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音楽で拡がる輪

2017年10月20日 (金)

火傷しそうな 「高橋 徹 スペシャルトリオ」 @ Monk's MOOD JAZZ CLUB (10/19)

高橋 徹 スペシャルトリオ @ Monk's MOOD JAZZ CLUB (10/19)
高橋 徹 (ds) 緑川 英徳 (as) 佐藤ハチ恭彦 (b)

Takahashi_3

ズッシーンと心に届くジャズライブを聴いてきました!

アルト、ベース、ドラムのコードレス トリオ。
アルトはアバンギャルドにはじけてもテーマは艶のある音で美しい。バラードも秀逸♪
ベースはソロの歌心たっぷり、そして、ドラムとのデュオの楽しいこと!リーダーのドラムは、これぞ ジャズドラムという感じで 強いグルーブを生み出し、サウンドをまとめあげてました。

今日は、満席とのことで、主催者の方があらかじめ席を決めてくださってました。
嬉しいことに、ドラムの斜め前の席。本来ならば、ドラマーの方々の席なんだろうに。。m(_ _)m

1セット目のオープナーはバードの「My Melancholy Baby」。最初だけちょっと硬い感じがしたのもつかの間、すぐにあたたまって3人で好調の出だし!テーマ後のソロもソロ回しも、ご機嫌。
艶っぽいアルトが軽快吹けばベースもドラムもしっかりプッシュ自然と体が揺れてくる「Jazz Me Blues」。コードレストリオなので、ベースもガンガン歌います。で、その時のベースとドラムのやりとり、絡みが実に親密で微笑ましい!逆も然り。ちょっとノスタルジックなグッドマンの「Air Mail Special」。フリーキーな音を交えながら高速フィンガリング!リズム陣の一体感は半端ない。
歓声があがりましたね♪
バッラドで「Soul eyes」。テーマでのロングトーンで痺れた深遠でスピリチュアルな胸に染みる演奏。一転アップテンポで華やかに「Cheek To Cheek」、そしてドラムソロの大爆発。観客は釘付け、メンバーは終始ニヤニヤと見守るの図。1セット目終了!

30分の休憩中は、隣の地元のピアニストの方と雑談。たのしかったな。
あと、今日は禁煙ライブだったにで、心地よかったです。

2セット目も絶好調の演奏が続きます。まずは、ロン・カーターの「Third Plane」、サックスのアドリブがとどまるところを知りません♪
前半の「Soul eyes」同様に感動しちゃったベース フィーチャーの「The More I See You」。
「好きにやっていい」って、リーダーのお言葉で、ちょっと考えゆったりと始まったベースソロ。テーマを奏でる頃にはドラムも入って、しばらく2人の蜜月状態を聴き惚れてました。阿吽だね。サックスが入って楽しくないわけがないっ!最後はアルコでテーマ弾いて大団円。
モンクの「Evidence」、途中で「Just You」の掛け声?鼻歌?の入るご機嫌さ。バラッド仕立てで「Cocktail for You」、いや、もう惚れるっ。最後は、ドラムソロで始まる「A Night in Tunisia」、この曲を終わりに持ってくるて、、確信犯でしょう。笑
すでに、熱くなった観客の心に火を注ぐ状況!これで、終わるわけがありません。
拍手喝さいでのアンコールは「I'll Remember April」!良い曲、良いアドリブ、素晴らしい演奏でした!終演。

全身に「ジャズ!」を浴びてご満悦っす♪
3人とも、まったく手抜きなしで全力、観客も熱い声援をおくります。
そして、また、それに応えてくれる!イェーイ!
ジャスって、その場その場がメンバーも勝負であるように、観客だって勝負っす。笑

というわけで、すっごい演奏聴かせてくださった緑川氏のアルバムを買って帰ってきました。もちろん、サインもゲット!
え?他のお二人は、、手ぶらで?でいらしたようで。。

美子さま、いつも素敵なライブをセッティングくださってありがとうございます。m(_ _)m
遠回りして、送ってくださったHさまも本当にありがとうございました。m(_ _)m

