、
こんなヤツだとわかって、遊んでやってください。お願いします。
でも、もちろん、なんでも一生懸命考えてます。頭、悪いんだけど。。



今日、こんなアルバム聴いていましたぁ。

On My Way Back Home/Daisuke Abe
現在、NY在住の日本人ギターリストがあちらで出したあるばむです。なんか、輸入CDのところで、観て気になっていたら、友達がかっこいいよ、っておしえてくれたので輸入してみました!久しぶりにに日本人のアルバム買ったのに、輸入盤だぁ。と、春先に聴くのにぴったりな、フレッシュ&若さをたっぷりかんじられるアルバムだった。ギターが思った以上にかっこよくて、オリエンタルな売りはまったくしてないのも気に入りました。センスも「いき」も良い現代ジャズギターでした。



2006年3月10日 (金)

Here's to Life/ Shirley Horn with Strings

シャーリーホーンは、2005年10月20日に71歳で亡くなりました。
彼女は、晩年乳がんと糖尿病と関節炎を患い、片脚も切断した闘病生活のなかで、可能な限り音楽に情熱をかたむけ、亡くなる年の一月にもライブ音源を録音していたそうです。しかし、6月には脳卒中で倒れ、10月には帰らぬ人となりました。

このアルバムは、去年の暮れに教えて貰いました。
訃報を聞いてまもなくに、「Here's To Life」というアルバムを知るなんて、、
なんだか、何かに導かれるようにトレイにのせると、、
流れ出てきた音楽に、身も心もうっとりしてしまったのです。
彼女の十八番のバラードを中心に、静かにゆったりとした曲を中心に、軽いポップなのりの曲をアクセントとして、それは1時間が素晴らしいひとときだったのです。
それから、、時々、タイトル曲がどうしても聴きたくなることがよくあります。
そして、今日も、3月の柔らかな陽ざしの中、、彼女の優しく、でもエモーショナルな歌に酔っていました。

歌手として誰もがその成功を認めているのでしょうが、彼女は生涯「ピアノ弾き語り」のスタイルにこだわっていたようです。
彼女の頭の中には美しいメロディが流れると同時に、自分がそのメロディに一番ぴったりとくるコード&ハーモニが浮かんでいたようで、たぶん、タイミングや間をふくめてそれらを的確に表現できるのは自分のピアノしかない!と思っていたようです。
しかし、ずっと、自ら希望していたジョニーマンデルと仕事をするにあたって、大半の曲は「いつものスタイルをいつもメンバーで」録音し、にストリングアレンジをジョニーマンデルに託すかたちにしたのですが、2曲はニューヨークでフルオーケストラと一緒に唄だけを録音しています。
で、その中の一曲がタイトル曲で、アルバム冒頭から私の心を奪った「Here's to Life」。
彼女は、大変、お気に入りの曲だったようで、ちょっとした逸話が残っているようです。(無断でリンクしましたが、不愉快でしたら削除します)
また、マイルスとも親交のあった彼女はこのアルバムで彼に2曲でソロを入れて貰う約束をしていたようです。でも、それはマイルスの死によって無理な事になってしまいました。そこで、ここでゲストでソロを披露してるのがウイントンマルサリスです。2曲とも、ストレートな演奏です。

「No complaints and no regrets...」
つぶくやくと、いうより、自分に言い聞かせるようにはっきりした口調で曲がはじまると、一編の詩を語るように、つぶやくような、囁くような彼女の歌が流れていきます。マイナーなメロディとメジャーなメロディが微妙に絡み合って、まるで人生の山や、谷を思い起こさせるよう。。。
なんとなく薄幸な人生を思い起こさせる歌の中の主人公に、どことなく自分を重ねたような、、思い入れた彼女の歌声は、今、自分にあるすべてのものに感謝して、クライマックスを迎えていきます。。

うぅぅ、、人生を、勝ち組だ、負け組だ、と、そんな価値観で生きてるヤツにこの歌を聴かせたい。首根っこおさえつけてでも。(勿体ないか)
そういう事言ってるヤツには、絶対にわからない人生の喜びみたいな、、光みたいな、、静かに溢れ出ていて、、寂しく哀しい曲想なんだけど、曲が終わったときには人生をふうにつぶやけるのは、素晴らしいことかもしれない、って思ってしまうのです。

