2019年1月
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音楽で拡がる輪

2019年1月16日 (水)

すでに夢か幻か… 「Pat Metheny “A Night of Duo & Trio” with Linda May Han Oh & Gwilym Simcock (1/13 2nd)」

Pat Metheny “A Night of Duo & Trio” with Linda May Han Oh & Gwilym Simcock (1/13 2nd)

Bn_pat_metheny

(ピンボケばかりだったので、BNさんのHPからお借りしました。m(_ _)m)

Pat Metheny (g) Linda May Han Oh (b) Gwilym Simcock (p)

すでに、次のユニット「Side Eye」が始まりましたね。
でも、このブログは日記がわりでもあるので、「すでに夢か幻か…」シリーズは、、まじな備忘録ということで。
当初行こうと思っていた日に、用事が入っていけなくなり、比較的遅くとった席です。
「ボックス席のL」、でも、とにかく行きたかったのでよしとした。
なので、あまり期待していなかったのですが、これが、、大当たり。
ドラムレスのトリオで、ピアノ、ベース、ギターの並びだったので、メセニーさまは、ずっとこちら側を向いて弾いておりました。
しかも、視線が人の頭からはずれて居たので、近距離ではないけれどもギターを弾く様子がきちんと見えてとてもとてもラッキーな席でした。

ライブは、メインのDaniel Slamanのギターで6曲くらい弾き、MCの後にLinda Manzer Guitarsに切り替えました。そのあとは2曲かな。
ユニットについているタイトルが、「A Night of Duo & Trio」なのですが、まさに、そのままっていう感じで、メセニーを中心とした3人での神業的な演奏、そこからのデュオ、ソロという感じ。あるいは、逆のパターン。
ベースのリンダ・オーは、安定感があり、ごりっと力強い感じ。メセニーに、とても信頼されている感じで、常に超臨戦態勢な状況。ピアノのグウィリム・シムコックは、2人のやり取りや、メセニーのソロに、とても控えめな音で色彩を加えるクラシカルな繊細さと、ダイナミックなソロが素晴らしかった。
でも、すっごく、正直な感想を言ってしまうと、メセニーとリンダの信頼関係ほどではないのかな?って、思ってしまいました。でも、4曲目くらいのドラマチックな曲を盛り上げたのは彼。
前回、アントニオ・サンチェスが居たライブの時より、少し距離を感じたのは私だけかな?
自分が一番嬉しかったのは、大好きなクリス・ポッターとの演奏で聴かせてくれた「This Belongs to You」を聴けたことかな。
以前にUnity Bandで来日した時には、聴けなかったものね。

今回は、ドラムレスのユニットだったので、メセニーのギターから流れ出る、メロディアスなフレーズを聴くのにはとても良いユニットだったとおもいます。叙情的な曲、演奏が多かった。
彼のギターが唯一無二だと感じるのは、知らない曲を演奏してても「パット・メセニーの曲」だと思うから。
アンコールはなくて、最後は「kakinarasu(掻き鳴らす)」??での、熱演。かなりハードなギターのカッティングから、ノイジーでフリーな強面なメセニーが5分以上続いたと思う。途中、肘なども使いかなり混沌としたハードボイルドな演奏でした。

と、いうことで、、ライブの前に呑みすぎたのは、、痛かったです。
今日からはじまる「Side Eye」も、、かなり楽しみですね!
んじゃ、退散♪

2019年1月12日 (土)

未だ創造の翼で滑空している 『Emanon / Wayne Shorter』

Emanon_2

これは、去年の秋頃にでたウェイン・ショーターの作品。遅すぎるよね。
オルフェウス室内管弦楽団とコラボした組曲を中心に、地上最強のメンバーでのロンドンでのライブ盤を加えた3枚組からなるウェイン・ワールド。

