2019年3月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

音楽で拡がる輪

2019年3月24日 (日)

夕暮れかふぇは『Distant Storm / Sara Gazarek』で、決まり♪

『Distant Storm / Sara Gazarek』
米国の実力派歌手、サラ・ガザレク。
本人単独名義のアルバムは<a href="http://mysecretroom.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/sara-gazarek-cb.html">『Blossom & Bee / Sara Gazarek』</a>以来。
様々な出来事を経て、一皮も二皮もむけたガザレクが、楽曲、アレンジ、メンバー、演奏に気合を入れたターニング・ポイント的な作品。
オープナー、ローズも美しい軽快なリズムで意味深な歌詞をさらりと歌あげる「Never Will I Marry」。スキャットもクール。鼻にかかったハミングが素敵、バックコーラスが効果的「Not The Only One」、アルトサックのソロも情感たっぷり。ラリー・ゴールディングスのオルガンが小粋「Easy Love」。
スティービー・ワンダーの「I Believe When I Fall In Love」、洗練された大人の雰囲気に。
ニック・ドレイクの「The River / Riverman」は、心に染み渡る歌唱力に脱帽。ベース・ソロから始まるビヨークの「Cocoon」もローズの響とともに胸に迫る。カントリー・ソング「Jolene」の大迫力。
日本盤ボーナス・トラック「I’m A Fool To Want You」は淡々と丁寧に。
3曲め同様にラリー・ゴールディングスとの共作「Gaslight District」、アンサンブルも美しい。日本盤ボーナス・トラックの「Spinning Round」、ピアノ・トリオをバックにスキャットで踊りまくり。サックスとスキャットの絡みがかっこいい「The Lonely Hours」。
終演は、ブラッド・メルルドーの曲!「The Lonely Hours(When It Rains)」、カート・エリングがゲストヴォーカル!ストーリーが見える素晴らしい演奏。
囁くような、、ため息のような繊細な表現から、ダイナミックな歌声まで、天性のジャズ・ヴォーカリスト。素晴らしかったですよ。
1.Never Will I Marry (Lesser Samuels/Frank Loesser)
2.Not The Only One (Sam Smith/James Napier)
3.Easy Love (Sara Gazarek/Larry Goldings)
4.I Believe When I Fall In Love (Stevie Wonder-Yvonne Wright)
5.The River / Riverman (Poem;Sara Teasdale, Music;Josh Nelson / Nick Drake)
6.Cocoon (Bjork-Thomas Knak)
7.Jolene (Dolly Parton)
8.I’m A Fool To Want You (Frank Sinatra/Jack Wolf) *JPN bonus track 
9.Gaslight District (Sara Gazarek/Larry Goldings)
10.Spinning Round (Jessie Palter-Mike Jellick) *JPN bonus track 
11.The Lonely Hours (Jerry Solomon/Hy Glaser)
12.Distant Storm (When It Rains) (Sara Gazarek/Brad Mehldau)
Sara Gazarek  (vo)
Stu Mindeman  (p, el-p)
Alex Boneham  (b)
Christian Euman  (ds)
Josh Johnson  (as)
Larry Goldings  (org)
Ido Meshulam  (tb)
Danny Janklow  (as)
Brian Walsh  (b-cl)
Keita Ogawa 小川 慶太 (perc)
Aaron Serfaty  (perc)
Erin Bentlage (background vocal)
Michael Mayo (background vocal)
Kurt Elling (vo) #12
今日のおまけは ご本人があげていた「」。
<iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/0iByLeOD4Ig" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe>
なんと、、今朝は雪景色になった新潟です。。
んじゃ、退散♪

2019年3月23日 (土)

