2016年9月
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音楽で拡がる輪

2016年9月22日 (木)

Streams / Jakob Bro

Streams

虫の声、高い空、、涼やかを通り過ごして朝晩はめっきり寒くなりましたね。


デンマーク、コペンハーゲン出身のギターリストヤコブ・ブロの新譜がでました。
前作『Gefion』に続くECMからのギタートリオ作品。ベースは前回と同じ絞り込んだ音に魂が宿るトーマス・モーガン。ドラムは、北欧の重鎮ヨン・クリステンセンからしなやかで繊細な魅力を持つ米国ジョーイ・バロンへ。この変化も吉とでてますね。

オープナーの「Opal」から空間系エフェクターを積極的に使った幽玄な響き。
淡々としたシンプルなメロディーラインに絡む浮遊感あるハーモニーが美しい。それは曲が変わっても一緒。どの曲も内省的な音楽性は変わらず、速いパッセージ派手なプレイはほとんど無し。
しかし、内容は興味深くヤコブ・ブロとトーマス・モーガンの2人は同時進行、並走で音風景を作り上げていく。
数少ない音の一つ一つが大きな意味を持つ。その間に架け橋を渡すようなジョーイ・バロンのドラムは超デリケート。
「PM Dream」は、ポール・モチアンに捧げられている3人での即興曲。
「Heroines」は夢の国を彷徨うようなギターソロヴァージョンもある。
終演のドラムが存在感を示す「Sisimiut」まで、全てにおいて心地よい。

まさに夢と現実の間を漂う音楽でした。。


1. Opal
2. Heroines
3. PM Dream
4. Full Moon Europa
5. Shell Pink
6. Heroines [solo]
7. Sisimiut


Jakob Bro (g)
Thomas Morgan (b)
Joey Baron (ds)

今日のおまけは同じメンバーによる「Evening Song」

んじゃ、退散♪

2016年9月16日 (金)

Chick Corea Trilogy with Avishai Cohen & Marcus Gilmore @ 東京ブルーノート(10/15 1st)

Chick Corea Trilogy @ 東京ブルーノート(10/15 1st)
with Avishai Cohen & Marcus Gilmore
Chick Corea (p) Avishai Cohen (b) Marcus Gilmore (ds)

Cc1

メンバー的にもとってもそそられるものがあって、、9月は忙しいのに速攻で予約しちゃいました。
当然、弾丸で聴きにいってきました。
会場は、ちょう満員。先週になって時間ができた友だちは満席で来られなかった。
そうそう、あの臨時椅子もでる大盛況!

メンバー紹介の後、ひとしきり会場の歌唱指導(笑)そこから、一転、シュッと音圧が変わって「500 Miles High」。高速パッセージを織り込みながらどんどん聴衆を惹き付けていく。ベースに絡みつくように力強い音を弾き出すベース、まぁ、よく歌います。相変わらず、凄すぎて目が釘ずけになってしまう。
エッジの効いた音でサポートするドラムの心地いいこと、ソロは迫力あること。彼らの演奏をじっと聴いている大御所の真剣な眼差し。
この1曲終わって、大御所はこのトリオで高みを極める覚悟なんだなぁ、って、みんな思ったと思う。
MCが入って美麗なフレーズ満載でクリスタルのように煌めくソロから入った「Alice In Wonderland」。3人は互いの演奏が嬉しくて仕方ない、って感じで微笑みあう。そして、チックさまもアヴィシャイも何気にソロでの加速感がすごい。本当に不思議の国に迷ったようなアレンジ。
やっぱり、凄いな。。この後も曲毎にMCを挟んで「Continuous」、「Just You One」、「Fingerprints」と、超絶で個性的な2人の演奏に応える熱い演奏を続けました。大御所やっぱり凄いわ。
面白かったのは、「Just You One」はアヴィシャイの曲で、、この曲だけチックさまは楽譜取り出してガン見しながらの演奏。
互いの瞬時の反応を楽しむような、壮絶なインプロの嵐もチックならではのラテンフレーバーと美意識で最後はチック・コリアワールドになってしまう凄さ!