提供元によれば、
「少年時代から漫画を好んで描いていたというウェイン自身の原作(モニカ・スライとの共作)、ランディ・ダバークのイラストによるグラフィックノベルを収録したスペシャルパッケージ」
ということで、結構しっかりしたグラフィックノベルがついて、、かなりの金額となりました。。来て、すぐに開封しなかったら、、どこに行ったのか不明になって、、なんと、年末にでてきた。

ハッキリ行って、購入時は、、意味不明だったこのコラボ、ショーターは自身が信じる「多元宇宙の存在」を音楽とグラフィックノベルを通して表現したかった、って、ことらしい。なので、相互で、創り上げてる世界、って感じらしいけど、、我々には、ショーターの独自な世界観が音楽で聴ければ十分、考えちゃいますよねぇ。。
でも、これが、ショーターさまのお望みとあれば、、仕方あるまい!!

ディスク1は、指揮者を持たずにその場その場で問題を解決していくオルフェウス室内管弦楽団とショーターの不動のカルテェットの共演。美しいショーターのサックスは、すぐに何かを暗示するような音色になり、その感情を増幅するようなオーケストラのサウンド。組曲となっている4曲は、主人公Emanonがそれぞれの問題を解決する別個の世界。なので、かなりオーケストラも華々しいサウンドなのだけれど、その中核をなすのはウェイン・ショーター・カルテェットの面々。

ディスク2は、ロンドンでのライブの録音。これ以降は、オルフェウス室内管弦楽団はいません。ディスク1にも入っていた「The Three Maria」が、27分超え、2倍の時間になっている。この間の緊張感、集中力はかなり強くて、恐るべき85歳。強面な感覚。短いけれどさらに強面な「Lost And Orbits Medley」。まるで、精神鍛錬の場。

ディスク3は、少し色付いてる「Lotus」から。恐れを知らず、自らを信じて音を出していく、4人。スリリングに爆発する「She Moves Through The Fair」、大喝采。同名のアイルランド民謡とは関係あるの?インプロヴァイズの鬼たちが踊る「Adventures Aboard the Golden Mean」。終演は、比較的ストーリーがわかりやすく進む「Prometheus Unbound」。

先日のチック・コリアは、77歳にして、現役バリバリと書きましたが、、
ショーターは、85歳で、未だ創造の翼で滑空している。
自分を信じ、相手を信じ、瞬間瞬間変わっていく変幻自在のウェイン・ワールド健在。

ディスク1
Wayne Shorter Quartet With Orpheus Chamber Orchestra
01. Pegasus
02. Prometheus Unbound
03. Lotus
04. The Three Marias

ディスク2
Wayne Shorter Quartet Live In London
01. The Three Marias
02. Lost And Orbits Medley

ディスク3
Wayne Shorter Quartet Live In London
01. Lotus
02. She Moves Through The Fair
03. Adventures Aboard the Golden Mean
04. Prometheus Unbound

Wayne Shorter ( ts, ss)
Danilo Perez (p)
John Patitucci (b)
Brian Blade (ds)
Orpheus Chamber Orchestra

今日のおまけは、オルフェウス室内管弦楽団とコラボした「Lotus」。

今年は、新潟市は雪が少なくてホッとしてます。
どこかに、雪で埋もれた世界があるのかもね。

んじゃ、退散♪


2019年1月 6日 (日)

参りましたっ!  『TRILOGY 2 / Chick Corea Trio』

Trilogy_2


77歳にして、バリバリの現役、レジェンド・ピアニストのチック・コリア。
彼のスペシャルなユニットでの第二弾が、日本先行発売で年末にリリースされました。
年内の投稿は間に合わなくて、ちょっと残念。
今回も世界各国で行ったライブからの抜粋盤の2枚組。(前回は3枚組)
ベースにクリスチャン・マクブライド、ドラムにブライアン・ブレイドというジャズ・ファンなら必聴のメンバー。

