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音楽で拡がる輪

2018年5月19日 (土)

言葉を失うほど素晴らしい 『Adam Bałdych & Helge Lien @ Jazz FLASHI (5/18)』

Adam Bałdych & Helge Lien @ Jazz FLASHI (5/18)
Adam Bałdych (vln, renaissance vln) Helge Lien (p)

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世の中、、何が起こるかわからんものです。
憧れ続けたミュージシャン2人、、ポーランドのアダム・バウディヒとノルウェーのヘルゲ・リエン!!欧州を中心に活躍するこの2人のデュオが新潟のライブハウスで聴ける日がくるなんて。。まるで夢のようです、今も夢のなかにいるよう。

今回は、去年リリースされた『Brothers / Adam Bałdych & Helge Lien Trio』の、デュオ版日本ツアー。新譜でも使っていたルネッサンス・ヴァイオリンも 持って来ていた。
新譜がでた当時、何人かの方に「ルネッサンス・ヴァイオリンって、何?何?」って、お尋ねしまくったんですが、ライブで見て聴けるとは夢にも思っていなかった。
ちょっと大きくて平らな形状で、ちょっと低い音に調弦されてた。ピチカートを多用するアダムには、表現力の幅を増やすために必需品にみえた。
ピチカートでメロディを奏でる「Love」や 「June」で使っていて、温かな音色が彼の愛ある優しいメロディにぴったりくる。

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演奏は、、知人が言っていたようにダンスをみるような全身を使ったパフォーマンスだった。
ワンフレーズ、、1音を出すために全身全霊で集中する。通常のヴァイオリンの奏法の他に、弓でなでたり、叩いたり、指で弾いたり、叩いたり、、考えられることはなんでも行い、そこから出てくる音がぴったりと音風景にハマる。
もちろん、ピアノのヘルゲ・リエンも負けてはいない。鍵盤を動く手はむっくり大きいのに、とても繊細な音を探し当てる。ペダル使いも素晴らしい。完全なアコースティックライブなんだけど、反響音などで様々な工夫で色彩感覚も鮮やか、内部演奏もどんどん組み入れる。インタープレイの時に互いに見つめあって、楽しい!とばかりに笑顔が溢れる場面は、見ていて一緒に嬉しくなってしまった!
互いの音に反応するっていうか、互いに思っていることがテレパシーでわかりあっているような瞬時の反応でした。いわゆる、、熱いハードバップではないけれど、彼らから送られてくる波動でハートを熱くなりました。
終盤に演奏してくれた「Shadows」が、白眉だった。エモーショナルで、まさに、音のダイナミクスを制した、哀愁と洗練の音楽。心が飛ばされる!!

素晴らしかったです!!

サインをいただき、2人の真ん中で写真もとっていただき、、ぼぉ、、として帰宅。
夢のような機会を与えてくれた、樋口真弓さま、大沢さま、そして、フラッシュのマスターご夫妻には、感謝しかない。ありがとうございました!!


まだ、今日は、新宿ピットイン、明日の昼は柏ナーディス、夜は横浜エアジンと3ヶ所のこっている。
行くしかないと思いま〜す。笑

んじゃ、退散♪


2018年5月16日 (水)

穏やかな音風景 『Benign Strangers / Davy Mooney & Ko Omura』

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Bungalow中村 真Trioで、お馴染みのドラマーでタブラ奏者、私的ブライアン・ブレイド大村 亘氏が、米国のギタリスト、デイビー・ムーニーと双頭のアルバムを出しました。
メンバーは、ブルックリンで活躍する気鋭のコンテポラリージャズの奏者たち。2人のオリジナルから成る意欲作。因みに、大村氏はご自身のブログの中で「Benign Strangers」とは、直訳すると「穏やかな、知らない人々」、意訳すると「知る由のなかった和み」といったニュアンスだと言っています。詩人だね。
2人の新旧オリジナルからお気に入りを選曲した意欲作。