「 How Am I To Know ?」「Return To Paradise」をのぞいては、すべてゆったりとしたバラード仕立て。そして、2曲あるストリング無しのシンプルな彼女の弾き語りをも胸にぐっときます。どれが、良いとか悪いとか、私には選べない状況なのですが、特にタイトル曲と「Where Do You Start?」弾き語りの「You're Nearer」、あと意外と、ブラジル風にアレンジした「Return To Paradise」のふんわりした明るさが好きです。愛の賛歌も、エスタテも、奇をてらったところは何もないのですが、感情過多になりやすいこの曲達を独特の間で、絶妙な味わいをだして、彼女のものにしてます。「Quietly There」もいいかんじよねぇ~♪マルサリスのソロが天に響く感じでいいのです。
あぁ、やっぱり、みんな良いです。はい。
ちなみに、彼女がピアノから離れた2曲のピアノはアランブロードベント!
タイトル曲と「Where Do You Start?」なんですが、、やはり、彼の歌伴のセンスはとても素敵です。繊細でした。

ジョニーマンデルは、本当に女性の心を掴むのがお上手ですね。
アルバム聴き終わって、何故か、、
あぁ、どうにでも、してくれぇ、、って感じの自分がいつもいて、、ちょっと、こわいです。(^_^);
それはね、、ちょっと、ちょっと、感情過多かな~、って事もないでもないけど、、でも、そんなことは、、気にしなくていいのですよ。うん。


1. Here's To Life
2. Come A Little Closer/Wild Is The Wind
3. How Am I To Know ?
4. A Time For Love
5. Where Do You Start?
6. You're Nearer
7. Return To Paradise
8. Isn't It A Pity?
9. Quietly There
10. If You Love Me
11. Summer (Estate)

Shirley Horn (vocals, piano)
Charles Ables (bass)
Steve Williams (drums)

Johnny Mandel( Arranger,Producer)

Wynton Marsalis (trumpet)

ええと、、、、タイトル曲を最初に知ったのは、セシリアノービーのファーストカンヴァセーションです。
聴いたときには、随分前からあるポピュラーソングなのかなぁ、、、って思っていました。良い曲なんだもん。
彼女のエモーショナルな唄い方にも、ぐっと来てたのですが、シャーリーホーンの深み、味わいは非の打ち所がありませんです。脱帽。


2006年3月 9日 (木)

音楽にもの想う。

この世に生きて、死ぬ。
そのわずかな「間」が人生です。
動物として生きるのに、音楽はいらないとおもいます。
音楽を聴いてもお腹はいっぱいにならない、栄養にならないですから。

でも、みなさん?音楽聴きますよね。
「人間」として生きていくとき、
人によっては、音楽はとても必要なものになります。
俗な言い方かもしれないけど、心の栄養とでもいうのでしょうか。。。
いろいろな言い方あるとおもいますが、、
本当に、なんで、音楽、、聴くのかしら?
理由は人それぞれでしょうね、、
でも、すごく、人のピュアな部分と直結してることは事実。

音楽は商売になります。
音楽でお金をもうけることは、もちろん悪いことではありません。
ミュージシャンはもちろん、いろいろな人が音楽にたずさわって、、
で、お金を得ます。
でも、いろんな人がそれぞれ心の中で大事にしている
「音楽」というものに「たずさわって」お仕事するなら、、
その素晴らしい「音楽」というものでお仕事していくなら、、、
自然と謙虚な気持ちをいだくのが普通だとおもうのですが。。。

と、今日は本当の戯言でした。

今、クリスさんのブログでジャズ構造改革という後藤雅洋、中山康樹、村井康司の三氏による鼎談集が話題になってます。
私はこの本を読んでないので、なんともいえませんが、内容がブログにかかれてるようなことなら、、買ったら相手の思う壺です。
買わずに読む手段を考えましょう。(大爆笑)
そして、読んだら、正直に感想を書くとよいかもしれません。
図書館で読むか、立ち読みしてね!って付け加えて。なんちゃって。


今日、こんなアルバム聴いていましたぁ。

Here's to Life/ Shirley Horn

去年亡くなってしまったシャーリーホーンのアルバムです。
タイトル曲の邦題は、人生に乾杯、人生の山も谷もしりつくした彼女のHere's to Lifeを聴くとき、一度で良いからこんな風につぶやいてみたいとおもうのです。