アンコールはライブの途中にも掛け声のあった人気曲「Spain」。
最初はフレーズ毎に会場にハモらせてみんなを盛り上げます。最後は手拍子、ハモり、大盛り上がり!
ブルーノートのステージではめったいに見られないステージ上での握手、、前の人たちとにこやかに握手してた。
これから、ライブの方、、前列にいたら、、迷わず手を差し伸べるべし! 笑
そういえば、、以前に新潟に来た時にも、終了後にステージ前に移動してみんなと握手してましたね。
本当に、フレンドリーでハートフルなお方でした。MCできちんと曲名も教えてくれるし、メンバーを友だちだってさり気なく優しいですね。

って、ご期待通り、、何気に超絶演奏のスーパートリオでした。
前日も、素敵なライブにでかけたのでちょっとお疲れでしたが、テンションアップで新幹線で寝られなくなりました。笑

んじゃ、退散♪

2016年9月14日 (水)

Nearness / Joshua Redman & Brad Mehldau

Nearness


初演から20年以上の間、付かず離れずで互いの作品を行き来きした2人。
現代ジャズシーンを牽引する2人のデュオ作品は、2011年の欧州ツアーのライブ録音です。

オープナーのパーカー曲「Ornithology」のジョシュア・レッドマンのテナーが鳴り始めた時からインティメイトな空気が流れる。主従をスムースに交換しながらぴったりと息のあった見事な演奏が続く。
セロニアス・モンク曲の楽しい事!
でも、ブラッド・メルドーのオリジナル曲2曲「Always August」、「Old West」が良いな。
哀愁あるメロディにソプラノがはまる。
もちろんジョシュアの曲も良い。開放感があって背筋が伸びる。
そして、スタンダードのバラッド「The Nearness of You 」にとどめを刺される。ストレートに想いを語り合う2人に脱帽。美しすぎる!! これは、反則技だ!!
全編に張り詰める緊張と弛緩、でもとても親密な空間です。いっぺんに夢中になってしまいました。。

そう、至高のデュオです!
ライブ録音なので拍手が入るのですが、、思わず観客に嫉妬しそうになる。
でも、この2人での来日ライブが決まってますね。この夢のような音楽を目の前で聴けるチャンスです。

1. Ornithology
2. Always August
3. In Walked Bud
4. Mehlsancholy Mode
5. The Nearness of You
6. Old West

Joshua Redman (ts, ss),
Brad Mehldau (p)

今日のおまけ。

さぁ、目の前でこのデュオを聴いたら、、
考えただけでも、悶絶ものです。

んじゃ、退散♪

2016年9月10日 (土)

TRIO' 2016秋のツアー@ジャズフラッシュ(9/9)

TRIO' 2016秋のツアー@ジャズフラッシュ(9/9)
市原 康 (ds) 福田 重男 (p) 森 泰人 (b)

Trio1

ベースの森さまがスウェーデンから帰国しているときだけ活動できるバンドTRIO' 。
だけど、長年パーマネントに活動を続けているので、抜群の安定感がある。
そして、いい意味での先の読める演奏とメンバーのお人柄で安らぎを醸し出してくれるTRIO' のライブ。
新潟では柏崎、新潟とファンも多く、まるでホームグラウンドにいるようなリラックスした演奏でジャズフラッシュはお客様からの掛け声も入る心地よい時間に。

CDに入ってるスタンダード、賛美歌、オリジナル曲(森・福田)を。

ピアノの福田さまは、華やかでよくよく歌うピアノ。
力強い演奏も歯切れ良くていいのですけど、しっとり系の単音フレーズがエレガントで素敵。まるで、耳元で囁いているよう。。
安定してビートを刻むだけでなく、ソロや絡みに存在感のある森さまにベース。
日本を離れている分気持ちの中に日本的な思いが強いようでとても郷愁あるベース。
MCで場を和ませながらせっせと行商もするバンドの取りまとめ役の市原さまのドラムは、演奏でも要のドラム。
3人の強い個性の違いが音楽に相乗効果となってこのバンドのサウンドとなる。
ジャズが好きな人ならわかる「これぞ、ジャズ 」って珠玉の時が続きます。

どうかいくつになってもこのダンディを忘れないでくださいね。
金曜日の夜を締めるのにとても良いライブでした。

朝晩、すっかり涼しくなりましたね。
ちょっと風邪気味です。。

んじゃ、退散♪

2016年9月 9日 (金)

CKP Trio @ Jazz FLASH 新潟 (9/8)

CKP Trio @ Jazz FLASH 新潟 (9/8)
Jean-ChristopheCholet(p) Heiri Känzig(b) Marcel Papaux(ds)

Ckp1


「美ジャズ」はちょう熱かった!
フランスのピアニスト・作曲家 Jean-Christophe Cholet が率いるトリオ。
ベースの Heiri Känzig とドラムの Marcel Papaux はスイス出身でべーシストはThierry Lang Trioで横浜で聴いたことがあります。超かっこよかった。
新潟市のジャズフラッシュでライブをするとのことで、予々予定していたことを差し替えて参戦!