1枚目のオープナーの「How Deep Is the Ocean」トラックには、冒頭にメンバー紹介が入っている。
まるで、自分が本当にそのライブに参加しているように拍手したくなる。手垢のついたスタンダードの名曲が、とても新鮮。テーマを大切にしながらインタープレイもたっぷり。
チック・コリアの人気曲「 500 Miles High」。聴き慣れたキャッチーなフレーズが、記憶を呼び起こす。超絶ベースのソロ、韋駄天のようなドラミング、コリアのピアノを中心にスリリングなやりとり、11分があっという間の大拍手。
セロニアス・モンクの「Crepuscule with Nellie」。モンクの曲は、現代のピアニストにもとても人気だけれど、やはり、一味違う。続いてもモンクの「Work」、いっときも休むことない音のシャワーが続く、インプロの嵐!
スタンダード「But Beautiful」、硬質で透明な音、華やかなピアノ・ソロからはじまり、ゆったりとしながらも 音数は多い彼らしい演奏。
1枚目の終演は、これもコリアの人気曲「La Fiesta」。クールで熱い演奏が続きます。

いやぁ、、もう、思ったように、瞬時のインタープレイ、怒涛のインプロ、燃えますねぇ。

2枚目のオープナーは、スティーブ・スワローの名曲「Eiderdown」。ラテンフレーバーの少し入った映画の幕開けのようなドラマチックな展開。マイルスの「All Blues」、冒頭からシリアスでスリリングでドキドキ、ワクワクする。スティックが刻む音がかっこよすぎ!やんや!!
スティービー・ワンダーの「Pastime Paradise」。独特のリズム、神秘的なメロディがコリアの曲のように踊り出す。
マーチング・ドラムを彷彿させるドラム・ソロの迫力、次々とフレーズが湧き上がるように弾きまくるピアノと3者で超絶な演奏を繰り広げるコリアの名曲「Now He Sings, Now He Sobs」。
ジョー・ヘンダーソンの「Serenity」、哀愁ただようグルービイな曲で疾走、時折見せるリリシズム。
終演は、ケニー・ドーハムの「Lotus Blossom」。あのテーマから、超発展して超絶で高速のインタープレイを展開。凄い!!としか言いようがない高揚感。

ご想像通りの、ハイスペックな演奏。
3者は、3様に超絶に弾きまくっていて、その疾走感とテンションの高さは圧巻です。

いわゆる時代の最先端の音楽ではないのですが、ジャズの最先端をゆく演奏です。
そして、世界のあちこちの演奏が入っているのですが、音圧などとても均整がとれていて違和感なく通して聴けます。

ディスク1
1. How Deep Is the Ocean
2. 500 Miles High
3. Crepuscule with Nellie
4. Work
5. But Beautiful
6. La Fiesta

ディスク2
1. Eiderdown
2. All Blues
3. Pastime Paradise
4. Now He Sings, Now He Sobs
5. Serenity
6. Lotus Blossom

Chick Corea (p)
Christian McBride (b)
Brian Blade (ds)

今日のおまけは、アルバムの「500 Miles High」

このメンバーで、4月の頭にブルーノートに来ますよね。
目の前で聴きたいですよね。。

んじゃ、退散♪

2019年1月 3日 (木)

爽やかに 『nuage ~ニュアージュ~ / 木住野佳子』で願う 「☆ 2019年 みっつの願い (*^_^*) ☆」

『nuage ~ニュアージュ~ / 木住野佳子』で願う 「☆ 2019年 みっつの願い (*^_^*) ☆」

2019年もよろしくお願いしまあす。


★今年は亥年で〜す★

Nuage

『nuage ~ニュアージュ~ / 木住野佳子』

毎年、冒頭を飾るアルバムは、女性ミュージシャンの本人がジャケットになっているアルバムを選んできました。
ことしは、このお方。去年、Bohuslän Big Band @ 越後妻有文化ホール「段十ろう」(10/13)のゲストでした。初めて生演奏を聴いたのですが、踊りながらピアノ弾いてましたよ!
素敵なクリスマス・アルバムをリリースされているのですが、年末に久しぶりに新譜を買ってみました。