オープナーは、大村作「Benign Strangers」。冒頭から、ムーニーの柔らかなフレーズ、サックスのジョン・エリスの膨よかな音色にうっとり、グレン・ザレスキの美しいピアニズム。そして、大村 亘見参!
ムーニー作「In This Balance of Time」、ベースのマット・クローシー自然で誠実な雰囲気のソロがフィーチャーされ、韻を踏んだような趣のある曲が流れていく。ムーニー作「Dim」、ピアノの美しいタッチが際立ち、浮遊感あるギターがよく歌う。
大村作「Subconscious Partner」、抒情的なピアノ、語るサックス、そして、メロディが聴こえて来るドラミングで魅了する。
大村作「Unimagined Virtues」は、タブラで。タブラって、人間臭くて開放感がありますよね。やってることは人間とは思えないけど。。改めて、普通のドラミングにもタブラの色彩がでるものだなぁ、って、改めて思うのでした。
ムーニー作「Shady Shores」、現代的なフィーリングにあふれた曲。ムーニーの知的なフレージングが素敵。大村作「Hiraeth」、人の内側に広がる果てなき宇宙、そこから広がる各自の想いからの丁寧な演奏、ソロ。
ムーニー作「Polly Pulse」、悠然とした空間、カート流の不思議な浮遊感。
密度の濃い、高揚感あるハイレベルなインタープレイがビシバシ展開されるムーニー作「The Heights」。
終演は、大村作「29th Road」。8月29日生まれは、天の星に祝福された人生です。なんて、感じ。笑

ええと、、ロックではエレキは心の軋轢として居場所を持つ楽器ですが、ムーニーのギターからは、温和な柔らかな語り口がみえてきますね。さすが、セロニアスモンク国際ジャズコンペティション入賞!流麗で浮遊感あるフレーズが淀みなく溢れでます。
エリスは、表現力豊かで魅力的な音質、そして、ゴリゴリと言葉を荒げない。ザレスキの美しいタッチ、フレージングは特筆モノ。そして、ムーニーの浮遊感をつぶすことなく、空間を創っている。百戦錬磨のクローシー、派手さはないけど安定感抜群で確実、そして、流れに自然なソロが素敵、、憶測ですが短い時間でのハイクオリティなサウンドの立役者なんじゃないでしょうか。。
そして、我らが大村亘。空間把握能力が高く、時に強烈なダイナミズムで爆発し聴衆を高揚させ、また、繊細に音にこだわりメロディーが浮かび上がるドラミングで音風景を創り出す。研鑽しているタブラの演奏が色濃くでる「歌うドラマー」ですかね。作曲能力も素晴らしい♪


精鋭たちの繰り広げる「現代進行形のジャズ」は、穏やかなメロディ溢れる心安らかな音風景。ぜひ、1枚。


1. Benign Strangers ビナイン・ストレンジャーズ
2. In This Balance of Time イン・ジス・バランス・オブ・タイム
3. Dim ディム
4. Subconscious Partner サブコンシャス・パートナー
5. Unimagined Virtues アンイマジンド・バーチューズ
6. Shady Shores シェイディー・ショアーズ
7. Hiraeth ヒラエス
8. Polly Pulse ポリー・パルス
9. The Heights ザ・ハイツ
10. 29th Road トゥエンティーナインス・ロード

Davy Mooney (g)
John Ellis (ss, ts, bcl, cl)
Glenn Zaleski (p)
Matt Clohesy (b)
大村 亘 Ko Omura (ds,tabla)

ちょうど良い動画が見つかりませんでした。。が、、
ディスクユニオンで、1部試聴できます。

さて、、ギタリストDavy Mooneyを迎え、気鋭の日本のミュージシャンでツアーをします。

『Benign Stranger』の発売記念日本ツアー
Davy Mooney (g) 大村 亘 Ko Omura (ds,tabla)
古谷 淳 (p) 古木 佳祐 (b)

5/25 名古屋 Star Eyes
5/26 岐阜 DiAngelo
5/27 大阪 浄願寺
5/28 金沢 もっきりや
5/29 新潟 Jazz Flash
5/30 桐生 Village
5/31 甲府 Cotton Club
6/ 1 静岡 Lifetime
6/ 3 吉祥寺 Sometime

ぜひ、どこかでね!