んじゃ、退散♪

2017年10月18日 (水)

深秋のため息 『Grace / Lizz Wright』

Grace

ジョージア州出身、牧師の父の影響で聖歌隊にも参加していたブルース&ジャズシンガー、リズ・ライト。すでに、5枚のアルバムを出しています。
過去にもタッグを組んだことのある異才ジョー・ヘンリーをプロデューサー迎えて。

オープナーは、ジョー・ヘンリー繋がりでシカゴ・オブ・バードの「Barley」。洗練と泥臭さの極み。
荘厳な響き「Seems I'n Never Tired Lovin' You」。貫禄の「Singing in My Soul」。
心に染み渡る「Southern Nights」。ファンキーな「What Would I Do Without You」。壮大でドラマチックなタイトル曲もジョー・ヘンリーつながりでローズ・カズンズの「Grace」。打って変わってギターとナチュラルに歌いあげる「Stars Fell on Alabama」感涙もの。ディランの「Every Grain of Sand」はたんたんと。
ふくよかな声にうっとりする「Wash Me Clean」。
終演は、S.S.W.メイヤ・シャープとの共作「All the Way Here」。静かな説得力、胸にジンとくる…。


リズ・ライト、自らのルーツに帰依した貫禄の1枚。
深まる秋に、味わい深い歌声を。

1.Barley
2.Seems I'n Never Tired Lovin' You
3.Singing in My Soul
4.Southern Nights
5.What Would I Do Without You
6.Grace
7.Stars Fell on Alabama
8.Every Grain of Sand
9.Wash Me Clean
10.All the Way Here

Lizz Wright (vo)
Jay Bellerose (ds, perc.)
David Piltch (b)
Chris Bruce (g)
Marvin Sewell (g)
Kenny Banks (p, org)
etc.

今日のおまけは「Southern Nights from Grace」

10月も半分過ぎてしまいました。
クリスマス・アルバムの情報もお待ちしています!
リズ・ライトとグレゴリー・ポーター、、クリスマス・アルバムを出さないかなぁ。。

んじゃ、退散♪

2017年10月16日 (月)

ビターテイスト、硬派な艶っぽさ 『毒ある寓話 -Poison- / 伊藤 志宏 trio syncretia』

Photo

ギタリストの藤本一馬との『Wavenir』ツアーを谷中のホールで聴いたことがあります。
この時も圧倒するピアニズとしかいいようのない素晴らしい演奏。機会があればまた聴きたいと思っているお方です。
その彼の新譜は、レギュラーピアニストであるオバタラのパーカッショニストである大儀見元と、そこからの繋がりのベテランベーシストの坂井紅介のトリオです。
最後のソニー・ロリンズ曲を除いて全てオリジナル。

オープナーは雨音が次第に激しくなっていくような「夜来風雨の声」。「花落知多少」と続きそうなどこか艶のあるピアノ。ダイナミックで三位一体の陶酔感を味わえる「カオスとクロノス 」。
幻想のようなリリカルなピアノソロで始まる「スコプトフィリアの愛 #3」。ベースとパーカッションが眠っている炎を呼び起こす。
力強いパーカッション、ベースが暗黒の世界に誘う「遠雷」。
神秘的で、どこか黒魔術的な美しさ愛と葛藤「吸血鬼の輪舞曲」。鮮烈、狂気の「シンクレティア・サバト」。
地底に引きずり込まれそうなベースソロで始まる「静寂の風 」。艶のあるピアノの音色にうっとり聴き惚れる。
荒ぶれるパーカッションから予感する狂気の宴「アイテールとカオス」。
羊たちの沈黙のクラリスからハンニバル博士へという意味「Dear H From C」。ドラマチックで情熱的、倒錯した感情がメランコリックに鳴り響く、私的白眉。

と、終演はソニー・ロリンズの「Valse Hot」を明るく、軽やかに。
ん?狐に包まれたような終演。


1. 夜来風雨の声
2. カオスとクロノス
3. スコプトフィリアの愛 #3
4. 遠雷
5. 吸血鬼の輪舞曲
6. シンクレティア・サバト
7. 静寂の風
8. アイテールとカオス
9. Dear H From C
10. Valse Hot

伊藤 志宏 トリオ・シンクレティア
伊藤 志宏 (p)
坂井 紅介 (b)
大儀見 元 (perc.)