世界の名器ベーゼンドルファーを使い、欧州の旅で生まれた「欧州諸国に想いを馳せた曲」が11曲中、8曲!
書き下ろしのオリジナル中心に美しくピアノ響かせている。
20枚目!のアルバムだそうで、クラシカルでリリシズムあふれている。

オープナーでタイトル曲は、1音1音を確かめるような美しいメロディ。ベース、ドラム、パーカッションがそっと後押しします。明るく洗練された「Kissing Piano」。
アコギとデュオで演奏する切ない曲想のバラッド「Azur」。
明るい光景が浮かびあがる「la costa」。モリコーネの「New Cinema Paradise ~ Love Theme」、冒頭は柔らかなソロ・ピアノでの演奏にうっとり。
コントロールの難しいベーゼンドルファーのインペリアルを弾きこなした自負のある「Somewhere Before」。
優しくポジティブな力を持つ「Ocean」。静かに心踊る「My Favorite Things」。リズムの階段で飛び跳ねるような「Dance with Dinosaur」。
ベニー・カーターの「Only Trust Your Heart」、ロマンティックでエレガントに。
終演は、心の火を灯すような、柔らかなソロ・ピアノ演奏で「Akari」。

ロマンチックで繊細、細やかな木住野佳子ワールドを展開しています♪
とても、柔らかで爽やかな音風景。新年、一年の幕開けにぴったり。

1 .nuage
2 .Kissing Piano
3 .Azur
4 .la costa
5 .New Cinema Paradise ~ Love Theme
6 .Somewhere Before
7 .Ocean
8 .My Favorite Things
9 .Dance with Dinosaur
10 .Only Trust Your Heart
11 .Akari

木住野 佳子(p)
竹中 俊二(g)
早川 哲也(b)
加納 樹麻(ds)
岡部 洋一(perc)

では、懲りずに今年も。。。


すずっく的ジャズの2019年みっつの願いでっす。

1.今年こそ今年こそ!!クリポタさまこと、クリス・ポッターに自分のバンド来日してもらい、かぶり付きで参戦!

2.アレッサンドロ・ガラティのソロ・ピアノを目の前で聴きたい。これ、今の状況だと、、イケるかもね!

3.再!!ヘルゲ・リエンのトリオを地元で歓迎したい!

去年のみっつの願いは、「地元でヘルゲ・リエンを聴きたい」だけ、、あたりました。
また、来てほしいな。
あぁ、クリポタさま、、どうか、そろそろ、おいでくださいませ。今年こそは!!

最後に、、

皆さまにとって猪突猛進の勢いのある年であることを祈ってます。

そして、猪の肉には万病を予防するといわれ、「無病息災」の象徴とされていまるそうです。

「どなた様も健康であられますように!」 と、願ってます!

今年もよろしくお願いいたします!m(_ _)m

んじゃ、退散♪

2018年12月30日 (日)

♪ 2018年もお世話になりました ♪

♪ 2018年もお世話になりました ♪

今年も大変お世話になりました。m(_ _)m
今日は晦日!秘密のお部屋のブログ更新も年内はこれでお終いです。
少しだけ、今年を振り返ってみようかな?って思います。


★このライブ印象にのこってます!★

まずは、ライブなのですが、なかなか濃い内容でたくさん観ることができました。
昔は、年に一回も行かない年もあったので、それから考えると凄いなぁ、って、思ってます。
大沢氏と樋口氏のおかげで、新潟に北欧関係やECMのミュージシャンが何人もいらっしゃいました。
まぁ、自分が主催に関わったものを除くと、、

一番、印象に残ったのは、、

★ Adam Bałdych & Helge Lien @ Jazz FLASHI (5/18)

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憧れの2人を、ヴァイオリンの弦が切れたのがわかるほど近くで聴くことができました。
2人とも欧州では、人気の人たちで、小さなライブハウスで演奏するのは少ないのではないのでしょうか?
めちゃ、興奮して、いつも以上に言葉にならなかったです。ヘルゲ・リエンはPer Oddvar Johansen Trioでも来てくれた!!