んじゃ、退散♪

2018年5月10日 (木)

ゆったりと抒情的な世界 『Let’s Dance』日本ツアー @ Jazz Flash (5/9)

『Let’s Dance』日本ツアー @ Jazz Flash (5/9)

Per Oddvar Johansen Trio
Per Oddvar Johansen (ds) Tore Brunborg (ss , ts) Helge Lien (p)

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ノルウェーのドラマー、ペール・オッドヴァール・ヨハンセンの新譜(2016)の日本ツアーです。CDのメンバーとサックス奏者が違うのですが、来日したのはノルウェーのレジェンド奏者といって過言でないトゥーレ・ブルンボルグですので、誰も文句は言わないでしょう。っていうか、ピアノは、ヘルゲ・リエンだし、めちゃすごいっす、凄いメンバーっす、私的ノルウェー・オール・スター!

オープンの時間に行ったら、ドア前でメンバーの3人に遭遇。
言葉にならずも、すぐに駆け寄って握手をもとめるって、相変わらずのミーハーぶり。
盛況で、席もすでにかなりうまっており、一緒にいった友だちと最前列ピアノの真ん前に決める。おけげで、ヘルゲ・リエンの魔術師のような素晴らしいテクニックを堪能できました。
一緒に聴いた友だちは、音楽の専門家、ピアノの先生もしている人なのですが、彼女が「ピアノ魔術師」だと称賛してました。

オープナーは、CDのタイトル曲でもある「Let’s Dance」。CDと全然違った導入だけど、抒情的で哀愁を感じるメロディをトゥーレがカーブドソプラノで吹き、綺麗な音色のピアノと緻密な仕事ぶりのドラマが選ぶ音で、ゆったりと抒情的に流れていく時間。
各自のイマジネーションから拡がるやりとり、音創り、音風景、、3人の瞬間瞬間に選択される音の美しさとおおらかさに、心奪われ、心酔。北欧の空気満載です。

トゥーレは、曲によってソプラノとテナーを吹き分けていました。どちらも、よく鳴っていて、バリバリと吹くというイメージではないのですが、小さな音から大きな音までメロディアスで淀みないフレーズで場面を高揚させてくれます。詩情豊かな奏者。そして、テクニシャン。サックスの響きを計算して、ピアノの共鳴と重ねたりして不思議な音を創り出していた。
後半、最後の方でテナーで演奏した曲では、スピリチュアルでエモーショナルだったので、コルトレーンが重なって、、気持ちを遠くに飛ばされた。


ヘルゲ・リエンの魔術師ぶりも長けていた。
透明感ある美しいタッチ、心洗われる綺麗なフレーズ、巧みなペダル使い、時に、内部奏法も交えて様々な場面に対応します。メロディアスな部分をたっぷり持ちながら、インタープレイでの反応も素晴らしい。まさに、ケミストリーな融合。目に前で鍵盤の下から上までスムースに動く指は、思考をもった生き物ようでしたよ。来週も楽しみ!!

そして、リーダーのペール・オッドヴァール・ヨハンセンは、今回演奏した曲のほとんどを書いているのではないかと思います。新譜に入っていた曲以外も取り上げていて、これって伝統曲かな?って思うような曲調のものが多く、雄大な自然の風景や心象描写に知的なセンスを感じました。
そして、音への拘り!北欧のドラマーの多くが、使えるものはみんな使って様々な音を創り出しますが、彼も例外ではなく、弓のようなもの使ってシンバルの縁をこすったり、引っ掛けたりして不思議な音をだしたりしてました。いや、普通にドラム叩いてもとっても・・・