2006年3月 7日 (火)

Hands / Kasper Villaume

Kasper Villaumeは、以前にラースムラー(なんか、変だけど、本人がいうなら仕方ない)との共演盤がお気に入りなんです、と書いた事がありましたが、今度は今絶好調のサックス奏者Chris Potterとアルバムを録音しました。ベースがドーキー弟、ドラムはAli Jackson。
Kasper VillaumeとChris Potterというだけでも私的に欲しくてたまらない、つうのに、、Chris Minh Doky、Ali Jackson、、、ほぉ、ってかんじです。
なんか、一発やってくれそうな雰囲気ですよね。(^_^)

彼のオリジナルが4曲、ドーキーの曲が1曲、後はモンク、ガーシュイン、ルート66のボビー・トゥループの曲が一曲づつ。
シャンシャンとパーカッションの?の鈴の音(なんつうのこれ?)も楽しそうに始まるモンクの曲でじょじょに熱くなっていきます。ヴィヨームの原子爆弾も投下して、なんとなくダーティで可愛いモンクの魅力をわかりやすく表現してくれます。
とりあえず、お互いのお手並み拝見てきな感じも多少ありますが、全員がかなりのハイテンションな緊張感と、足並みの揃っていることが良く解かります。
1曲目で既にハイテンションな演奏はお約束されたようなものだったのですが、2曲目カークランドに捧げたブルースで、いきなり、全員で全速力状態。走りまくり。松田勇作ならさけぶ。「なんじゃこれぇ」m(__)m
サックスの挑戦的なフレーズからはじまり、ヴィヨームのパーカッシブなピアノから再び帰ってきたときには、ポッターは何故か既に向かうところ敵なしの状態。アリジャクソンのドラムもよかったなぁ。情緒などという甘い言葉はぶち捨てて、失踪するかっこよさ、もの凄いドライブ感。
3曲目もヴィヨームのオリジナルです。ゆったりとしたバラード。
ドーキー弟のソロが光ります。ええです。先ほどまでと違って、一転ゆっくりと気持ちよく揺れ動くリズムにのせて、しっとりとした演奏。
4曲目、もう、ポッターがソプラノで全開、インドの蛇遣いよろしくうねうねふきまくります。切れてる。絶対。
途中であまりの「変」かっこよさに、普通は聴いていて我慢できなくなる。絶対叫びたく。。なら。。ない??みなさん?いかが??
あれ?これって、ガーシュインの曲だったよね。。。再び、お~まいごっどでございます。
タイトル曲のマイナー曲でも、ポッターは凄い。ヴィヨームも凄い。
このままだと、凄い、ってだけで、、終わる。。。
ベースのドーキー弟のスリリングな曲。どうやら、ドーキーはジェームズボンドのファンらしい。。
唯一、ポッターが抜けたスタンダーのバラード。キースのファンでもあるらしい彼のリリカルな一面。そして、バラードで活躍するのが再び、ドーキー弟。あなたは、こんなに素敵だったかしらねぇ。。このソロ、泣けるわ。
アルバムの構成的にも、二つのバラードはかなり効果的。うまいですね。
最後はこれまた彼の好きなピアノらしいチックコリアからの影響された曲らしいのですが、かっこよくキメが入ってダイナミックな展開で最後まで全員の緊張感が切れることなく終焉。素晴らしかった。

アンコール!!と、叫んでる全国のファンの声がきこえますよね。

ドラムのアリジャクソンは、わりと想像通りの素晴らしい働きはたらきなのですが、意外と健闘賞はドーキー弟!だとおもしましたぁ。
全編でかなり高いグルーヴ感をバンドに提供しまくって、ソロまでかっこよかった。前回のプロディーサーから、演奏側にでてきただけの事はあります。意欲満々。素敵だったわ。

キャスパーヴィヨームは、本当にアメリカに、アメリカのミュージシャンに憧れてるのですね。エネルギッシュなパワープレイは、すべてアメリカ大陸に向かって一直線って感じでした。
多くの演奏が強烈なドライブ感で、ホント気持ちよすぎるチューンの連続であった。まーーーーつぐな、ジャズの秀作ってヤツなのではないのでしょうか。
最近、毎回、わかりやすくストレートなのですが、デンマーク人だって事もお忘れ無く。頼むぜぇ。