縦横無尽な吹きっぷり 『Come What May / Joshua Redman Quartet』

『Come What May / Joshua Redman Quartet』
去年の6月は、<a href="http://mysecretroom.cocolog-nifty.com/blog/2018/06/still-dreaming-.html">『Still Dreaming / Joshua Redman』</a>は、父、デューイ・レッドマンへのオマージュ作。なかなか、腰の据わった作品でした。
今回は、このカルテェットでの20年ぶりの作品。朋友たちとの自在な1枚。
前作、ジョシュアのオリジナル。
オープナーは、ベースの低音に誘われて始まる「Circle of Life」。ブランクなど感じさせず、息もピッタリ、スリリングに展開。
ピアノの不穏な和音が印象的、ピアノ・ソロも攻撃的、サックス・ソロはタイトでスリリング「I'll Go Mine」。
タイトル曲「Come What May」は、優雅で洗練されたバラッド。
一丸となってアップテンポで疾走する「How We Do」、正確無比に高速フレーズを連続!
冒頭のドラムと対峙する場面がかっこいい、最後までキレキレ「Dgaf」。重心の低い「Stagger Bear」、自由自在!
終演は、ミステリアスな曲調の「Vast」、大きく広がる演奏。
気心のしれたメンバーで、一心不乱に吹きまくるジョシュア・レッドマン。
がっちりと支えるリズム隊、そして、流麗でスリリングなアーロン・ゴールドバーグのピアノが最高です♪
1. Circle of Life
2. I'll Go Mine
3. Come What May
4. How We Do
5. Dgaf
6. Stagger Bear
7. Vast
Joshua Redman (ts)
Aaron Goldberg (p)
Reuben Rogers (b)
Gregory Hutchinson (ds)
今日のおまけは、レーベルがあげていた「How We Do」。
<iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/gpLaeyoW4Po" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe>
春のお中日が過ぎましたね。
日に日に、日が長くなるのが嬉しい今日この頃です。
んじゃ、退散♪

2019年3月17日 (日)

色彩色豊か、アジアを感じる 『Streams / Nguyên Lê (Nguyen le) Quartet』

Streams


寒の戻りとでもいうのでしょうか?寒いっ!
でも、オーバーコートからスプリングコートに変えました。
だって、陽射しが春めいてきましたからね。やせ我慢してでも明るい色が欲しくなりますよね。
音楽も 動きだした季節にぴったりのアルバムが良いですよね!

今日は、時々このブログにあがってくる、ベトナム系のフランス人ギタリスト、グエン・レの新譜です。最初は読み方が怪しくて、グエン・リと呼んでいたのですが、いつの頃からかグエン・レに定着。ヌエン・レ、とか、ニュエン・レとかありますが、しばらく、グエン・レで行こうかとおもってま〜す。
彼は、フランス育ちなのですが、その魅惑的なギターの音色には、心の故郷ベトナムを始め遠くアジアの民族音楽の調べが重なります。そして、ロック・ギターのように歪んだ音、自由奔放な超絶技巧。
私が、彼を知った1990年代のおしまい頃から、ずっと、ジャズとワールドミュージックの融合に挑戦し続けています。なんて、書くと硬いのですがキワモノ扱いされがちなのですが、常にジャズの核心を追求しています。
そのジャンルとかボーダーとか感じさせない自由な音創りは唯一無二。なかでも、『Songs of Freedom』は、いまでも飽きずに愛聴盤。

今回は、付き合いも長く、アジアの民族音楽にも精通している若手の3人のミュージシャンと、彼のエレキとエレクトロニクス、そして、ヴィブラフォン、ウッド・ベース、ドラム&パーカッションのカルテット。9曲のうち7曲が彼のオリジナル、2曲はメンバーのオリジナル。

ヴィブラフォンに誘われて始まる「Hippocampus」、メンバーの作り出すグルーヴにのって流麗なギター・ソロ。エキゾチックなメロディに心惹かれる「Bamiyan」。
エレベのようなベースのノリでうねうね進む「Swing A Ming」。複雑さを感じさせない流麗さ、スムースさ「Subtle Body」。ベーシストの美しい曲「6h55」、後半の早弾きも超絶。
ポーランドのマズルカをベースにした「Mazurka」、ヴィブラフォンとギターの美しい重なり。メロディアスな「Sawira」、後半は複雑なリズムが刻まれる中、高速フレーズが繰り返される。エレクトリニクス感が全開な危険で美しい音楽「The Single Orange 」は、ヴィブラフォン奏者の曲。終演は、ゆったりと大きな空間が広がる「Coromandel」。