ラスト?で「NO.7」のメロディが聴こえてきたときは、明るく終わるんだな?なんて、簡単に思っていたのですが、そのあとがフリーでアヴァンギャルドな感じに展開し、ぶっ飛びましたよ。
予測のつかないスリリングな感じ、最高だ。みんなでアンコールもお願いしちゃって、終演。

やはり、凄い実力を持ったメンバーです。
3人で創り上げていく『Let’s Dance』世界は、我々の予想をはるかに超えた自由自在な個性的な世界でした。
ツアーは、初日でしたので、まだまだ、皆さんにもチャンスがありますよ。

5/9 (水) 19:30 open 20:00 start - 新潟 Jazz Flash  
5/10(木) 19:30 open 20:00 start - 金沢 もっきりや 
5/11(金) 19:30 open 20:00 start - 神戸 旧グッゲンハイム邸 
5/12(土) 18:00 open 19:00 start - 東京神田 楽屋 
5/13(日) 12:30 open 13:00 start - 柏 Nardis   
      19:30 open 20:00 start - 横浜 Airegin


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う〜ん、、また、雄大な自然、寂しい風景、優しい人たちの多いノルウェーに行きたくなってしまいました。。ツアーの成功を祈ってます♪
また、新潟に来てね!って、5月18日は、「Helge Lien & Adam Bałdych」という、ドリームデュオで、再びフラッシュに登場です。

んじゃ、退散♪

2018年5月 5日 (土)

一緒に瞑想の旅に 『Mito - Solo Piano Improvisations - / Michel Reis』

Mito

ルクセンブルグ出身、ニューヨーク在住のピアニスト、ミシェル・ルイス。
流麗なフレーズ、卓越したセンスの表現力豊かなピアニストです。ジャズ友から教えてもらったピアニストです。
以前に『Capturing This Moment』 を聴いた時に、
「「Image」シリーズはソロピアノなのですが、どれも美しい。
いつか、ソロピアノ集なんてのがでちゃうのでしょうねぇ。。買います!笑」
って、宣言していたのに、入手に出遅れて、別のジャズ友の情報で慌てて購入。何やっているのだか。。

今回は、ソロ・ピアノです。ライナーに、レイスの想いが綴られています。
- ミシェル・レイス -
「このアルバムは水戸のコルテスで録音された即興ピアノ曲集です。これまでここでは私のジャ パンカルテットやレイス・デムス・ウィルトゲントリオで数回演奏をしてきました。コルテスと温かくもてなしてくださるオーナーの伊藤さんから私はとても大きな影響を受け、ここは私にとって第二の 故郷のようになりました。このアルバムを水戸の街に捧げます。」

と、いうことで、1曲「Folk Song 」を除いて、即興曲の演奏です。
コルテスのレーベルCortez Soundと日本での活動のマネジメントをしているMocloud Recordsの共同作業の結果。水戸のライブハウス、コルテスでの2セット。拍手や歓声をカットした集中盤。

オープナーは、次第に光りが差して来るように音が増えていく「Rising」。温かさと優しさに溢れているのは、日の出と日本の未来を重ねているからかもしれませんね。次第に力強く高揚感が増していくにつれ躍動感も素晴らしく、ストーリー性を感じます。
短い中に、淡く儚げな美しさを持つ胸にキュンとくる「Sunae」は、砂絵かな…。
静謐で暗さを秘めた、お得意の?少し不穏な影が現れる「Forest's Edge」。
流麗なフレーズをダイナミックに重ね、壮大な世界が広がる「Lost Temple」。
「Looking Glass」、反復する左手がキラキラと反射する鏡のよう、内省的で耽美的。心の鏡に映る自分の姿か。短いけれど哀愁のあるメロディが印象的な「Echoes」。
既存曲「Folk Song」の郷愁、そして、エモーショナルでドラマチックな展開。
前衛的なフリージャズで、一瞬、自分を解放する「Labyrinth」。
終演は、再び穏やかに穏やかに「Repose」。最後のピアノ響きにかすかに重なる小さな小さな音が心に沁みる。