で、なんていってもポッターのサックスはサックス好きだけでなくても、失神したくなるような変態フレーズ続出で、フラジオ領域でもぶちちぎれてるとしか思えない演奏もふくめ、ほんと、、馬鹿。サックスお馬鹿です。
言葉は悪いけど、ブレッカーの次は俺だ!って、言いはなってますね。
モンクコンペは弟三位だったけど、時代は俺だ?って感じでございます。

1. Green Chimneys
2. Captain Kirkland
3. Cloudy & Blue
4. Gone
5. Hands
6. The Sniper
7. Meaning of the Blues
8. Groove Street

Kasper Villaume P
Chris Potter Ts,Ss
Chris Minh Doky B
Ali Jackson Ds

今、ジャズは本当に細分化されて、いろいろな音楽との壁もくずれて、
自分も人が聴いたら、これがジャズ?ってようなものまで、愛してやまないのですが、、
こういうストレートに熱い、そして良い演奏って言うのは、何時聴いてもワクワクするし、ドキドキする。


と、このアルバムかなりストレートアヘッドな展開なのですが、ポッターの新譜は、ギターの入って、クレッグティーボーンのフェダーローズ入り。ベースの入らない変態編成で~~す。わぁ~~い。

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追記

Kasper Villaumeは、
6月初旬、テナーサックス奏者、Bob Rockwellのツアーで来日します。
で、、
メンバー、Bob Rockwell(ts),Kasper Villaume(p),Jesper Bodilsen(b),Rasmus Kihlberg(ds)
横浜赤レンガ倉庫ホール、武蔵野スウィングホール、そのほか。

と、、あるのですが、、その他、って、、誰か知ってますか?

ついでに、、Chris Potterは、来日予定はなのでしょうか。。





2006年3月 6日 (月)

携帯待ち受け画面

みなさん、携帯待ち受け画面は何んなんでしょう?
私は、携帯変えたときに探し出してきた
「オーロラ」
なんですが、先日、知り合いに
「地味」
「ださっ」
と、言い切られた。
気に入ってるの変える気はないんですけどね。

携帯がここまで「パーソナル」なものになった今、、
人の携帯なんて覗かないよね??
みんなどんな待ち受け画面なんでしょう。。
そう、星雲なんていうのも綺麗でいいなぁ。


今日、こんなアルバム聴いていましたぁ。

Hands/Kasper Villaume

「あの」Kasper Villaumeの新譜で絶好調のクリポッター参加盤。
ぶち切れんばかりのポッターのブローは、気持ちよすぎてやめられない、、


2006年3月 4日 (土)

Remembering Tomorrow/Steve Kuhn

ここ2・3日、朝起きると外は白くなってました。でも、最近の曇り空は、灰色だけど、濃い灰色でなくて、濃淡のある春を感じる色です。なんとなく、春を感じる。。。
で、空をみながら、ECMカラーだなぁ、、って、かけてたのが、このアルバム。まさにこんな空だったのですね。冬はもっと真っ黒な灰色なんです。
スティーブキューンは、好きだけど、怒濤の如くだしてるヴィーナスの新譜にまで手がまわらないのが現実です。ドイツ系のアメリカ人です。

1995年録音で、過去のECMの作品で演奏した曲、新しい曲、一曲をのぞいてオリジナル曲をトリオで演奏してます。見事に美しいメロディが続きます。
スタンダーの解釈も素晴らしいけど、この人の魅力はオリジナル曲を演奏するときに遺憾なく発揮されるきがします。
しかも、久々のECM録音とのことで、皆さんが印象的なあの危ないくらいの美しさや切れ味は、少し丸みをおび、(歳月のなせるわざか)、全体にゆったりと音楽を掌握して、しかもECM独特の透明感も維持している素敵なアルバムです。過去の作品が抽象画であるなら、この作品は、抽象画というより、心の風景を光と影で描いたような感じかしらね?