今日のおまけは、録音風景ですかね?

今日は、冬のように寒かったですよね。
灰色の暗い空と雨の中、、このアルバムを車でかけていました。
ぴったりすぎて、こわかったぁ。。

んじゃ、退散♪

2017年10月15日 (日)

クリスマス・アルバムの追加情報で〜す。

前回、「ACTレーベルからクリスマス・アルバムがでま〜す♪」と、今年のクリスマス・アルバム情報をあげたところ、ピアノにお詳しい baikinnmannさまから、クリスマス情報をいただきました。m(_ _)m
それが、1枚目!

Opowiesci wigilijne / Andrzej Jagodzinski Trio

Opowiesci_wigilijnec


なんと!私のお気に入りのピアノ・トリオのクリスマス・アルバムの1枚の『Christmas / Andrzej Jagodzinski Trio』を演奏しているメンバーが、同じメンバーでのクリスマス・アルバムです!
すでに、手元にあって、確認しました。前回のものとは別のヴァージョンです。

1. Cicha noc (Silent Night)
2. Z narodzenia Pana
3. Gdy sie Chrystus Rodzi
4. Mizerna cicha
5. Medrcy Swiata
6. Pojdzmy wszyscy do stajenki
7. Jezus Malusienki
8. Gdy sliczna Panna
9. Lulajze Jezuniu
10.Acoz z ta Dziecina

Andrzej Jagodzinski (p)
Adam Cegielski (b)
Czeslaw "Maly" Bartkowski (ds)


それから、ネットでの検索でこういうクリマス・アルバムも発見されました!

Love at Christmas / 横田明紀男 & 長尾珠代

Love_at_christmas


ギターは、ジャズ・ギターの方ですが、ヴァイオリンの方はそういうわけではないようです。
どうも、ご夫婦?のようですね。
古今東西のクリスマスの名曲を、「自身のソロ、そして夫婦でのデュオで、ガットギター、エレキギター、バイオリン、ピアノを曲により組み合わせて」と、あります。ポチっとしました。

1.The Christmas Song
2. Angels we have heared on high
3. I saw mammy kissing SANTA CLAUS
4. Blue Christmas
5. Amazing Grace
6. SANTA CLAUS is coming to Town
7. White Christmas
8. Have yourself Merry little Christmas
9. Merry Christmas Mr.Lawrence
10. O Holy Night
11. Ave Maria
12. Delight!(from Beethoven Symphony No.9)
13. Silent Night


横田明紀男 (g)
長尾珠代 (vn, p)

寒くなってきましたよね。
いよいよ、秋本番!クリスマスの準備も頑張らなくては!!

んじゃ、退散♪

2017年10月12日 (木)

繊細なミニマリズムで創る陰影 『Aki Rissanen ソロ・ライブ @ Jazz Flash (10/11)』

Aki Rissanen ソロ・ライブ @ Jazz Flash (10/11)
Aki Rissanen (p)

Aki_rissanen

(樋口さまのお写真を拝借)

フィンランドのピアニストのソロライブに参加しました!
トリオで来日ツアーをしており、最終日は新潟でソロ・ライブです。

いやぁ、不思議な世界観だった。
右手、左手の鬩ぎ合いから生まれた音の渦に巻き込まれると、自分の位置を見失うような錯覚に陥ります。

生で聴いたわけではないのですが、トリオ(CD)よりストーリー性がある感じがしました。
ぐっと 強く心模様が感じ取れる感じとれ彼を身近に感じられる。
とはいえ、ミニマリズムの手法や 現代音楽のような知的空気満載の硬質な世界は、そのまま。