複雑で難しい曲の奥深くに、民族音楽の要素を感じ、美しいメロディが奏でられている。
即興的な場面が非常に多く、超絶な演奏だけれども、どこか懐かしい気分になります。
色彩色豊かなで、アジアを感じる世界が広がってきますね♪


1. Hippocampus
2. Bamiyan
3. Swing A Ming
4. Subtle Body
5. 6h55
6. Mazurka
7. Sawira
8. The Single Orange
9. Coromandel

Nguyên Lê ( el-g, electronics)
Illya Amar (vib)
Chris Jennings ( ac-b)
John Hadfield (ds, perc.)

今日のおまけは、、ご本人があげていた「6h55」。

んじゃ、退散♪

2019年3月16日 (土)

最強伝説更新!! 『Circuits / Chris Potter』

Circuits


デビュー以来、20年以上にわたって、サックス、コンテポラリー・ジャズのファンを湧かせてきた、米国のマルチ奏者、クリポタ、こと、クリス・ポッターの新作がでています!
新作は、 前作のECMのアルバムと変わって、強力なエレクトリックなファンク路線。
キーボード奏者、ジェイムス・フランシーズは、パット・メセニーの起用で話題になった時代の寵児。ここでも、器用に左右で別次元同時走行。ドラマーは、なんでもございのエリック・ハーランド。そして、4曲で超絶ベーシスト、リンレイ・マルトが参加の役者揃い。4曲めの「Koutomé」を除いて、クリポタのオリジナル。

オープナーは、管楽器を多重録音した美しいアンサンブルから。短いので、まさにオープナー的な感じ。
ハーランドのエキサイティングなドラミングに、クリポタ節全開、多重録音の他にサンプリングもありそうな「Hold It」。キーボード、ドラム、サックスの絡みを中心にに、ベースも入って、なお音を重ねる「The Nerve」。素朴なメロディを真ん中に不思議な音風景「Koutomé」は、アフリカの風を感じる。
タイトル曲「Circuits」、エレクトリック・サウンド爆発で、クリポタの世界全開!いやいや、ECMの知的な世界も好きだけど、力でねじ伏せるマッチョなクリポタも大好き!!メンバーの超絶ソロもオンパレード、一丸ですぜ。
吹くは吹くは、叩くは叩くは、、超テンション高い「Green Pastures」、圧倒的な存在感。
様ざまな音が重なる少し暗めの静かめな曲「Queens of Brooklyn」。アルバム的には良いアクセント。
冒頭から高速フレーズのユニゾンで飛ばす「Exclamation」。タイトル曲もかっこよかたけど、この曲も密度もテンションも高くて飛ばしまくりだぜ!懐かし愛しのブレッカー・ブラザーズを思い出しますねっ。
終演は、近未来的な響きを持った「Pressed for Time」、ハーランドの刻む細かいリズムが前々と引っ張り、瞬発力、判断力の勝負、全員で着地点を目指す!驚愕!!

マルチ奏者、作曲者としての力強い魅力を遺憾無く発揮。
瞬発力と即興重視で、凄まじいまでのグルーヴ。最強伝説を更新!
わ〜い、、わい、すげぇ…ぜひ、このバンドで来日してくださいね♪

1. Invocation
2. Hold It
3. The Nerve
4. Koutomé
5. Circuits
6. Green Pastures
7. Queens of Brooklyn
8. Exclamation
9. Pressed for Time

Chris Potter(ts, ss, cl, b-cl, fl, sample, g, key, perc.)
Eric Harland (ds)
James Francies (keys)
Linley Marthe (el-b) #3,4,5,8

今日のおまけは、たぶん、、ご本人があげていた「Circuits」。

んじゃ、退散♪

2019年3月10日 (日)