一曲目、ドラマチックにはじまるThe Rain Forest 、、浮かび上がってくるメロディの濡れるような美しさにもう、、ドキドキします。
好きなOceans In The Sky もあの不思議なマイナーな螺旋階段をベースやドラムと登り詰めていく過程はスリリングです。
そう、耽美的で間(ま)をとても大事にしたアルバムなんだけど、ベースとドラム、特にいろいろな場面でJoey Baronが活躍してます。おとなしくシャカシャカしてるだけなくて、かなり熱く貢献してると思う。
それは、ベースのDavid Finckにもいえるのですが、渋くニヒルなソロあちこちで聴かせてくれます。かっこいいですよね。
もちろん、ハードバップ的な熱さではないけど、三位一体の演奏が楽しめる。
アコギではじまって、ルバート演奏を取り入れたLife's Backward Glanceも心が解放されるような気分になって好きです。
新しい曲も、なかなか素敵です。そう、聴いたことあるような、無いような、、
なんだか、初対面とは思えないかんじですよね。
なんとなく、昔の曲より明るい感じの曲がおおいきがしますよね。
ベースとの関係がとても良い感じのEmmanuelもいいなぁ。これだけが他人の曲でMichel Colombierと言う人が作った曲とあります。彼がライブのアンコールなどで演奏してる好きな曲のようです。涙が溢れそうな、もの凄く悲しい感じのメロディです。夕暮れ時をうつむいて独りで歩く寂しい場面が浮かんじゃう。その純粋さがキューンの他の曲と、なんの違和感なくはまり込んでいます。ピアノとベースの絡み方が涙誘うのですよね。。

心の中の湖にさざ波がたつように、美しさと不安感がいっぱいの不思議なキューンの世界。
静寂で、冷たく澄んだ空気だけど、このキューンの演奏は初期ECMの演奏に比べるとリスナーを包み込むような感じがありますので、場面を選ばずに聴くことができるとおもいます。
私はね、早春がとても似合うアルバムだとおもうのですが、関東はもうすっかり春ですよね。(^_^);


1. The Rain Forest
2. Oceans In The Sky
3. Lullaby
4. Trance
5. Life's Backward Glance
6. All The Rest Is The Same
7. Emmanuel
8. Remembering Tomorrow
9. The Feeling Within
10. Bittersweet Passages
11. Silver

Steve Kuhn P
David Finck B
Joey Baron Ds

追記
オラシオさんのフローラ・プリンの『エヴリデイ・エヴリナイト』にEmmanuelの作曲家Michel Colombierのことがのってます。
ご参考にどうぞ。

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昨日はおひな祭りでした。
ちらし寿司とか、蛤のお吸い物とか、定番ですよね?
家は茶碗蒸しも定番なのですが、紅白のかまぼこを扇形にして、
お内裏さまとおひな様にみたてていれるのですが、、、
昨日判明!いままで、、誰も気づいてなかったのですよね。(-_-)

そう、、昨日、ずっと、うじうじしていたお仕事から解放された!
凄く、うれしい!

そう、、キューンって、私の中ではだめ押しのキューン、って呼ばれています。はい。




2006年3月 1日 (水)

L'Amico Del Vento/Stefano Cantini

イタリアのサックス、Stefano Cantini(以後カンさま)が、 ピアノ才媛、Rita Marcotulli (以後リタさまで)を中心に、ベースのRaffaello Paretiとのトリオと弦楽四重奏団(Arke String Project)による、キャチャーで美しいメロディが満載、しかも、スリリングなインタープレイもアグレッシブな演奏も楽しめる中身の濃い、でも、とても聴きやすい素敵なアルバムです。はぁ、くたびれた。。

リタさまは、今のとこころ怒濤の如く押し寄せてるイタリアンハードバップの流れにはとりあえず、目もくれず、どちらかというと北欧的アブストラクトな世界や、ジャズという垣根を越えていろいろな音楽、アーティストと独自の世界を表現したりしてます。ピアノそのものは内省的でリリカルな面も持ち、氷のきらめきのような透明感や繊細さも持っています。私的には、切れの良い時、好きなときのジョンテイラーさまに通じる面があるとおもってます。

リーダーのサックスも、都会的で甘美な雰囲気をもちながら、かなり感情移入も激しいアグレッシブなインプロを展開させたりします。ソプラノとテナーを吹いてますが、そのロマンティシズムにどこかガルバレクが入ったりもしますが、耽美的と言う感じより暖かで柔らかな感じかな。当然、コルトレーンをはじめブレッカーなどのいろいろな現代サックスの遺伝子はみられるものの(便利な言葉ですね)、全体ではスティファノカンティーニのその人の世界ができあがってるとおもいます。結構すぐテンションあがって、「紳士に」ブローします。が、激しくブローイングしてもまったく汗くささがないのですね。