演奏が始まるとすぐに、「シュッ」と三人の音が収束する。その精度が素晴らしく聴いていてゾクゾクする。
知的で硬質なピアノ、エモーショナルでタフなベース、繊細で的確なプッシュをするドラム。
曲によって様々な表情をみせるトリオ。美しくリリカルなメロディからの即興での三位一体の壮絶な演奏。時々入り込むフリーな感覚が痺れます。でも、難解すぎず、、息のあった素晴らしい演奏。
そして、やっぱり高い作曲能力。心を持ってかれそうなメロディの数々。
爆音から小さな音まで心の奥まで届きます。どんどんイマジネーションがひろがります。
技術だけでなくて歌心がしっかりあって最高峰の欧州ジャズ!

さすが、結成して15年以上のトリオ。
ジャズフラッシュではスタンディングオベーションとなりましたよ。
ぜひ、また新潟へ!って、ことで、サインをいただきご一緒に写真までとっていただきました。
この後ツアーは、上越市、横浜、新宿ピットインとつづきます!
お近くの方、ぜひ♪

んじゃ、退散♪

2016年9月 7日 (水)

夏の疲れがとれる…『Childhood / 渋谷 毅 市野元彦 外山 明』

Childhood

ちょっと、秋になったかな??
『rabbitoo』を主催されている大好きなギターリスト市野元彦さまが、ベテランピアニスト渋谷毅氏と共演を始めたのは、ピアニストが『Tme Flows(like water) / 市野元彦』をライブの合間に聴いたことから。そこに個性派外山明ドラマーをゲストに迎える形の演奏を録音したもの。
スティーブ・スワローとリー・コニッツの曲以外は市野作品。全編、穏やかで美しい音空間です♪

オープナーは、静かな回想風景のような「Childhood」。柔らかな音、暖かなハーモニー、心にやんわり響く。パッチワークのようで遊び心ある「No Restrictions for Plasterer」。
自然な時の流れに身を任せしっとり聴きたい「Short Piece for a Day」。ピアノからもギターからも奏でられるは優しい風景。
スティーブ・スワローの名曲「Falling Grace」の優しさ、美しさ。リー・コニッツの「Subconscious-Lee」は、モダンでクールに。
歩調を合わせるような「Hiking」は、どこか楽しい。終演は郷愁に溢れしみじみしてしまう「Folk Song」。どこまでも穏やかで想像が膨らんでいく音風景。

優しい素敵な曲が並んでいます。そして、互いに見つめ合う静かな音風景が心に沁みます。
優しく秋に誘ってくれる1枚です。、

1. Childhood
2. No Restrictions for Plasterer
3. Short Piece for a Day(Ichino Motohiko)
4. Falling Grace(Steve Swallow)
5. Subconscious-Lee(Lee Konitz)
6. Hiking(Ichino Motohiko)
7. Folk Song(Ichino Motohiko)

渋谷 毅(p)
市野元彦(g)
外山 明(ds)

初回限定「I’m so lonesome I could cry」(Hank Williams)CDーR付き

今日のおまけは同じメンバーで演奏している「Folk Song」

朝晩は、涼しくなってきましたね。
でも、、昼間とのギャップに体がついていきません。。。

んじゃ、退散♪

2016年9月 4日 (日)

終わらぬ夏に『Rubicon / Mats Eilertsen』。。

Rubicon

ノルウェーのジャズの牽引車の一人、ベーシストのMats Eilertsen 。
はじめて買ったアルバムは象的でコンテポラリーな『Turanga』というアルバムだった。
圧倒的な存在感と揺るぎない信念のようなものを持った人で、最近はHubroレーベルからのリリースが多かったです。このブログにはサイドで結構でてくる(というか、、購入のキーワード)なのです。なのにリーダー作は『Sky Dive』くらいという体たらく。
で、長年の夢がかなって去年「Mats Eilertsen’s + Helge Lien Trio」というメンバーをいっぺんに新潟のジャズフラッシュで聴くことができました。
この時は、今回のアルバムのドラムとギターが一緒だったのですが、静かで間を大事にした演奏と思いきや、、スリリングにアグレッッシブに展開する演奏にびっくりしました。
で、、なんと、今度はECMからの初リーダー作です。(サイドでは何回か参加している)
全10曲中8曲がマッツ・アイレットセンの作曲。