透明感ある美しいタッチ、エレガントで哀愁あるメロディ、そしてダイナミクスを制した躍動感あふれるピアノ。静寂なゆったりした時間、美しいだけでなく、ほどよい緊張感が心地よい。
レイスと一緒に瞑想の旅にでましょう。

1. Rising ライジング
2. Sunae スナエ
3. Forest's Edge フォレスト・エッジ
4. Lost Temple ロスト・テンプル
5. Looking Glass ルッキング・グラス
6. Echoes エコーズ
7. Folk Song フォーク・ソング
8. Labyrinth ラビリンス
9. Repose リポーズ

Michel Reis (p)

今日のおまけは、「Looking Glass」。


運良く、「Reis Demuth Wiltgen」のトリオジャパン・カルテットを生で聴くことができました。
両方とも。ガチ燃えましたよ!!
今度は、ジャパン・カルテットのメンバーでもうすぐアルバムがでます。
とても、楽しみですね。

んじゃ、退散♪

2018年4月28日 (土)

浪漫の伝道師 『Shades of Sounds / Alessandro Galati Trio』

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澤野工房から『OUTER GOLD, INNER LORD.』の新作が出たばかりのアレッサンドロ・ガラティが、またまた、レギュラーでのピアノ・トリオの新作をだしました。
今度は、寺島 靖国氏の寺島レコードから。録音、ミキシング、マスタリングはステーファノ・アメーリオ。ピアノは、ファツィオリ。
ガラティの敬愛する、エヴァンスの曲、コルトレーンの曲の他に、カエターノ曲、イスラエルの民謡等も入ってます。オリジナルは、名盤『Traction Avant』からガラティファンに親しまれている「Andre」で9曲。

オープナーは、イスラエルの民謡「After You Left 」。深く、哀愁を秘めたメロディ、そして、甘く濡れたような輝きのピアノ。存在感あるベースの響き、少音で空間を彩るドラム。全てが揃いました、と、いう感じの幕あけ。ロマンチシズム溢れストレートに歌う「Stella By Starlight」、ゆったりしたテンポで魅せる三位一体。郷愁の権化のようなメロディと情感こもった演奏「You'll Walk In The Field」もイスラエル民謡。
エヴァンスの「Blue In Green」。間(はざま)を大切にする彼らの「Blue In Green」には、、寒色系の美しい様々なブルーとグーリンが現れ、消える淡麗な演奏。カエターノ・ヴェローゾの「Coracao Vagabundo」、ブラジル音楽の持っている郷愁とイタリア人の心に大きく占める「愛」が溶け合って滑らかな踊りに。
今回、唯一のオリジナル「Andre」。一緒に収められている美旋律の名曲に、全くひけをとらない美メロを繊細にしっとりと奏でる。
ベースのソロから始まるエヴァンスの「The Two Lonely People」。穏やかな曲調のなかで繰り返される転調が心模様のようにも、世間模様のようにも感じ聴き入ってしまう。スタンダード「Nobody Else But Me 」、歌心とスリリングを兼ねあわせたピアノと楽しそうな3人の会話でハッピーな気分。
終演は、コルトレーンの「Moments Notice」。高揚感をもったあのメロディを優雅にちょっとアンニュイに。インタープレイに入ると流麗なフレーズを次々繰り出し、三位一体もお見事。

全編ロマンチシズム満載、でも、インタープレイのスリリングな場面も楽しめちゃう、お得盤。美音で情感豊かに歌い上げるピアノ、太くしっかりしたベースが活躍し、ドラムの音の美しさにも感動。で、ガラティさまの選曲のお目利きには感涙。メロディに長けた人は良い曲しってますね。ガラティ流浪漫に浸ってください。

1. After You Left
2. Stella By Starlight
3. You'll Walk In The Field
4. Blue In Green
5. Coracao Vagabundo
6. Andre
7. The Two Lonely People
8. Nobody Else But Me
9. Moments Notice

Alessandro Galati (p)
Gabriele Evangelista (b)
Stefano Tamborrino (ds)

今日は、ちょうど良さそうな動画がみつかりませんでした。
残念。。

ゴールデンウィークが始まりましたね。
あなたのゴールデンウィークは??