やっぱり、今回も思索的 『Étoilée / Joe Martin 』

Etoilee


米国のベーシスト、ジョー・マーティン。リーダー作『Not by Chance』は、クリポタさま、メルドー、ギルモア、という豪華なメンバーで、内容も知的で青い炎って感じでとてもお気に入りだったのですが、、
今回も、マーク・ターナー、ケヴィン・ヘイズ、ナシート・ウェイツと言う豪華なメンバー。
名脇役とでも言おうか、、ターナー、クリポタ、カート・ローゼンウィンケル、ギラッド・ヘクセルマン、、などなど、、とあちこちで活躍。眉目秀麗だった若者も、実力派の中堅どころになりましたよね。お姿もかっこいいのだよぉ。
今回も、全曲8曲が彼のオリジナル。

オープナーは、ターナーが優雅に踊る「A World Beyond」。フェンダーの美しさ、綿密な4人の連携、、どれをとってもセンス良い。
知的なベース・ソロから始まる「Malida」、タイトルは奥さまと2人息子さんの名前を連携させたものらしい。力強いドラミングにのって3人のシリアスでクールなソロが長めにフィーチャーされた長尺な演奏。
軽快で動きのある「Prospecting」。音楽家の両親に捧げられたバラッド「Two Birds」。ゆったりと優雅な時間。探るようなパートと高速で疾走するパートの行き来が面白い「Safe」。
物語を読むような流れ「Long Winter」、メロディアスに歌うターナー、、そして、最後のボーイングの美しさは、春の目覚めのよう。
「Étoile」は、お嬢さまの名前から。ターナーのソプラノが叙情的、ヘインズのピアノもエキゾチック。
終演は、マーティンらしい思索的でクールな「5X3」。知的なベース・ソロ、抽象的なターナー、ヘインズのソロ、、最後まで淡々とした感じ。

前作のリーダー作のように、メロディや演奏にインテリジェンスをバシバシ感じる。
長年の友である、マーク・ターナーやケビン・ヘインズとの息はぴったり。ナシート・ウェイツも良いお仕事。
密度は濃いけど、重さはなくて、彼の音楽への美学と家族への愛情が詰まった1枚。


1. A World Beyond
2. Malida
3. Prospecting
4. Two Birds
5. Safe
6. Long Winter
7. Étoile
8. 5X3

Joe Martin (b)
Mark Turner (ts, ss)
Kevin Hays (p, fender rhodes)
Nasheet Waits (ds)

ちょうどいい動画がみつかりませんでした。
Sunnyside RecorのHPで、「A World Beyond 」が聴けます。

この春は、、わたし的サックス祭りとなっています。。
クリポタ、ブランフォード・マルサリス、ジョシュア・レッドマンとリーダー作をリリース。
マーク・ターナーは出さないのかな?って思っていたら、ここに居ましたね。

んじゃ、退散♪

2019年3月 9日 (土)

味わい深いウェス・トリュビュート 『Bumpin' / Claire Martin & Jim Mullen』

Bumpin' : Celebrating Wes Montgomery / Claire Martin & Jim Mullen

Bumpin

クレア・マーティンはイングランドのベテラン歌手。ケニー・バロンのトリオとの『Too Much In Love To Care』を持って居るだけなのですが、今回はウェス・モンゴメリーのトリュビュートってあったので、、ついポチりました。2018年は、ウェスの没後50周年だったのですね。
もう1人の主役は、スコットランドのベテランのギタリスト、ジム・ミューレン。彼女とは30年以上の付き合いで、ウェスのように親指の腹で弾くそうです。ピアノ、ベース、ドラムはデンマークのミュージシャン。