オープナーが前作『Amorandom』の「Amorandom」だったとのことですが、さざ波のような繰り返しに 知らないうちに心が開き揺さぶられる。あっというまに、知らない世界に巻き込まれてました。遠大なストーリーを感じ、特に後半の美しさは特筆もの!
3曲目に、ロンドンで行われたトーベ ヤンソンの式典?か何かのムーミンの曲。(「Adventures in Moomin land 』だそうです)これは、やっぱり フィンランド人だと思ったわ。ムーミンの物語は、実に哲学的なことが多く語られていて、そこに込められた冒険心や多様性みたいなものが躍動感ある短い演奏につまってた!
この他に、多分新譜からのオリジナルなど含めて、7、8曲。
楽譜をひろげてクラシックも演奏、、と クラシックにも疎い私には現代音楽って感じでしたが。。
そうそう、世界中のミュージシャンたちが「All The Things You Are」を演奏しますが、彼もオリジナルのような「All The Things You Are」で強烈な自己主張をしてました。。
そう、サティのような悠久の時間を感じる場面もあったり、、ミニマリズムを酷使した高揚感ある場面もあったりと、刺激的だった。
少し、体調が悪そうだったのですが、アンコールも気軽にうけてくださり、アキ・リッサネン・ワールド終演。

右手に左手をかぶせて 繊細に音に変化をつけていくのが印象的でした。音のグラデーションが凄く深くて探究心を垣間見る感じ!!
スリリングで、ちょっと尖った知的で哲学的な世界。
難解なのですが、お茶目な部分もあって、アキ・リッサネン、一筋縄では行きませんね。
う〜ん、すごかった。知らない世界、未体験な事はたくさんありますよね。。

新譜にも持っていたCDにもサインをいただいて、帰ってききました。
新譜のジャケット写真が、夏にフィンランドにおでかけしたときに行ったNuuksio National Parkでした♪
どう?下は、私が撮ってきた写真です。

Aki_rissanen2


地元でこういうライブを体験できることは、今の私にとってとても嬉しいことです。
誘致してくださった樋口さま、招聘してくださった大沢さま、そして、いつも素敵な環境を提供してくれるマスター、女将、本当にありがとうございました。m(_ _)m

追記

ご本人からセットリストが追加されてました!
なんと、オリジナルは前作中心だったんですね。
本当に、即興中心の強面なライブだったのですねぇ。。と、改めて。

1. amorandom
2. for Jimmy giuffre
3. adventures in Moominland
4. signettes
5. all the things you are (standard)
6. Ligeti Etude No 5
7. pulsar
8. blind desert encore


んじゃ、退散♪

2017年10月 9日 (月)

秋の夕暮に… 『Dreams / Sinne Eeg』

Dreams


陽が落ちるのが早くなりましたよね。
三連休の最後の夕方、、ブルーな気分の方も多いのでは?
そんな貴方にぴったりなアルバムがこれ!

シーネ・エイは、デビュー盤の頃からフォローしている大好きなボーカリストです。超美人で、スタイルがよくて、歌が巧い、って、三拍子そろった恵まれたデンマークの歌姫。
そして、ビッグ・バンドと共演したクリスマスのアルバムだってあるし、最新作はベースとのデュオだった。常に、前向きに自分をプロデュースできる才女です。そして、今回彼女は、このアルバムをはじめてファンディングで実現したのだそうです。

メンバーは、長らくパートナーである同郷のヤコブ・クリストファーセン、そして、米国のラリー・クーンズ、ジョーイ・バロン、スコット・コリーという期待の高まるメンバー。ラリー・クーンズのギターは甘く優しい白いギターです。
オリジナル6曲、スタンダード5曲。