★ GIUSEPPE BASSI & SUMIRE KURIBAYASHI @ ジャズ喫茶BIRD(11/30)

そして、イタリア好きとしてはたまらないライブが、新発田でありました!
ベーシストは、デュオの『Just You, Just Me』も、イオナータを迎えた『CIAO...AMORE』も、それは力強く温かな音づくり。
世界を飛び回るすみれさまとのデュオでもとても温かで素敵なデュオでした。

★ Danilo Perez John Patitucci Brian Blade」 @ ブルーノート東京(5/23 1st)

ウェイン・ショーター・カルテットの鬼才3人がショーターに捧げるトリオミュージック。変幻自在でエレガント…。音楽的に何がどうきっかけになるのか 愚人の私にはよくわからないのだけど、神さまたちは 妙なところで互いにツボを押し合って めちゃ楽しそうでした♪凄い演奏なのに、気負いなどまったくなく、常に自然体。全員がすごいのすが、やっぱり、ブライアン・ブレイド、、超最高っす!


★ Bohuslän Big Band @ 越後妻有文化ホール「段十ろう」(10/13)

スウェーデンの誇るビッグバンド、ボーヒュスレーン・ビッグバンドが十日町市で公演。木管、金管、その華やかに、美しく軽やかにスイングするさまは、夢の国の音楽。
一人ひとりが素晴らしく、その力がアンサンブルに余すところなく発揮され、美しくエレガント、そして、キレッキレなサウンドのシャワー。もちろん、リズム隊も完璧で、大好きなベーシストの森さまの雄姿も拝めました!しかも、ゲストのTOKUも木住野佳子も最高。めっちゃ カッコいいコラボで、夢としか言いようのない至福の時間。


★ 外山安樹子トリオ「Toward the 11th」ライブ @ Jazz FLASH (9/14)

最後に、、デビュー前からずっと聴いてきた外山安樹子トリオが10周年のアルバムをだして、ツアーで来潟。
いやぁ、たくさんの方々が集まってくださいました。感無量…。初めて、新潟にいらしてくださってた時の心配が嘘のようです。
記念アルバム『Toward the 11th』は、二枚組。一枚は、念願のライブ盤。ライブの熱さに定評ありますものね。アンケートなどとって人気曲をチョイスしました。なので、ベスト盤の様相もあります。もう一枚は、前作より増え続けた新曲を中心にしたスタジオ盤。素敵なニューフェイスが並ぶNew Works盤です。


★ジャズじゃないけどヘビロテだったアルバム★

『TIERRA SIN MAL / Silvia Iriondo』
Tierra_sin_mal

『Double Rift / CRCK/LCKS』
Double_rift



★心に残った映画・演劇・コンサート★

1 「君の名前で僕を呼んで Call Me By Your Name」

2 「タクシー運転手」

3 「万引き家族」

★ プルートゥ PLUTO @ シアターコクーン

★ King Crimson @ Orchard Hall

最後の最後に今年の『ジャズ批評 206号』は、全編クリスマス特集でした。

『ジャズ批評 206号』は、クリスマス・ジャズだぞ♪

私にとって、これほど幸せな特集はありません。
コレクションしたCD、、どうすればいいのでしょうねぇ。。

年末のお忙しい中を 最後までお付き合いくださって、ありがとうございました。m(_ _)m
来年もよろしくお願いします!