オープニングは、「Road Song」、洒落たアレンジにのって、マーティンの少しだけハスキー、でも、重たくないナチュラルな歌声が弾む。ピアノ、ギターのソロもかっこいい。親しみやすい肩の力の抜けた「Polka Dots And Moonbeams」。姉御肌の風格「Willow Weep For Me」。
ロマンティックなギターに誘われて、しっとり歌い込む「'Round Midnight」。軽快なバッキング、グルーヴィーな「If You Could See Me Now」。
溌剌と、、そしてエモーショナルにピアノと一緒に歌い上げる「Goin' Out Of My Head」。
ブルージーに各楽器とともに渋い演奏を聴かせるタイトル曲「I Could Get Used To This(Bumpin')」。テンポよく歌い上げる「West Coast Blues」。歯切れよく「Back In The Room (Bock To Bock) 」、ギターとピアノのソロがクール!気合の入ったギター・ソロが聴ける「Born To Blue (Born to Be Blue)」、気怠く、味わい深く。
終演は、ギターとデュオで、ゆったりしっとり「The End Of A Love Affair 」。インティメイトなギターの寄り添いでうっとり。

肩の力の抜けた、でも、歌のツボを押さえたヴォーカルは嫌味がなくて素敵。
ギターはもちろんピアノのサポートも光ってます♪


1. Road Song
2. Polka Dots And Moonbeams
3. Willow Weep For Me
4. 'Round Midnight
5. If You Could See Me Now
6. Goin' Out Of My Head
7. I Could Get Used To This (Bumpin')
8. West Coast Blues
9. Back In The Room (Bock To Bock)
10. Born To Blue
11. The End Of A Love Affair (vocal & guitar duo)

Claire Martin (vo)
Jim Mullen (g)
Mads Bærentzen (p) except #11
Thomas Ovesen (b) except #11
Kristian Leth (ds) except #11

今日のおまけは、レーベルがあげていた「Goin' Out Of My Head 」。

庭のパンジーやビオラが元気になってきました。
彼女たちは、雪の下で春をまってたのですよ。秋に植えた株はとても強いし元気があります♪

んじゃ、退散♪

2019年3月 8日 (金)

「究極の」は冠は伊達じゃない! 「Miroslav Vitouš Trio @ Cotton Club Tokyo ( 3/7 1st )」

Miroslav Vitouš Trio @ Cotton Club Tokyo ( 3/7 1st )

Miroslav

Miroslav Vitouš (b) Emil Viklický (p) Roberto Gatto (ds)

チェコの伝説のベーシスト、ミロスラフ・ヴィトウスが25年ぶりに来日とのことで、、
あのウェーザー・リポートの結成当時のメンバー、その後もECMを中心に精力的に活躍してきたベーシストのお姿を拝見いたしたく初日に行ってきました。
メンバーは、同郷チェコのピアニスト、エミル・ヴィクリッキーとイタリアのドラマー、ロベルト・ガット。余談ではありますが、まさか、ロベルト・ガットをイタリア人以外のユニットで聴くことになるとは思ってもいませんでした。フレスとボラーニという私的スターを揃えた『The Music Next Door』ってアルバムを持ってます。チェコ勢と来日したんだね。

先日、ドミニク・ミラーのライブで座った席が、思いの外、観やすく聴きやすくて気いっていたので、、今回も同じ席に。空いててラッキー!
で、見渡すと、、ステージにおいてあるベースは、チェロと同じくらい小さい。どうやら、トラベルベースのようでお隣のご夫婦がベースやアンプの話題で盛り上がってました。椅子が用意されていて、座って弾きましたよ。

と、時間となりました。とても、、ゆっくりとそろそろと歩かれてて、、ちょっっと、、心配になってしまった。(大丈夫か?)
ところが、演奏が始まるとその心配はすぐに払拭されちゃいましたよ。
一聴に、絶対的な迫力とか威圧感とかはないのですが、、全てにレベルが違いすぎる。
オープナーからスラブ系の哀愁のあるフレーズを交えながら、ピアノと絡んでいくのだけど、最初に感じたのはソロでのスピード感がすごすぎる。体も大きくて手も大きいのだろうけど、、指もとても長い気がした。その長い10本の指が、まるでそれぞれ意思をもって動いているようなスピード!
そして、バッキングでもグイグイくる。力強くて躍動感あるベースに耳が釘付けになってしまう!