オープナーは、「The Bitter End」、オリジナルが3曲つづきます。ドラムとベースが印象的、堂々とした歌いっぷりに、またまた、進化を感じる。
スキャットを交えて軽々と歌い上げる「Head Over High Heels」。
しっとりしたバラード「Love Song」。ちょっと、ナンシー・ウィルソンを思い出す。ナチュラルな中に黒さを秘めて。ギターも素敵。。
ドラムとのやりとりから始まる「What Is This Thing Called Love」。スキャットがかっこいい。ピアノトリオの部分もビターテイスト。
ギターとベースのデュオで歌う「Falling In Love With Love」。甘いギターの音色もあってリラクゼーションたっぷり。
オリジナルが3曲つづきます。まずはタイトル曲「Dreams」。優しいメロディをギターと共にユニゾン、それは夢見心地。。ベースもピアノも歌心たっぷり。歌詞はない曲だけど歌に満ち溢れてる。「Aleppo」は、シリアの都市から。沈んだ曲調、哀しい歌詞、表現力のある歌。再演「Time to Go」の説得力。感情の機微がメロディにのって迫ってくる。
ユニークな「I'll Remember April」、彼女の粋な「四月の思い出」。
ピアノデュオの「Anything Goes」は、のびのびと自在。ピアノとの絡みかたに実力を感じますよね。終演。
日本盤は、余裕綽々な「On a Clear Day」。最後の最後までたっぷり楽しませてくれました。

歌の巧いのはもちろん、安易な演奏に絶対走らず、彼女の世界観を堪能できる1枚。
秋の休日の夕暮れ時、この圧倒的な存在感で幸せに浸ってくださいね。

1. The Bitter End
2. Head Over High Heels
3. Love Song
4. What Is This Thing Called Love
5. Falling In Love With Love
6. Dreams
7. Aleppo
8. Time to Go
9. I'll Remember April
10. Anything Goes
11. On a Clear Day

Sinne Eeg (vo)
Jacob Christoffersen (p)
Larry Koonse (g)
Joey Baron (ds)
Scott Colley (b)
Add.Vocals
Sinne Eeg ,Warny Mandrup ,Lasse Nlsson ,Jenny Nilsson

と、良い塩梅の動画がみつからなかったので、今日のおまけはクリスト・ファーセンとのデュオ。

父の命日でした。心に寄り添うヴォーカルですね。

んじゃ、退散♪

2017年10月 7日 (土)

幻想の世界へ 『Provenance / Bjorn Meyer』

Provenance


ECMで活躍するニック・ベルチュのRoninのベーシスト、ビョルン・マイヤー。
新譜は、ベース・ソロのアルバム。ペルシャのAsita Hamidiというハープ奏者・シンガーに想いをよせた作品。
彼女の曲「Garden Of Silence」以外はマイヤーの曲。

使用するベースは、6弦エレクトリック・ベースとアコースティック・ベース・ギター。そして、多重録音も。
一般的に思い浮かぶベースのソロアルバムとはかなり一線を画しますね。
まるでギターとエレクトロニクスを使ったアンビエントな音風景です。

オープナー「Aldebaran」から静かで幻想的な雰囲気。多くの曲は、残響音とミニマルの吸引力で夢の世界に誘い込む。「Three Thirteen」、「Traces of a Song」のように感情の流れを感じる曲もある。
「Squizzle」は、アコースティック・ベース・ギターなんだとおもうのですけど、かなり強く主張する。
「Dance」とか。ほんとギターのよう。唯一のカバー曲「Garden of Silence」は、翳りのある胸に響くメロディ。
終演は、少し現実の世界に引き戻される音造り「Merry-Go-Round」。

基本的には、残響を効かせ、ミニマルなフレーズを繰り返しながら、1音1音を大事に響かせる世界です。
でも、多彩で飽きることはない。心のすぅっと、、静かに、、あたたまっていく感じ。
気持ちのよい音空間で、寝落ちしそうな(褒め言葉)曲もあり、とても幻想的夢のような風景が広がってる。

静かな心落ち着く夜の音風景でした。秋の夜長にいかがでしょ?