んじゃ、退散♪


2018年4月27日 (金)

『ジャズ批評 203号』がでました〜♪

『ジャズ批評 203号』がでました〜♪

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表紙は、イギリスのジョアン・レーガンの『Just Joan』です。かわいいっ!

特集は、ヨーロッパのジャズ・ヴォーカル・アルバム新旧130枚紹介した、、

『ジャズ・ヴォーカル・イン・ヨーロッパ』

『麗しきEUジャケの世界』


私は、プロフィール6人と15枚のアルバムを寄稿しました。

6人の歌姫たちは。。。
ユン・サン・ナ
ステイシー・ケント
シーネ・エイ
ヴィクトリア・トルストイ
アンナ・マリア・ヨペック
ノーマ・ウィンストン

15枚のアルバムは、、、
Rigmor Gustafsson/When You Make Me Smile
Jeanette Lindström/Attitude & Orbit Control
Cæcilie Norby/Silent Way
Monika Boryzym/My Place
Sidsel Storm/Closer
Jessica Pilnäs/Norma Deloris Egstrom A To Peggy Lee
Sinne Eeg/Dreams
Viktoria Tolstoy/My Swedish Heart
Katrine Madsen/Katrine
Lisa Wahlandt/Stay A While
Anna Maria Jopek/Upjenie
She Moves On / Youn Sun Nah
If I Could Wrap Up A Kiss / Silje (Silje Nergaard)
Dance Without Answer / Norma Winstone
Tenderly / Stacey Kent

好きなアーティスト、好きなアルバムが並びました。
自分の寄稿したアルバムを、改めて聴きなおすと、いわゆるジャズ・ヴォーカル!って、人は少なくて、
他のジャンルに越境している人たちが多かったです。
突然?活動が細ってしまった人とかも居て、心配になったりしましたね。


いつもの「新譜紹介」は、お気に入りの4枚です。


★ For 2 Akis / Shinya Fukumori Trio (福盛進也)


★ Descansado - Songs for Films / Norma Winstone


★ After Bach / Brad Mehldau


★ Live In Healdsburg / Anat Cohen & Fred Hersch

「New Disc Pick Up」でも、ぜひ聴いてもらいたい1枚を。


Ciao...Amore / Fratello Joseph Bassi with Domenico Sannna, Max Ionata

ゴールデンウィーク突入の花の金曜日。
誰も、ブログなんて読んでくれそうにありませんね。笑

んじゃ、退散♪

2018年4月22日 (日)

唯一無二の色彩力  『Returnings / Jakob Bro』

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デンマークのギタリスト、ヤコブ・ブロの前回のアルバムは『Streams』、ドラムがジョーイ・バロンのギタートリオでしたが、その前が、『Gefion』では、今回のドラムのヨン・クリステンセンでした。
前回、ドラムがバロンになった時、年齢的なことなのかな?って、ちょっと不安だったので、レジェンドの復帰はとっても嬉しいです!
そして、デンマークのトランペットの重鎮、パレ・ミケルボルグも参加。
ブロが5曲、ミケルボルグが2曲、2人の名義で1曲の全8曲。吟醸淡麗浮遊系のギタリストのお手並み拝見!