彼がギアを1段階あげると、我々の感覚の2段階も3段階もスピードが上がってしまう感じ。
ベース・ソロを含めて、ピアノとフレーズのやり取りや、高速のユニゾンなど、、想像の次元と違うところに居る人、その演奏を目に前で聴けて幸せ。
そして、1曲ソロ・ベースで演奏した「When You Wish Upon a Star」あちこちに見え隠れする可愛らしいメロディと裏腹の超絶テクニックが驚愕。いやいや、無理してきてよかった。。
即興で自在にやり取りする場面なども沢山あって、70分がぎゅっと詰まった時間。

肩を揺らしながら楽しそうに弾くピアニスト、とても音が綺麗で歌心がある。どうやら、エキゾチックな曲は彼のオリジナルらしい。絶大な信頼を寄せられているのがよくわかる。ピアノ・ソロで「Caravan」を演奏したが、個性的でリズミカルで面白かった。
そして、ブラシ、スティック、マレット、手を使った多彩で繊細なドラミングでサポート、、職人肌のムード・メーカー。笑顔が素敵なドラマー、今度はイタリアのミュージシャン主体のユニットにも行きたい。

アンコールは、会場が大喜びの「My Romance」!
ジャズは楽しくなくちゃね!って、感じのヴィトウスさまのウォーキング・ベース最高!
超ノリノリの演奏に、会場からは笑い声もちらほら、当然、各自の演奏はハイレベルでしたぜぇ。

とても、良い経験をさせてもらいました。
やっぱり、伊達に「究極」がついて居るのではないですね。
あんな風に、ベースと彼が一体となってでてくるフレーズは、凄いと思った。
欲を言えば、ボーイングの入った曲も聴いてみたかったな。。
サイン会はなかったけれど、お歳を考えれば、、満足満足!

んじゃ、退散♪

2019年3月 7日 (木)

光と陰が交差する郷愁ある世界 『Absinthe / Dominic Miller』

Absinthe

先日、コットン・クラブのライブに行ってきたギタリスト、ドミニク・ミラー。
この新譜のツアーだったので、会場で買ってサインをいただきました。
前回のアルバム『Silent Light』は、パット・メセニーとジスモンチに捧げた静謐で色彩豊かなアコースティック路線でしたが、今回は印象派のアーティストたちへのオマージュだそうです。
アルゼンチンの若きバンドネオン奏者、サンティアゴ・アリアスを起用、ドラムに古くからの仲間マヌ・カチェが加わっている♪ 全曲、ドミニク・ミラーのオリジナルで〜す。

オープナーはタイトル曲「Absinthe」。彼がつま弾く静かなギターの音色ではじまる。やがて、バンドネオンの哀愁が加わる。ドラムが切れ味のよいドラムを叩き始めると、光と陰のようなコントラストを強く感じる…。穏やかに温かにメロディアスにすすむ「Mixed Blessing」。郷愁を誘うギターとバンドネオン「Verveine」。ドラムとギターの静寂な時間「La Petite Reine」。
情感が豊かに歌い上げる「Christiania」、バンドネオン郷愁満載。ギターの練習のようなスムースな指の動き「Étude」。風になびくような動きのある光景「Ombu」。フレーズを反復しながら少しずつ変えていく「Ténèbres」。
終演は、穏やかな中に光や色彩の移ろいを感じる「Saint Vincent」。

ギターとバンドネオンが効果的に哀愁を誘う抑制の効いた空間。
光と陰が交差する郷愁ある世界。


1.Absinthe
2.Mixed Blessing
3.Verveine
4.La Petite Reine
5.Christiania
6.Étude
7.Bicycle
8.Ombu
9.Ténèbres
10.Saint Vincent

Dominic Miller (g)
Santiago Arias (bandoneon)
Mike Lindup (keys)
Nicholas Fiszman (el-b)
Manu Katche (ds)

今日のおまけは、レーベルがあげていたタイトル曲「Absinthe」。

一雨ごとに春めいてきましたね!

んじゃ、退散♪

«豪華でグルーヴィーな音空間! 「柳 隼一 & 西川 直人 Duo @ イワイスタジオ (3/3)」

最近のトラックバック

無料ブログはココログ