Arke String Projectは、その本質的な深いハーモニーの美しさや、それぞれの楽器の特徴をいかして、脇役以上の仕事をしてるし、ベースも少し影は薄いものきっちりとした演奏と素敵な曲を提供しています。
そして、演奏には参加してませんが曲を3曲提供してアレンジを担当してるMauro Grossi。実際に自分でも沢山アルバム録音に参加してるピアノプレイヤーのようです。たぶん、未聴。(^_^);;きっと影のたて役者なのでしょうね。

アルバムは、演奏各メンバーとアレンジャーの九曲、あと、 Dave Brubeckと、Silvio Rodriguezの曲が一曲づつ。
オリジナル、がほとんど、ということなのですが、これが、、なかなかどうして、、どの曲もかなりいけてまして、脳みそにぐぃっと食い込むメロディが満載です。なんとなく、アルバム全体でストーリー性のある一枚です。
そう、映画のサウンドトラックのように、なんとなく場面が設定されてるような感じをうけます。
タイトル曲は、リタさまのリリシズムが零れんばかりのピアノから、つづくサックスのキャッチャーなメロディに惹きつけられます。後半のリタさまのリズミカルな演奏をはじめ、Arke String Projectとの連携もよく、様々な違ったシーンを違和感なくつなぎ合わせて楽しい一曲です。この一曲で、はまること請け合い。
2曲目は、イタリアの若くして亡くなったLuca Floresというピアニストへ捧げた少し切ない感じのバラード調の曲。中盤のストリングスで綴る部分が美しいです。
ここまで、カンさまの曲。
で、ちょっと影の薄いベーシストの曲。アップテンポで次々と場面チェンジを繰り返すエキゾチックなちょっと意表をついた面白い曲です。石畳の上で繰り広げられるジプシーのパフォーマンスを観るような気分になる。
4、5、6は、詩的な共通性、連続性を持つ曲がつづきます。ストリングスの持ってる荘厳で奥深いハーモニーを効果的に使い、優雅に美しい空間表現。
組曲風、三部作って感じ?3曲は間をあけずに演奏されるので、3曲は、流れゆく時のようなイメージの中で連続性を持って演奏されてます。その2曲目は、リタさまの曲でノスタルジックでメランコリックなメロディーでうっとりするのですが、途中にはいるピアノソロ!彼女らしく硬質で辛口の演奏で雰囲気をピリッとしめています。前後のアレンジャーの曲も美しく、3曲知らない間に流れてしまいます。
そして、ワルツ!、、ワルツって、好きです。春の訪れを感じるような優しい曲。これも、ベースの人の曲。ゆったりとメロディを楽しみながら、それぞれソロを楽しむ一般的なジャズ的お楽しみもあります。最近よくこのメロディが頭に流れます。雪国も春ですから♪
8曲目は、キューバのSilvio Rodriguezの曲。およそキューバ的音楽ではないのですが、雰囲気たっぷりに美しく素朴なメロディをサックスとピアノで綴ってくれます。とても心に残る優しいデュオです。
呼びかけてるような不思議なフレーズが印象的な9曲めをへて、最後もカンさまとリタさまのデュオなのですが、今度はうってかわって、ピッシとしまったスリリングなインタープレイの応酬。リタさま本領発揮、と言う感じでした。

予定調和、といったものをうまく取り入れ、優雅でメロウな雰囲気とキャッチーで美しいメロディが満載、しかも、あちこちにスリリングなインタープレイ、アグレッシブな演奏が隠されたお得盤でした。

1 L'amico del vento
2 Flores
3 Come nei film
4 Intermission
5 Interludio
6 Nanda (goes on)
7 Waltz for Nana
8 Rabo de Nube
9 La grande antenna
10 In your own sweet way

Stefano Cantini (saxophone)
Rita Marcotulli (piano)
Raffaello Pareti (double-bass)
Mauro Grossi (arrangements)

Arke String Project
Carlo Cantini (violin)
Valentino Corvino (violin)
Sandro Di Paolo (viola)
Peitro Salvatori (cello)

余談なのですが、こういうクラシックの小さな編成とジャズとの共演がチェンバージャズ、っていうのですか?
ご存じの方がいらしたら、教えてください。m(__)m

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