んじゃ、退散♪

2018年12月29日 (土)

★ すずっく2018 ジャズ・インスト 編 ★

★ すずっく2018 ジャズ・インスト 編 ★

年末になって、ヤン・エリク・コングスハウク氏が、あのレインボー・スタジオを売却しようとしている、というニュースが入ってきた。そのせいか?今年は、ECMレーベルのリリース&秀作が多く、それだけでベスト10ができそうな怒涛の勢いだった。
一度、頭の中を掃除して、、出てきたベストです。キーポイントは「邦人」ってことになった気がしま〜す。

1.Live / Marcin Wasilewski Trio

Marcin_wasilewski_live

ポーランドのトップ・ピアニスト、マルチン・ボシレフスキのトリオ。ライブならではの躍動感があふれ、激しく情熱がほとばしる三位一体のプレイ。4000人の観客の興奮は半端なく、彼らも観客からエネルギーをもらい、演奏に拍車がかかる。ダイナミズムと、美麗で静謐な部分を併せ持つピアニズムが堪能できるライブ盤。全編、強い高揚感を感じる満足度の高い内容で、ジャズ・ピアノ・トリオの真髄だ!

2.Shades of Sounds / Alessandro Galati Trio

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今年、日本での作品を2枚リリースした、イタリアの人気ピアニスト、アレッサンドロ・ガラティ。全編ロマンチシズム満載、しかも、インタープレイのスリリングな場面も楽しめちゃう、お得盤。美音で情感豊かに歌い上げるピアノ、太くしっかりしたベースが活躍し、ドラムの音の美しさにも感動。ガラティの選曲のお目利きにも感涙。メロディに長けた人は良い曲しってますね。ガラティ流浪漫にどっぷり浸れます。

3.After Bach / Brad Mehldau

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新譜がでるたびに、話題になる現代ジャズ・ピアニストの最高峰、ブラッド・メルドー。今回の題材は、バッハ、そして、ソロ・ピアノ演奏。交互にくるバッハの曲とメルドーの即興に全く違和感はなく、バッハの曲は楽譜通りでも、メルドーの姿が浮かび、その後のメルドーの即興曲はバッハの面影をもちつつメルドーの世界。孤高の人が、また、新しい世界の扉を開けたとうことです。

4.ICTUS / Tamaya Honda ICTUS Trio

Ictus

内外で評価の高いドラマー、本田珠也。カーラ・ブレイの曲が並んだ選曲は、元妻カーラ・ブレイの曲を愛奏していたポール・ブレイへのオマージュ。メンバーのつくりだす緊張感と高揚感が絶妙で、本田の描き出すダークで混沌した色合いに心奪われる。男性的な強さと繊細で知的な感覚が組み合わさったヒリヒリするような感覚が好き。

5.Benign Strangers / Davy Mooney & Ko Omur

Benign_strangers

ドラマー&タブラ奏者、大村亘と米国のギタリスト、デイビー・ムーニーの双頭のアルバム。ムーニーは、温和な柔らかな語り口。必要とあらば、流麗で浮遊感あるフレーズが淀みなく溢れでる。大村は、時に爆発し聴衆を高揚させ、時に繊細に音に拘る。NYの精鋭たちが参加した「現代進行形のジャズ」は、穏やかなメロディ溢れる心安らかな音風景。

6.For 2 Akis / Shinya Fukumori Trio

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ECMからドラマーの福森進也が、リーダー作をリリース。リリカルで美麗なピアノ、穏やかにさりげなく自らを主張するサックス、そして、非常に美しいメロディを奏でるドラムワークで、演奏も「The ECM」って、感じの美しい会話。全編、郷愁を誘う美音三昧。

7.Michel Reis Japan Quartet

Michel_reis_japan_quartet

ルクセンブルグ出身のピアニスト、ミッシェル・ルイスの日本人の俊英奏者たちと組んだフリー・ジャズの要素の強いユニット。彼の持ち味である、エレガントでメロディアスな演奏もありつつ、西口、須川、石若の即興と四つに組んで、爆発。可能性を大きく秘めたユニット。

8.Ciao...Amore / Fratello Joseph Bassi with Domenico Sannna, Max Ionata

Ciaoamore

イタリアのベーシスト、フラテッロ・ジョセフ・バッシが、同郷のピアニスト、ドメーニコ・サンナと人気サックス奏者マックス・イオナータを交えたトリオ作。重厚なベースを中心に、ドラムレスの密度高い演奏。まさに、芳醇な時間!