オープナーは木管楽器の暖かな音と透明感あるピアノが美しい「Canto」。ベースが静かに、でもたんたんと歌い、、どこか切ない。短いけれど美しく透明感ある「Cross the Creek」はピアニスト曲。
ヴィヴラフォンと木管2本が叙情的に盛り上がる「March」。ベースソロから始まる「Balky」、アンサンブルも美しく心地よい風景。マリンバで始まる「Lago」は心静か。
抽象的で印象的な演奏が続く「BluBlue」は、ちょっとウネるThomas Dahlのギターが決めて。
3人の名義にになっている「Wood and Water」は即興重視で。
ヴィヴラフォンの軽さが曲の美しさをアップしてる「September」。ギターもメロディアスで柔らかな感じで好き。音の重なりが知的な空間を導く「Reminiscent」。
終演は「Introitus」という意味深いタイトル。静かに幕を閉じます。


マッツ・アイレットセンは作曲に演奏に大活躍。だけれど、全員にスポットがあたるように考えられており、アンサンブルもとても美しく、心落ち着く。
7人編成といえ音は選び抜かれており、音風景は静かに吹き抜ける大地の風のよう。
室内の気温がさがります。すでに何処かに来ているはずの秋に想いを馳せながら静かに聴いてくださいね。

1.Canto
2.Cross the Creek
3.March
4.Balky
5.Lago
6.BluBlue
7.Wood and Water
8.September
9.Reminiscent
10.Introitus

Trygve Seim (ts,ss)
Eirik Hegdal (ss,bs,cl,bcl))
Thomas Dahl (g)
Rob Waring (mar,vib)
Harmen Fraanje (p,fender rhodes)
Mats Eilertsen (b)
Olavi Louhivuori (ds)

今日のおまけ。

んじゃ、退散♪

2016年8月25日 (木)

ジャズ批評 193号がでました〜♪

ジャズ批評 193号がでました〜♪

Jcm193

今回の特集は

「ジャズファンが愛するビートルズ&ビートルズ・ジャズ」

です。

ビートルズが来日コンサートから今年でちょうど50年、改めてビートルズ人気を再確認ですね。
ということで、私もアンケートに応えてみました!

すずっくのアルバムベスト5

Abbey Road
Magical Mystery Tour
Rubber Soul
The Beatles
Help!

すずっくのビートルズ曲ベスト5

In My Life
Something
Blackbird
And I Love Her
Yesterday

実際には曲はどれが好き!?って選びきれない感じですが、そこは「えいやぁ」ってかんじですか。。汗
たくさんの方のアンケートの結果もしっかり載ってます。ぜひ、読んでご自身と比べてみてくださいね。

私の好きなジャズのカバー曲

And I Love Her / 10 Years Solo Live / Brad Mehldau

Eleanor Rigby / Songs of Freedom / Nguyen Le

I Will / A Moment'S Peace / John Scofield

Blackbird / 10 Years Solo Live / Brad Mehldau

While My Guitar Gently Weeps / Something In Our Way / Danilo Rea

And I Love Her / Blues & Ballads / Brad Mehldau trio

Let It Be / Walking Shadows / Joshua Redman

And I Love Her / What's It All About / Pat Metheny

Norwegian Wood / Chambertones / Jesse Van Ruller

A Day In The Life / A Day In The Life / Wes Montgomery

みなさんのアンケート結果を観ていると、「あれもこれもそうだったなぁ」、、と、不完全燃焼です。笑


すずっく的おまけ「好きなビートルズ集」

『Songs of The Beatrles / Sarah Vaughan』
『All Your Life / Al Di Meola』

それから、★「New Disc Pick Up」★に2枚紹介しています。

『Melancholy of a Journey / 佐藤浩一』

『Dreaming tree / Naoko Sakata Trio』

推薦してます!!


そして、いつもの★「夜光雲」★は3枚の「涼音」を選んでみました。

Blues And Ballads / Brad Mehldau Trio

I Wish I Knew / Issei Igarashi meets Fmuo Karashima

Miniatures / Glauco Venier

耳をすませば、、秋の気配?夜中には虫の声が聞こえて来る今日この頃。。。
あなたの暑い生活にお役にたつ3枚だとおもってます。
って、、リンクだらけの情けない日記でゴメンなさい。m(_ _)m

んじゃ、退散♪

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