1. Aldebaran
2. Provenance
3. Three Thirteen
4. Squizzle
5. Trails Crossing
6. Traces of a Song
7. Pendulum
8. Banyan Waltz
9. Pulse
10. Dance
11. Garden of Silence
12. Merry-Go-Round


Bjorn Meyer (6-string el-b, a-b-g)
本当は、Björn Meyerですね。

今日のおまけは「 Three Thirteen」。


先日、月に薄い雲がかかった際にその周囲に光の輪が現れる、月暈(つきがさ、げつうん)という現象を観ました。
とても、美しくこのアルバムのように幻想的な夜の空でした。

んじゃ、退散♪

2017年10月 5日 (木)

超幸福感に浸れる 『Harmony Of Difference / Kamasi Washington's』

Harmony_of_difference


デビュー・アルバム『The Epic』で話題をさらったアメリカのサックス奏者カマシ・ワシントン。
前作のように、メロディアスでキャッチー。日本先行発売のミニ・アルバム。
と、、いえど、6曲からなる組曲で、ライナーによれば「対位法」を意識した楽曲で、しかも、姉妹のアマニ・ワシントンのアートワークともコラボしたイベントの為のもので、コンセプト・アルバム。

オープナー「Desire」、始まってすぐに懐かしい気持ちになる。遠い昔、憧れたギル・エヴァンスの美しいハーモニーが頭をよぎる。そして、カマシのスムースでおおらかなサックスも懐かしい。ラブリーでパワフルなファラオ・サンダースが浮かんでくる。
と、いえ、、模倣というのではなく、遺伝子なんでしょうね。とにかく、サックスとシンセにうっとり。
シームレスに始まる「Humility」は、華やかでテクニカルな管楽器のユニゾンがかっこいい。トランペットのソロに仰け反りますね。当然、熱いテンション高い演奏が続く。
一転、ポップでおおらかな「Knowledge」。うっとりしていると、スピリチェアルな雰囲気で始まる「Perspective」。キャッチーなテーマを反復しながらエモーショナルに盛り上がる。ラテン音楽の陽気さを哀愁を「Integrity」。
異なるテーマ、それぞれに素晴らしかった。

そして、終演の「Truth」に突入。
途中にはコーラスもはいって、その壮大さに拍車がかかる。
もう、身を委ねるしかないだろう。
夢の中にいろいろな場面が展開されるが、ひとつひとつを切り離すことは不可能。
奏者はそれぞれとても巧く素晴らしい演奏を展開するのだけど、ライトがあたってるその奥で、横で、違うラインが進行していて、その大きな流れが素晴らしい。
特にギター好きな私としては、マット・ヘイズに痺れる。
大団円に向かって再び入るコーラスにノックアウトされて白眉の13分超え。

と、あっという間に31分59秒が終わします。
奏者はみんな巧いし、テクニカルばソロもあるのですが、基本はとてもメロディアスで大らかな音楽が続きます。
超幸福感に浸れるアルバムです。


1. Desire
2. Humility
3. Knowledge
4. Perspective
5. Integrity
6. Truth

すみません、HPからコピペしました。m(_ _)m

Tenor Saxophone - Kamasi Washington
Trombone - Ryan Porter
Trumpet - Dontae Winslow
Piano - Cameron Graves
Keyboards - Brandon Coleman
Upright Bass - Miles Mosely
Drums - Ronald Bruner Jr.
Drums|Percussion - Tony Austin

Flute (Truth) - Rickey Washington
Alto Saxophone (Truth) - Terrace Martin
Electric Bass (Truth) - Thundercat
Guitar (Truth) - Matt Haze
Vibraphone (Truth) - Nick Mancini
Violin (Truth) - Paul Cartwright, Chris Woods, Jen Simone, Tylana Renga
Viola (Truth) - Molly Rogers, Andrea Whitt
Cello (Truth) - Peter Jacobson, Artyom Manukyan
Choir (Truth) - Thalma De Freitas, Taylor Graves, Doctor Dawn Norfleet,Patrice Quinn, Jimetta Rose Smith, Dexter Story, Dustin Warren,Steven Wayne, Mashica Winslow

今日のおまけは 当初よりネットに上げられていた「Truth」。

昨夜は仲秋の名月でしたよね。
新潟は雲の合間からお月さまが顔をだしてくれました。(幸)
明日は、満月。きっと、今日も綺麗なお月様が拝めますね。

んじゃ、退散♪

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