オープナー「Oktober」、浮遊感ある静寂なトーンが全体を支配し、少し哀愁を秘めたトランペットが少し重力を感じさせる秋色の世界。「Strands」、繊細で穏やかなブロのギターは淡々と進み、トランペットが感傷的なフレーズを挟んでいく。フリューゲルかな、柔らかなで穏やかな会話が続く「Song For Nicolai」。ここまで、ブロの曲が3曲続きました。
ミケルボルグ曲「View」、前半のヨンクリの繊細で自由なドラムとモーガンの個性的なベースとのデュオが印象的。ギターとフリューゲルが加わってからも、シリアスでダークな色合い。
ブロ曲が2曲続きます。「Lyskaster」、のどかで優しいメロディを奏でるブロ、ひたすら癒されてしまいます。そして、「Hamsun」は、ベースとのデュオ。音数の少ない2人のデュオですが、優しさに溢れている。モーガン最高!
タイトル曲「Returnings」は2人の名義、少しフリーに寄った感じの演奏で、思索的でミステリアス。
終演は、ミケルボルグ曲「Youth」。希望に満ちた曲調でトランペットが描く風景が美しい。

浮遊感たっぷり、大きな空間に、トランペットやフリューゲルで描き出される情景が美しい。
ブロは、透明感ある色彩感覚が素晴らしい!やっぱりそれは美しい水彩画のようですね。

1. Oktober
2. Strands
3. Song for Nicolai
4. View
5. Lyskaster
6. Hamsun
7. Returnings
8. Youth

Jakob Bro (g)
Palle Mikkelborg (tp, flh)
Thomas Morgan (b)
Jon Christensen (ds)

今日のおまけは、レーベルのアルバムトレーラー。

次の週末からは、ゴールデンウィークが始まりますね!

んじゃ、退散♪

2018年4月21日 (土)

心に浮かぶ蜃気楼 『Music IS / Bill Frisell 』

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音が綺麗な優しいフレージングが大好きな米国のギタリスト、ビル・フリゼール。
去年は、トーマス・モーガンとの『Small Town』に、めちゃくちゃ癒されました!今回は、2000年にリリースされた『Ghost Town 』以来のソロ・アルバムです。
新作、旧作交えて全て彼のオリジナルです。
ジャズ・ギタリストという一括りには絶対できないビル・フリゼール。「コール・アンド・レスポンス」、会話がお得意なフリゼール…今回の会話相手は自分自身、多重録音もある独自の世界。

オープナーは、優しい田舎の風を思い起こすような「Pretty Stars」。モンクの音遊びのような「Winslow Homer」。寒色系の「Change in the Air」。時が止まりそうな「What Do You Want?」。優しい優しい「Thankful」。やっぱり、あの「Ron Carter」ですよねぇ?なかなか、ミステリアスな曲、彼にとってのロン・カーターってこのイメージなのかな。。
ジミヘン風にアヴァンギャルドな超短い「Think About it」。のんびりとロバのごとく「In Line」。宇宙語の入った「Rambler」♪
懐かしい風景、遠い目になる「The Pioneers」。牧歌的、大きな空間に想いの詰まった「Monica Jane」。淡く寒色系の音風景「Miss You」。のどかな気分満載「Go Happy Lucky」。きたぁ、ちょっとノイジーに「Kentucky Derby」。
終演は、彼の本質中の本質アメリカーナ路線、のんびり郷愁たっぷり「Made to Shine」

ボーナストラックは、「Rambler 」の別ヴァーション。アコースティックで癒し満載。

美しい音色で、繊細で透明な空気感は、どんなに疲れた心にもすぅ〜っと、入ってきます。
心の中に蜃気楼のように風景が揺らぎます。

1.Pretty Stars
2.Winslow Homer
3.Change in the Air
4.What Do You Want?
5.Thankful
6.Ron Carter
7.Think About it
8.In Line
9.Rambler
10.The Pioneers
11.Monica Jane
12.Miss You
13.Go Happy Lucky
14.Kentucky Derby
15.Made to Shine
ボーナス・トラック
16.Rambler [Alternate Version]

Bill Frisell (eg, ag, loops, bass, ukulele, music boxes9

今日のおまけは、ボーナストラックの方の「Rambler」。ご本人があげていました。

んじゃ、退散♪

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