9.Summerwind / Lars Danielsson Paolo Fres

Summerwind

スウェーデンを代表するベーシスト、ラーシュ・ダニエルソンとイタリアを代表するトランペッターのパオロ・フレスのデュオ作。最小限の音数で、哀愁溢れる叙情豊かな世界。互いの心に響き合う息のあった演奏。

10.Seeking Higher Ground / Maguire Twins

Seeking_higher_ground

マグワイア・ツインズは、日本人の母を持つ米国在住の双子の兄弟。プロデューサー、ドナルド・ブラウンが厳選したメンバーは、アローン・ゴールドバーグをはじめ、ジャズファン垂涎のメンバー。濃いジャズ・スピリットに溢れている、エネルギッシュな白熱の演奏。


次点は、
Live In Healdsburg / Anat Cohen & Fred Hersch

一言、悩ましい!

んじゃ、退散♪

2018年12月28日 (金)

★ すずっく2018 ジャズ・ヴォーカル 編 ★

★ すずっく2018 ジャズ・ヴォーカル 編 ★

3位までの3枚は順位が、どうに入れ替わってもおかしくないくらいな感じで、えいやぁ、って。
が、4位以下が団子状態、雪だるま状態でした。勉強がたらんですね……。

1.The Book of Longing / Luciana Souza

The_book_of_longing

柔らかでフォーキーな声で、歌詞の世界を深く掘り下げます。彼女の歌声、ギター、ベース、そして、微かにパーカッションが聴こえるだけのシンプルな構成。深い陰影を感じる知的で抑制された世界が広がっている。彼女が共演を熱望したとうい情感豊かなベーシストのスコット・コリー、ブラジル出身ジャズ界で評価の高いSSW&ギタリストのシコ・ピニェイロ、2人の弦の響きも豊かで、優しく穏やかで落ち着いた音風景。

2.Descansado - Songs for Films / Norma Winstone

Descansado

4年ぶりの新譜は映画音楽集。手垢に塗れた曲たちも彼女が歌えば、本来の清楚な姿が浮かぶ。曲によって、作詞を手がけ、スキャットで絡む。繊細なアンビエントな空間。有名曲でも、映画の場面はあまり浮かばず、彼女たちの創造した音風景が広がる。銀幕に映し出すのは彼女の人生観。早春の薄曇りのよう。

3.Last Things / Siril Malmedal Hauge / Jacob Young

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ノルウェーのベテラン・ギタリスト、ヤコブ・ヤングと同郷のヴォーカリスト、シーリル・マルメダール・ハウゲのデュオ。優しく柔らかな声、ナチュラルな歌い方で、澄んだ空気を運んでくるヴォーカル、温かく寄り添うギター。穏やかなで静かな時間が流れます。
選曲は、大懐メロ大会の様相だけど、アレンジが良いので歌の素晴らしさが引き立ちます。

4.The Questions / Kurt Elling

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魅力的な歌声、優れたスキャット、4オクターブの音域を持つ実力派ジャズ・ヴォーカリスト、カート・エリング。ブランフォード・マルサリスが共同プロデューサーで、大物アーティストの有名曲を独自の解釈でアプローチ。

5.Carry My Heart / Indra Rios-Moore

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バルセロナに在住、NY出身の女性シンガーソングライターインドラ・リオス・ムーアの、現在の米国政府へのメッセージ作。でも、穏やかで、ムーアの心地よい歌声に惚れ惚れ。


6.Holly / Holly Cole

カナダのベテラン・ヴォーカリスト、ホリー・コール。ラリー・ドールディングスをアレンジャーに迎え、円熟度増しまし。

7.I'm Alright / Woong San

韓国の人気ヴォーカリスト、ウンサン。肩の力を抜いてさらりと聴ける癒し盤。

8.Love Is Here To Stay / Tony Bennett / Diana Krall

90歳超えのトニー・ベネットの渋い歌声、ハスキーで奥深さを感じるダイアナ・クラール、ジョージ・ガーシュインの曲を粋に。

9.Vanished Gardens / Charles Lloyd & the Marvels + Lucinda Williams

フォーク・ロック・カントリー・ブルーズ系のグラミー賞受賞のSSW、ルシンダ・ウィリアムズが、半数曲に参加。彼女のいぶし銀の歌声は効果絶大。


10.Indigo / Kandace Springs

プリンスが絶賛した、キャンディス・スプリングス。ジャズを基調に,ソウルフルでもあり,フォーキな心地よい声で、静かに心に響きます。鬼籍にはいったロイ・ハーグローヴも参加。

次点は、
Ahlam / NES

女性ヴォーカル、男性ヴォーカル&チェロ、パーカッションのトリオ。摩訶不思議な世界に誘ってくれます。

明日は、インスト編です。
んじゃ、退散♪

2018年12月27日 (木)

やさしさに包まれて 『The Book of Longing / Luciana Souza』

The_book_of_longing

真夏にリリースされたこのアルバム。ヘビロテだったのですが、タイミングが合わずに投稿してませんでした。
ジャズ批評の新譜の推薦には選んだんですけどね。
取りこぼしの多すぎるブログですが、これを投稿しないと年末行事に進めません。笑

ブラジル・サンパウロ出身のSSW、ルシアーナ・ソーザ。ジャズとブラジル音楽をベースに、ジャンル、国境を超えたユニークな音楽を届けてくれる。
3年振りの新作は、2016年に亡くなったカナダのSSW、レナード・コーエンの詩集「The Book of Longing」の世界に魅了された彼女が、インスパイアされ自作も含め創った作品。

しかもですよ!共演は、彼女が熱望したとうい情感豊かなベーシストのスコット・コリーとブラジル出身ジャズ界でも評価の高いSSW&ギタリストのシコ・ピニェイロ!
スコット・コリーは、説明の余地もないと思うのですが、ギタリストの方は2005年にリリースされてる「Chico Pinheiro」で、キャッチーなサウンドを聴かせてくれていっぺんにファンになったブラジルのお方。2013年にリリースされた『Triz / Andre Mehmari Chico Pinheiro Sergio Santos』は、メマーリも参加でジャズ・ファンの間でも話題になりましたよね。

オープナーは彼女作「These Things」。彼女が歌い始めたとたんに空気が柔らかくなる。ギターとベース、そして僅かにパーカッションが聴こえるだけのシンプルな編成、2人の弦の響きも豊かで、穏やかで落ち着いた音風景。
「Daybreak 」、「Alms」と、柔らかでフォーキーな声で、歌詞の世界を深く掘り下げる。
スキャットで始まる「Night Song」、ハイトーンに感じるブラジルの心。
「Paris」、「The Book」、「Tonight」と、詩を朗読するように歌い進めるソーザ。
静かに力強く歌い上げる「We Grow Accustomed to the Dark」。
知的で抑制された深い陰影を感じる「A Life」。終演はどこまでも穏やかで落ち着いた音風景「Remember」。

穏やかで、どことなく優雅な声は、シンプルな編成でその魅力を増していると思う。
故郷のブラジル音楽と同等に、ジャズの心を得ている才媛。
今年の一字は「災」でしたけど、、この怒涛の一年の憂さをわすれて、このやさしさに包まれてくださいね…。

1. These Things
2. Daybreak
3. Alms
4. Night Song
5. Paris
6. The Book
7. Tonight
8. We Grow Accustomed to the Dark
9. A Life
10. Remember

Luciana Souza (vo, per)
Chico Pinheiro (g)
Scott Colley (b)

今日のおまけは、ご本人があげていたアルバムのトレーラー。

今日は、新潟市内も霙がふりました。。
いよいよ、、寒波襲来。。

んじゃ、退散♪

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